第25節 富山×盛岡 マッチレポート■俺たちはあきらめない
- 2015/08/10
- 12:28
【第24節 富山1―0盛岡 ▽得点者:後半90+2分・内田(富)】
守備意識の高い盛岡を攻めあぐね、自分たちのミスも多かった。引き分けで終わってもしかたがないゲーム内容だった。しかし、後半アディショナルタイムに得た右CKからDF内田錬平が力強くヘディングシュートを決めてカターレが約3カ月ぶりのホーム白星を手にした。
試合後の会見でスタンドからはうかがい知れなかったこの日の試合の重みが明らかになった。開始前のロッカールームでMF朝日大輔が「俺は昇格をあきらめていない。そのために戦う」とみんなに伝えていたという。内田が「気持ちが入った。引き分けじゃだめだと思い、最後まであきらめていなかった」と振り返る。必然の勝利だった。
盛岡は予想していた通り手ごわかった。立ち上がりから球際で強さをみせ、セカンドボールを拾ってゴールに迫った。特にMF松本圭介は競り合いに強く、ボールを収めて攻撃の起点になった。カターレは10分までに立て続けに4本のCKを与えて押され気味だった。この時間帯をしのぐと守りを固める盛岡に対し、ボールを保持しながら攻め手を探る展開に。縦パスを狙う意識は感じられたがパスがつながる場面は少なく、チャンスはカウンターやロングボールからの数回にとどまった。シュートは18分にMF森泰次郎からFW中西倫也につなぎ、FW萱沼優聖が放ったミドル1本だけだった。
後半も攻めるカターレ、守る盛岡の構図は変わらなかったが、同6分にこの試合最初の決定機をつくったのは盛岡。ヘディングで前線に送られたボールを松本が収めて前を向き、ラストパスが左サイドのMF小井手翔太へ。GK正面から股下を狙ったと思われるグラウンダーのシュートはGK飯田健巳が防いだ。盛岡が前線からのプレスを強めたことで、カターレのミスも目立ち始め、ボールを奪っては失うシーンが増える。攻めてはいるが逆にカウンターも食らいかねない、どっちに転ぶか分からない1点勝負のゲームと化していた。
カターレは朝日らを中心にパスワークのテンポを上げて攻勢を強める。同24分にMF馬渡隼暉のスルーパスから中西、萱沼を経由して森がミドルシュート。直後には裏に抜けた萱沼にMF國吉貴博の浮かせパスが合って好機に。30分にはサイドで細かくつないで上げたクロスから中西がへデングシュートを放った。残り10分でFW苔口卓也と初出場となるルーキーMF進藤誠司が投入されるもゴールは生まれず、掲示されたアディショナルタイムは4分。最後のチャンスと思われたCKから内田のゴールが決まった。
守備意識の高い盛岡を攻めあぐね、自分たちのミスも多かった。引き分けで終わってもしかたがないゲーム内容だった。しかし、後半アディショナルタイムに得た右CKからDF内田錬平が力強くヘディングシュートを決めてカターレが約3カ月ぶりのホーム白星を手にした。
試合後の会見でスタンドからはうかがい知れなかったこの日の試合の重みが明らかになった。開始前のロッカールームでMF朝日大輔が「俺は昇格をあきらめていない。そのために戦う」とみんなに伝えていたという。内田が「気持ちが入った。引き分けじゃだめだと思い、最後まであきらめていなかった」と振り返る。必然の勝利だった。
盛岡は予想していた通り手ごわかった。立ち上がりから球際で強さをみせ、セカンドボールを拾ってゴールに迫った。特にMF松本圭介は競り合いに強く、ボールを収めて攻撃の起点になった。カターレは10分までに立て続けに4本のCKを与えて押され気味だった。この時間帯をしのぐと守りを固める盛岡に対し、ボールを保持しながら攻め手を探る展開に。縦パスを狙う意識は感じられたがパスがつながる場面は少なく、チャンスはカウンターやロングボールからの数回にとどまった。シュートは18分にMF森泰次郎からFW中西倫也につなぎ、FW萱沼優聖が放ったミドル1本だけだった。
後半も攻めるカターレ、守る盛岡の構図は変わらなかったが、同6分にこの試合最初の決定機をつくったのは盛岡。ヘディングで前線に送られたボールを松本が収めて前を向き、ラストパスが左サイドのMF小井手翔太へ。GK正面から股下を狙ったと思われるグラウンダーのシュートはGK飯田健巳が防いだ。盛岡が前線からのプレスを強めたことで、カターレのミスも目立ち始め、ボールを奪っては失うシーンが増える。攻めてはいるが逆にカウンターも食らいかねない、どっちに転ぶか分からない1点勝負のゲームと化していた。
カターレは朝日らを中心にパスワークのテンポを上げて攻勢を強める。同24分にMF馬渡隼暉のスルーパスから中西、萱沼を経由して森がミドルシュート。直後には裏に抜けた萱沼にMF國吉貴博の浮かせパスが合って好機に。30分にはサイドで細かくつないで上げたクロスから中西がへデングシュートを放った。残り10分でFW苔口卓也と初出場となるルーキーMF進藤誠司が投入されるもゴールは生まれず、掲示されたアディショナルタイムは4分。最後のチャンスと思われたCKから内田のゴールが決まった。
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