第1節 YS横浜×富山 YS横浜・星川敬監督の会見コメント
- 2023/03/05
- 18:48
●YS横浜・星川敬監督
開幕戦でなかなか勝てていないという歴史を覆したいという気持ちもあり、前半の入りもすごく良かった。前半最後の失点のところはグループとして我々がそんなに困っていたわけではなく、2人の関係というか富山の個の力で崩された。
後半の2失点目もそういう、ほとんど脈絡のないところから、あそこにボールが入った瞬間から崩された。ただ、あのクロスをシュートして我々の選手は枠を捉えられないが、彼は捉えることができた。そういうところの質は感じた。
そこからのリアクションは、経験のある選手が出場して1点取ってくれてその後もチャンスを多くつくってくれた。プランとして2つ考えていた、彼らは(先発した選手とは異なる)もうひとつのセットだが、きょうに関してはBプランで本線ではなかった。(先発の)チャンスをもらった選手たちが、(きょうについては)後から出場した経験のある選手を超えられていなかった。昨年は松井選手に助けられたが、今年も松井選手のゴールでスタートした。松井選手のクオリティーが依然として高いことの証明ではあるが、頼り切るわけにもいかないので…。
ゴールが生まれたことを前向きに捉えたい。経験を積めた選手もいるので、開幕戦を無駄にせず来週につなげていきたい。
Q:若手が先発し、経験のある選手を途中起用した。意図は。
プレシーズンマッチでJ1のチームとけっこうやらせてもらい、先発した選手たちが高いレベルでの試合で出場していた。
ボールを高い位置で奪えないのが昨年の課題だったが、ボールを奪う強度は先発した選手たちのほうが持っている。しかし、その意図と相手のスタイルがかみ合っていなかった。奪いにいった瞬間に裏返されてしまった。シンプルに前に当ててきていたので途中でシステムの並びを修正した。アンラッキーだったなと思う。もう少しボールを持つ相手ならプレスもはまったと思う。
特長であるライン間でのプレーが発揮できなかった。相手の4-4-2のブロックを崩すのは難しかった。
Q:後半、中盤に経験豊富な3人が入って流れを引き寄せた。
中里も小島も松井もかなり経験がある。そういう選手を補強してくれたのはクラブのサポートの力だ。しかし、彼らの良い所を吸収しつつ若い選手がもっとやってくれないと困る。やり方を臨機応変に変えられるのはチームとしては良いこと。きょうもバックスリーからバックフォーに変えることができた。サブのクオリティーが上がり、去年はなかった柔軟性はある。ただ、未来に進んでいきたいので、若い選手にはしっかりやってほしい。乗り越えなければならない壁だと思う。
Q:この敗戦を今後にどうつなげるか。
きのうのJ3の試合を見ても、混沌としたリーグだなと思う。昨年のように途中で抜け出すチームが出てくるのかもしれないが、自分たちは昨年のように何かしらのかたち、色は付けていきたい。そう考えると後半のほうがより濃い色はでたので、(監督の)わたしとしては難しい開幕戦になった。ただ、得点が取れて、後ろ向きな敗戦ではない。
開幕からホームで3試合連続して戦えるのは良いことだが、プレッシャーにもなる。自分たちにとっては対戦相手も上位ばかりだが、チームの力をみせることが大事になってくる。
Q:ハーフタイムにフォーメーションを変えた狙いは。
相手が前線に早めに当ててくるので前半のように中盤が1人だとけっこうセカンドボールを拾われていた。相手はクオリティーの高い選手がいたので1人では厳しかったかもしれない。どうしてもラインが下がってしまった。0-0でいっていればよかったが、前半最後の失点が試合を左右したかなと思う。
後半はボランチを2人にした。相手の攻撃はそこを頼りにしていたのでチャンスはつくらせなかったと思う。エルゴラッソの記事を見ると、相手はボールをつなぎたいと書いてあったがそれを信じてしまった。それが敗因かもしれない(苦笑)。
追い掛ける展開になって、リスクもあるが(経験のある選手をそろって投入する)Bプランも見てみたいと思った。ビハインドの時は彼らがプレーする機会は増えると今週も伝えていた。相乗効果を生むなら3人をセットで代えるほうが攻撃のクオリティーも上がるという自信もあった。前掛かりになったがその後は失点しなかったので、スタートからそうしてもよいのかなという希望もみえた。(プランBを)0-0の状態でも試せるかどうかは今週やってみて考えたい。あれだけボールが落ち着くと、他の選手も動く時間がつくれる。そういったところが見えたのはポジティブな点だと思う。また、彼らはやれるということが改めて確認できた。
Q:インテンシティー向上に取り組んだ成果はあったか。
インテンシティーのところはJ1と同じ数字でチェックするようにした。去年に比べると間違いなく向上しているが、やはりJ1とは差がある。去年だと前半のうちにさらに失点していたかもしれない。プレシーズンにしっかり取り組んだ成果はあったのではないか。あれぐらいの速さ、強さがあり、長いボールを使ってくるチームにはやられていた印象だが、強調してきたぶん、耐え切る力はでてきたんじゃないかと思う。去年だと0-2、0-3になっていたかもしれない。降格があるシーズンということで強調してきたことが、得点を返し、あきらめない姿勢になっていると思う。しかし、そこからさらに同点に追い付いて勝点1をゲットする力がないと降格争いに巻き込まれてしまう。追い付けなかったこと、追加点を与えたことをチームとして反省しなければいけない。他のチームもレベルアップしているので、自分たちの力がどのへんにあるかは確認しなければいけないと思う。きょうのような試合で最後にもう1点取る力をサポーターのみなさんに示し、最後あきらめないYSを見せていきたい。
Q:前半のような崩しが後半に入ってみられなくなり、パスミスが目立つようになった。その要因はどこにあったのだろうか。フォーメーションを変更した影響もあったのか。
ダブルボランチにしたぶん守備の不安はなくなったが、攻撃は意図したようにいかない現象が起きていて難しいところだった。攻撃時のパスコースが1つ減ったようなかたちになって重たくなってしまった。失点しないうちに修正したかったが、失点してしまった。それで思い切れたというのもある。
相手は4-4-2でブロックとハイプレスを使い分けてきて、前半は4-4のブロックをうまく崩せたシーンもあった。後半は最初こそ良かったが、重たくなってボールを持たされる印象になった。0-1だったら相手もあのままコントロールして逃げ切ろうとしたかもしれない。うちは2点目を与えてしまい思い切って異なるやり方を試し効果があった。今後のシーズンを考えるとよかったと思っている。
開幕戦でなかなか勝てていないという歴史を覆したいという気持ちもあり、前半の入りもすごく良かった。前半最後の失点のところはグループとして我々がそんなに困っていたわけではなく、2人の関係というか富山の個の力で崩された。
後半の2失点目もそういう、ほとんど脈絡のないところから、あそこにボールが入った瞬間から崩された。ただ、あのクロスをシュートして我々の選手は枠を捉えられないが、彼は捉えることができた。そういうところの質は感じた。
そこからのリアクションは、経験のある選手が出場して1点取ってくれてその後もチャンスを多くつくってくれた。プランとして2つ考えていた、彼らは(先発した選手とは異なる)もうひとつのセットだが、きょうに関してはBプランで本線ではなかった。(先発の)チャンスをもらった選手たちが、(きょうについては)後から出場した経験のある選手を超えられていなかった。昨年は松井選手に助けられたが、今年も松井選手のゴールでスタートした。松井選手のクオリティーが依然として高いことの証明ではあるが、頼り切るわけにもいかないので…。
ゴールが生まれたことを前向きに捉えたい。経験を積めた選手もいるので、開幕戦を無駄にせず来週につなげていきたい。
Q:若手が先発し、経験のある選手を途中起用した。意図は。
プレシーズンマッチでJ1のチームとけっこうやらせてもらい、先発した選手たちが高いレベルでの試合で出場していた。
ボールを高い位置で奪えないのが昨年の課題だったが、ボールを奪う強度は先発した選手たちのほうが持っている。しかし、その意図と相手のスタイルがかみ合っていなかった。奪いにいった瞬間に裏返されてしまった。シンプルに前に当ててきていたので途中でシステムの並びを修正した。アンラッキーだったなと思う。もう少しボールを持つ相手ならプレスもはまったと思う。
特長であるライン間でのプレーが発揮できなかった。相手の4-4-2のブロックを崩すのは難しかった。
Q:後半、中盤に経験豊富な3人が入って流れを引き寄せた。
中里も小島も松井もかなり経験がある。そういう選手を補強してくれたのはクラブのサポートの力だ。しかし、彼らの良い所を吸収しつつ若い選手がもっとやってくれないと困る。やり方を臨機応変に変えられるのはチームとしては良いこと。きょうもバックスリーからバックフォーに変えることができた。サブのクオリティーが上がり、去年はなかった柔軟性はある。ただ、未来に進んでいきたいので、若い選手にはしっかりやってほしい。乗り越えなければならない壁だと思う。
Q:この敗戦を今後にどうつなげるか。
きのうのJ3の試合を見ても、混沌としたリーグだなと思う。昨年のように途中で抜け出すチームが出てくるのかもしれないが、自分たちは昨年のように何かしらのかたち、色は付けていきたい。そう考えると後半のほうがより濃い色はでたので、(監督の)わたしとしては難しい開幕戦になった。ただ、得点が取れて、後ろ向きな敗戦ではない。
開幕からホームで3試合連続して戦えるのは良いことだが、プレッシャーにもなる。自分たちにとっては対戦相手も上位ばかりだが、チームの力をみせることが大事になってくる。
Q:ハーフタイムにフォーメーションを変えた狙いは。
相手が前線に早めに当ててくるので前半のように中盤が1人だとけっこうセカンドボールを拾われていた。相手はクオリティーの高い選手がいたので1人では厳しかったかもしれない。どうしてもラインが下がってしまった。0-0でいっていればよかったが、前半最後の失点が試合を左右したかなと思う。
後半はボランチを2人にした。相手の攻撃はそこを頼りにしていたのでチャンスはつくらせなかったと思う。エルゴラッソの記事を見ると、相手はボールをつなぎたいと書いてあったがそれを信じてしまった。それが敗因かもしれない(苦笑)。
追い掛ける展開になって、リスクもあるが(経験のある選手をそろって投入する)Bプランも見てみたいと思った。ビハインドの時は彼らがプレーする機会は増えると今週も伝えていた。相乗効果を生むなら3人をセットで代えるほうが攻撃のクオリティーも上がるという自信もあった。前掛かりになったがその後は失点しなかったので、スタートからそうしてもよいのかなという希望もみえた。(プランBを)0-0の状態でも試せるかどうかは今週やってみて考えたい。あれだけボールが落ち着くと、他の選手も動く時間がつくれる。そういったところが見えたのはポジティブな点だと思う。また、彼らはやれるということが改めて確認できた。
Q:インテンシティー向上に取り組んだ成果はあったか。
インテンシティーのところはJ1と同じ数字でチェックするようにした。去年に比べると間違いなく向上しているが、やはりJ1とは差がある。去年だと前半のうちにさらに失点していたかもしれない。プレシーズンにしっかり取り組んだ成果はあったのではないか。あれぐらいの速さ、強さがあり、長いボールを使ってくるチームにはやられていた印象だが、強調してきたぶん、耐え切る力はでてきたんじゃないかと思う。去年だと0-2、0-3になっていたかもしれない。降格があるシーズンということで強調してきたことが、得点を返し、あきらめない姿勢になっていると思う。しかし、そこからさらに同点に追い付いて勝点1をゲットする力がないと降格争いに巻き込まれてしまう。追い付けなかったこと、追加点を与えたことをチームとして反省しなければいけない。他のチームもレベルアップしているので、自分たちの力がどのへんにあるかは確認しなければいけないと思う。きょうのような試合で最後にもう1点取る力をサポーターのみなさんに示し、最後あきらめないYSを見せていきたい。
Q:前半のような崩しが後半に入ってみられなくなり、パスミスが目立つようになった。その要因はどこにあったのだろうか。フォーメーションを変更した影響もあったのか。
ダブルボランチにしたぶん守備の不安はなくなったが、攻撃は意図したようにいかない現象が起きていて難しいところだった。攻撃時のパスコースが1つ減ったようなかたちになって重たくなってしまった。失点しないうちに修正したかったが、失点してしまった。それで思い切れたというのもある。
相手は4-4-2でブロックとハイプレスを使い分けてきて、前半は4-4のブロックをうまく崩せたシーンもあった。後半は最初こそ良かったが、重たくなってボールを持たされる印象になった。0-1だったら相手もあのままコントロールして逃げ切ろうとしたかもしれない。うちは2点目を与えてしまい思い切って異なるやり方を試し効果があった。今後のシーズンを考えるとよかったと思っている。
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