第26節 鳥取×富山 マッチレポート■またも終了直前に決勝点。勢いもたらす連勝劇
- 2015/08/18
- 11:21
【第26節 鳥取1―2富山 ▽得点者:前半4分・中西(富)、同22分・山本(鳥)、後半45+1分・進藤(富)】
前節に続き後半アディショナルタイムに決勝点を挙げて今季2度目の2連勝を飾った。粘り強さ、勝負強さが身に付き始めているのかもしれない。「みんなの自信になったはず。(見ている人にも)最後まで何が起こるか分からないと思わせられるようになってきたのではないか」とDF日高拓磨は話した。試合内容にはまだまだ改善の余地がある。しかし、力を尽くして手にした結果を今はおおいに誇ってよい。成功体験を力に変えてチームの歩みはピッチを上げていく。
カターレは開始4分に先制した。相手CKからカウンターに移行し、MF北井佑季が左サイドにボールを運ぶ。自身と前を走るFW萱沼優聖に相手が引き付けられたタイミングを逃さずに逆サイドを上がってきたFW中西倫也へスルーパスを合わせて勝負あり。中西がペナルティーエリア内でGKより先に触って自身7試合ぶりとなる今季6点目を流し込んだ。
幸先のよい得点を生かしてゲームをコントロールしたかったが、その後は相手のハイプレッシャーに苦しんだ。鳥取はボールを奪うと縦に素早く攻める。FW山本大稀がサイドに流れてボールを受け、ドリブルやスピードで攻撃の突破口になった。前半22分、カターレの攻撃から切り返し、左ウイングバック安藤由翔から右に大きく山本へサイドチェンジして攻め込む。この流れから最後は右ウイングバック秋山貴嗣が変化をつけて中央に切り込みながら左足でクロスを入れ、山本がフリーでヘディングシュートを決めて同点にした。
苦しい時間は前半が終わるまで続き、クロスやCKからゴールを脅かされた。「鳥取はクロスで攻撃を終わる、チャンスがあれば逃さずにシュートを打つというのを徹底し、クロスには信じて飛び込んできた。クロスに対する動き出し、動き直しをしっかりやっていた」(岸野靖之監督)。43分には秋山のミドルシュートが枠を捉えたが、GK飯田健巳が好セーブで防いだ。
カターレはハーフタイムに相手の狙いと対応法を再確認し、後半は立ち上がりからペースをつかんだ。パスワークのテンポを上げるとともに、DF吉井直人らから裏を狙うフィードも交え、鳥取のプレッシャーを外しながら揺さぶった。後半15分にFKから好機があったが相手DFにゴールマウスでシュートをクリアされた。しかし押し気味に進めながらも勝ち越し点がなかなか奪えない。残り5分から最後の攻勢にでて、裏への浮かせたパスからFW苔口卓也がボレーで狙ったほか、CKからのシュートがGK正面を突く場面もあった。
殊勲者はルーキーのMF進藤誠司。前節に初めてベンチ入りして初出場を果たしたばかり。前回10分、今回12分プレーして値千金の初ゴールを決めた。北井が右サイドからドリブルで仕掛けてシュート、DFがブロックしてコースが変わりGKがセーブし切れなかったボールを頭で押し込んだ。「北井さんはシュートの意識が強いから中に入るのではなくこぼれ球を狙って詰めていた。こぼれてこいと願っていた通りに目の前に来た」と振り返った。町田戦の退場で今回が復帰戦だった北井も2得点に絡む働き。後半途中に接触プレーで額から出血する傷を負いながらも奮闘して意地をみせた。
天皇杯の県予選、同1回戦を挟み、第3クール初戦の次節・長野戦は9月6日にホームで行われる。
前節に続き後半アディショナルタイムに決勝点を挙げて今季2度目の2連勝を飾った。粘り強さ、勝負強さが身に付き始めているのかもしれない。「みんなの自信になったはず。(見ている人にも)最後まで何が起こるか分からないと思わせられるようになってきたのではないか」とDF日高拓磨は話した。試合内容にはまだまだ改善の余地がある。しかし、力を尽くして手にした結果を今はおおいに誇ってよい。成功体験を力に変えてチームの歩みはピッチを上げていく。
カターレは開始4分に先制した。相手CKからカウンターに移行し、MF北井佑季が左サイドにボールを運ぶ。自身と前を走るFW萱沼優聖に相手が引き付けられたタイミングを逃さずに逆サイドを上がってきたFW中西倫也へスルーパスを合わせて勝負あり。中西がペナルティーエリア内でGKより先に触って自身7試合ぶりとなる今季6点目を流し込んだ。
幸先のよい得点を生かしてゲームをコントロールしたかったが、その後は相手のハイプレッシャーに苦しんだ。鳥取はボールを奪うと縦に素早く攻める。FW山本大稀がサイドに流れてボールを受け、ドリブルやスピードで攻撃の突破口になった。前半22分、カターレの攻撃から切り返し、左ウイングバック安藤由翔から右に大きく山本へサイドチェンジして攻め込む。この流れから最後は右ウイングバック秋山貴嗣が変化をつけて中央に切り込みながら左足でクロスを入れ、山本がフリーでヘディングシュートを決めて同点にした。
苦しい時間は前半が終わるまで続き、クロスやCKからゴールを脅かされた。「鳥取はクロスで攻撃を終わる、チャンスがあれば逃さずにシュートを打つというのを徹底し、クロスには信じて飛び込んできた。クロスに対する動き出し、動き直しをしっかりやっていた」(岸野靖之監督)。43分には秋山のミドルシュートが枠を捉えたが、GK飯田健巳が好セーブで防いだ。
カターレはハーフタイムに相手の狙いと対応法を再確認し、後半は立ち上がりからペースをつかんだ。パスワークのテンポを上げるとともに、DF吉井直人らから裏を狙うフィードも交え、鳥取のプレッシャーを外しながら揺さぶった。後半15分にFKから好機があったが相手DFにゴールマウスでシュートをクリアされた。しかし押し気味に進めながらも勝ち越し点がなかなか奪えない。残り5分から最後の攻勢にでて、裏への浮かせたパスからFW苔口卓也がボレーで狙ったほか、CKからのシュートがGK正面を突く場面もあった。
殊勲者はルーキーのMF進藤誠司。前節に初めてベンチ入りして初出場を果たしたばかり。前回10分、今回12分プレーして値千金の初ゴールを決めた。北井が右サイドからドリブルで仕掛けてシュート、DFがブロックしてコースが変わりGKがセーブし切れなかったボールを頭で押し込んだ。「北井さんはシュートの意識が強いから中に入るのではなくこぼれ球を狙って詰めていた。こぼれてこいと願っていた通りに目の前に来た」と振り返った。町田戦の退場で今回が復帰戦だった北井も2得点に絡む働き。後半途中に接触プレーで額から出血する傷を負いながらも奮闘して意地をみせた。
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- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第26節○2-1鳥取