第26節 鳥取×富山 富山・岸野靖之監督の会見コメント
- 2015/08/16
- 19:52
★質疑内容を追加しました
●富山・岸野靖之監督
我々のチームには勝点3、これが一番大事だ。最後に点が入って、勝点3が取れた。選手が非常に粘れていたと思う。チーム自体が少し上向いてきている。一つひとつ粘って勝っていくことで自信を深めてほしいと思う。
ただし、サッカーの質というか、内容については良くない。はっきり言うと、(自分たちも含めて)J3のサッカーは山口以外は上では通じない。それで精いっぱい。J3は走って、粘ってというのが特長だが、それだけではすぐに限界がくると思う。きっちりと相手の力を利用して、展開できるチームになっていかないと先がないというのは自覚している。今日は勝点3がすごく大事だった。しかし勝ちはしたが、やっていたサッカーはどうだったのかという視点は見失わないようにしなければならない。
最後まで粘って、頑張っていた選手にはご苦労さんと言いたい。サポーターも数多く来てくれていた。ほかの人たちもいろいろな方法で情報を知り、我々の勝利を喜んでくれるだろう。今後もそういう機会をどんどんつくれたらと思う。
Q:同点に追い付かれた後は押され気味だったが、ハーフタイムをはさんで持ち直した。どこを修正したのか。
我々と鳥取の違いとして、相手はクロスで攻撃を終わる、チャンスがあれば逃さずにシュートを打つというのを徹底していた。また、狙ってCKを得ようとしていたし、クロスに対しては信じて飛び込んでいた。逆にうちは攻撃の途中で奪われて展開され失点した。
そういうかたちをつくるために鳥取は2トップの1人がサイドに流れ、そこで起点をつくって流し込んできた。ハーフタイムにそこに対するケアは指示した。足もとでボールを扱った時に不利な体勢だとみると奪いにきていたので、ワンタッチでボールを回して(奪いにくる相手を外すことで)力を利用するようにも伝えた。あとはサイドを変えること。相手の一番のストロングポイントはカウンターからスペースに出て起点をつくりクロスに信じて飛び込むこと。注意しようと(改めて話した)。鳥取の選手はクロスに対する動き出し、動き直しをしっかりやっていて、そこでマークを見失って失点を喫した。見失わないようにしようとも話した。相手は前半からハイペースできていたので、後半はこちらがセカンドボールを拾えるようになりチャンスもつくれた。それまでは耐えながらの対応だった。
Q:得点したルーキーの進藤選手は前節に初めてベンチ入りして途中出場し、2試合目の今節で貴重な決勝点を挙げた。
彼は身長こそ小さいがジャンプ力や体の強さといった身体能力がある。現在はサイドバックをやっているが、大学時代は攻撃的なポジションをやっていた。カターレではサイドの選手にはかなりの運動量を求めている。(けが人が増えており)DFもMFもできるということで期待した。投入時には、ゴール前に入るなど「何か仕事をひとつしてこい」と送り出した。ポジショニングや最後のパスの精度などまだまだ身に付けなければならないことがある。得点を決めたからといってすべてOKにしてはいけない。しかし、試合を決めるゴールを挙げた。試合で経験した雰囲気、(プレーの)タイミングなどを大事にしてほしい。
Q:第2クールを終えた。失点が少なくなってきた。
もっと少なくできた。最初のころは危ない場所を消せない、優先順位をつけられない、クロスを上げられた時にマークを離してしまうといったところがあった。失点の多いチームで強いチームはない。強くなるには失点しないこと。しかし、失点しないだけでは勝てない。良い守備、意図したかたちでボールを奪うところから、速攻と遅攻を両方できるようにならなければいけない。最後の1巡の対戦では、少しずつ積み上げてきたことを忘れず大事にして、強くプレーできるようにして頑張りたい。
Q:鳥取が終盤に数多く失点していることは念頭にあったか。
最後に集中力が切れることを期待したり狙ったりはしていない。ただ、最初からアバウトなボールも使って走り、それを繰り返し、ボールを収まったら追い越していく攻めを続けていた。落ち着かないので疲れるのも早い。(サッカーでは)ハイペースでいくと最後で集中力を欠くことがあるのは当然だろう。それは自分たちにも言えることだ。
うちでも最後まで走り集中力を切らさないようにとは言っている。それでもこれまでは最後に失点することが多かった。しかし、前回、今回と(終盤に)こちらに得点が入るようになってきている。もっと自分たちのボールを意図して動かし、奪われずに相手にボールを追わせられるようになるともっと良くなる。J3では技術はないが、体が強い、スピードがある、走れる選手が多くいる。そういうチームに対しても、山口のようにボールを動かして相手のゴール前の守りを緩めるようなサッカーを目指していかないと上では通用しない。相手の力を利用するようなサッカーができるようになると、もっとチャンスをつくれるようになる。
●富山・岸野靖之監督
我々のチームには勝点3、これが一番大事だ。最後に点が入って、勝点3が取れた。選手が非常に粘れていたと思う。チーム自体が少し上向いてきている。一つひとつ粘って勝っていくことで自信を深めてほしいと思う。
ただし、サッカーの質というか、内容については良くない。はっきり言うと、(自分たちも含めて)J3のサッカーは山口以外は上では通じない。それで精いっぱい。J3は走って、粘ってというのが特長だが、それだけではすぐに限界がくると思う。きっちりと相手の力を利用して、展開できるチームになっていかないと先がないというのは自覚している。今日は勝点3がすごく大事だった。しかし勝ちはしたが、やっていたサッカーはどうだったのかという視点は見失わないようにしなければならない。
最後まで粘って、頑張っていた選手にはご苦労さんと言いたい。サポーターも数多く来てくれていた。ほかの人たちもいろいろな方法で情報を知り、我々の勝利を喜んでくれるだろう。今後もそういう機会をどんどんつくれたらと思う。
Q:同点に追い付かれた後は押され気味だったが、ハーフタイムをはさんで持ち直した。どこを修正したのか。
我々と鳥取の違いとして、相手はクロスで攻撃を終わる、チャンスがあれば逃さずにシュートを打つというのを徹底していた。また、狙ってCKを得ようとしていたし、クロスに対しては信じて飛び込んでいた。逆にうちは攻撃の途中で奪われて展開され失点した。
そういうかたちをつくるために鳥取は2トップの1人がサイドに流れ、そこで起点をつくって流し込んできた。ハーフタイムにそこに対するケアは指示した。足もとでボールを扱った時に不利な体勢だとみると奪いにきていたので、ワンタッチでボールを回して(奪いにくる相手を外すことで)力を利用するようにも伝えた。あとはサイドを変えること。相手の一番のストロングポイントはカウンターからスペースに出て起点をつくりクロスに信じて飛び込むこと。注意しようと(改めて話した)。鳥取の選手はクロスに対する動き出し、動き直しをしっかりやっていて、そこでマークを見失って失点を喫した。見失わないようにしようとも話した。相手は前半からハイペースできていたので、後半はこちらがセカンドボールを拾えるようになりチャンスもつくれた。それまでは耐えながらの対応だった。
Q:得点したルーキーの進藤選手は前節に初めてベンチ入りして途中出場し、2試合目の今節で貴重な決勝点を挙げた。
彼は身長こそ小さいがジャンプ力や体の強さといった身体能力がある。現在はサイドバックをやっているが、大学時代は攻撃的なポジションをやっていた。カターレではサイドの選手にはかなりの運動量を求めている。(けが人が増えており)DFもMFもできるということで期待した。投入時には、ゴール前に入るなど「何か仕事をひとつしてこい」と送り出した。ポジショニングや最後のパスの精度などまだまだ身に付けなければならないことがある。得点を決めたからといってすべてOKにしてはいけない。しかし、試合を決めるゴールを挙げた。試合で経験した雰囲気、(プレーの)タイミングなどを大事にしてほしい。
Q:第2クールを終えた。失点が少なくなってきた。
もっと少なくできた。最初のころは危ない場所を消せない、優先順位をつけられない、クロスを上げられた時にマークを離してしまうといったところがあった。失点の多いチームで強いチームはない。強くなるには失点しないこと。しかし、失点しないだけでは勝てない。良い守備、意図したかたちでボールを奪うところから、速攻と遅攻を両方できるようにならなければいけない。最後の1巡の対戦では、少しずつ積み上げてきたことを忘れず大事にして、強くプレーできるようにして頑張りたい。
Q:鳥取が終盤に数多く失点していることは念頭にあったか。
最後に集中力が切れることを期待したり狙ったりはしていない。ただ、最初からアバウトなボールも使って走り、それを繰り返し、ボールを収まったら追い越していく攻めを続けていた。落ち着かないので疲れるのも早い。(サッカーでは)ハイペースでいくと最後で集中力を欠くことがあるのは当然だろう。それは自分たちにも言えることだ。
うちでも最後まで走り集中力を切らさないようにとは言っている。それでもこれまでは最後に失点することが多かった。しかし、前回、今回と(終盤に)こちらに得点が入るようになってきている。もっと自分たちのボールを意図して動かし、奪われずに相手にボールを追わせられるようになるともっと良くなる。J3では技術はないが、体が強い、スピードがある、走れる選手が多くいる。そういうチームに対しても、山口のようにボールを動かして相手のゴール前の守りを緩めるようなサッカーを目指していかないと上では通用しない。相手の力を利用するようなサッカーができるようになると、もっとチャンスをつくれるようになる。
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