【第1節vsYS横浜プレビュー】山頂めざしいざ出発
- 2023/03/05
- 08:03
カターレ富山のJリーグ15年目のシーズンが始まる。今季の開幕戦は2年前と同じニッパツ三ツ沢球技場でのYSCC(横浜スポーツ&カルチャークラブ。略称YS横浜)との一戦だ。当時はMF音泉翔眞の得点により1-0で石﨑体制の初戦を飾ったが、小田切体制で迎える今回はどうなるか。
カターレはシーズン開幕戦で6勝6分2敗(J参入後→△●○△○△ ○△○●△△○○)と上々の成績を残している。さらに対YS横浜はアウェイで負けなしの13勝3分1敗と非常に相性が良い。またニッパツ三ツ沢では安間体制下での2011年の開幕戦(横浜FC戦)でも白星を手にしている。楽な戦いは望めないのは承知のうえだが、今後に弾みをつける勝利を期待している。
昨年9月に就任した小田切道治監督のもとで迎える初めての開幕だ。急きょ監督を引き継いだ昨季はフォーメーションとメンバーの変更で攻撃を活性化させることに成功したものの、準備期間が短く、組織的な攻守を構築するまでには至らなかった。今季は1月中旬の始動から今週までの約7週間で監督が掲げる「アグレッシブにボールを奪いにいき、攻撃的で躍動感のあるサッカー」を具現化するための肉付けをして臨む。小田切カターレがいよいよ本格スタートすると言ってよいだろう。
指揮官がキーワードとして挙げているのは、攻から守、守から攻への移行を極限まで素早くしてつなぎ目を感じさせない「シームレス」、攻守にわたり全員が動き続けてボールに関与する「ノンストップ」。加えて、逆境にめげない戦う姿勢、そして石﨑体制で強みにまで高めた球際の強さとハードワークを強調してチームづくりを進めている。キャンプでは、組織的な守備の構築と、後方からボールを動かして攻撃を組み立てるビルドアップの強化に重点的に取り組んだ。これらの小田切色やトレーニングの成果の一端が開幕戦にどれだけ表れるか楽しみだ。
対するYS横浜も昨季途中に就任した星川敬監督が引き続き指揮を執る。昨季の最終成績は16位(8勝4分22敗)だったが、ラスト10試合は4勝2分4敗で、昇格を争っていた松本や今治を下した。ポゼッションサッカーを志向しており、昨季からの上積みが注目される。
J3創設時からのメンバーで同リーグ最多の251試合に出場したMF吉田明生やFW大泉和也が引退し、DF宗近慧が讃岐、MF河辺駿太郎が鹿児島へ移籍した。新たに元カターレのFW萱沼優聖や元横浜FCのMF中里崇宏らが加入。元日本代表のMF松井大輔と、昨季のJ3ベストゴール賞を受賞したルクセンブルク出身のFWロリス・ティネッリも残留しており選手層は厚くなっている模様だ。
開幕戦はすべてのチームが発展途上で迎える。久しぶりの実戦の雰囲気と緊張感も手伝って思い通りのプレーができない場合が多いため、難しいゲームを覚悟しなければならない。小田切監督は「戦う姿勢をだして勝利をもぎとり、良いスタートを切りたい」。FW高橋駿太は「もう少しのところで昇格を逃すシーズンが続いており、選手だけでなく多くの人が『今年こそ』と思っている。ベンチ入りの18人、先発する11人に選ばれたならば、チームメートも含めたみんなのそういった思いも背負って戦いたい」と話している。

けさ横浜へ出発する際に新幹線からきれいな山影を目にすることができました。
カターレ通信は2023年シーズンの戦いをレポートします。
今年もお付き合いください。
カターレはシーズン開幕戦で6勝6分2敗(J参入後→△●○△○△ ○△○●△△○○)と上々の成績を残している。さらに対YS横浜はアウェイで負けなしの13勝3分1敗と非常に相性が良い。またニッパツ三ツ沢では安間体制下での2011年の開幕戦(横浜FC戦)でも白星を手にしている。楽な戦いは望めないのは承知のうえだが、今後に弾みをつける勝利を期待している。
昨年9月に就任した小田切道治監督のもとで迎える初めての開幕だ。急きょ監督を引き継いだ昨季はフォーメーションとメンバーの変更で攻撃を活性化させることに成功したものの、準備期間が短く、組織的な攻守を構築するまでには至らなかった。今季は1月中旬の始動から今週までの約7週間で監督が掲げる「アグレッシブにボールを奪いにいき、攻撃的で躍動感のあるサッカー」を具現化するための肉付けをして臨む。小田切カターレがいよいよ本格スタートすると言ってよいだろう。
指揮官がキーワードとして挙げているのは、攻から守、守から攻への移行を極限まで素早くしてつなぎ目を感じさせない「シームレス」、攻守にわたり全員が動き続けてボールに関与する「ノンストップ」。加えて、逆境にめげない戦う姿勢、そして石﨑体制で強みにまで高めた球際の強さとハードワークを強調してチームづくりを進めている。キャンプでは、組織的な守備の構築と、後方からボールを動かして攻撃を組み立てるビルドアップの強化に重点的に取り組んだ。これらの小田切色やトレーニングの成果の一端が開幕戦にどれだけ表れるか楽しみだ。
対するYS横浜も昨季途中に就任した星川敬監督が引き続き指揮を執る。昨季の最終成績は16位(8勝4分22敗)だったが、ラスト10試合は4勝2分4敗で、昇格を争っていた松本や今治を下した。ポゼッションサッカーを志向しており、昨季からの上積みが注目される。
J3創設時からのメンバーで同リーグ最多の251試合に出場したMF吉田明生やFW大泉和也が引退し、DF宗近慧が讃岐、MF河辺駿太郎が鹿児島へ移籍した。新たに元カターレのFW萱沼優聖や元横浜FCのMF中里崇宏らが加入。元日本代表のMF松井大輔と、昨季のJ3ベストゴール賞を受賞したルクセンブルク出身のFWロリス・ティネッリも残留しており選手層は厚くなっている模様だ。
開幕戦はすべてのチームが発展途上で迎える。久しぶりの実戦の雰囲気と緊張感も手伝って思い通りのプレーができない場合が多いため、難しいゲームを覚悟しなければならない。小田切監督は「戦う姿勢をだして勝利をもぎとり、良いスタートを切りたい」。FW高橋駿太は「もう少しのところで昇格を逃すシーズンが続いており、選手だけでなく多くの人が『今年こそ』と思っている。ベンチ入りの18人、先発する11人に選ばれたならば、チームメートも含めたみんなのそういった思いも背負って戦いたい」と話している。

けさ横浜へ出発する際に新幹線からきれいな山影を目にすることができました。
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今年もお付き合いください。
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