【第34節vs鹿児島プレビュー】完全燃焼へラスト90分。好勝負の予感
- 2022/11/18
- 16:25
昨年と同じく鹿児島とホームで最終戦を行う。1年前は1-1の引き分けだった。
3位の鹿児島は2位の藤枝を勝点3差で追うが得失点差で15も離されており、逆転は困難な状況だ。しかし、可能性を残して最終節にたどり着いた今季の健闘は称賛に値する。前節までのカターレがそうだったように、「最後まであきらめず、戦う姿勢をみせる」と選手の士気も高いだろう。ホームでの最終戦にふさわしい強敵といえる。これまでの練習の成果をより多く披露して勝利をつかみたい。
カターレは前節・北九州戦に勝って今季の通算成績を19勝3分11敗(53得点/44失点)として勝点を60に乗せた。J3降格後の過去最多だった2019年の58(4位=16勝10分8敗 54得点/31失点)をすでに上回っている。現在6位だが、鹿児島に3点差をつけて勝つと4位・松本、5位・今治の結果次第で過去最高の3位に食い込む可能性が残っている。J2復帰は消えたが、今季の頑張りは数字に表れている。最後まで堂々と戦い抜いてほしい。
前回に鹿児島と対戦した5月5日の第8節は1-4の完敗だった。相手の巧みなボール回しに対し、強みのハイプレスがはまらず次々とゴールネットを揺らされてしまった。約半年ぶりの再戦となる今節は借りを返したい。カターレは当時とは戦い方、フォーメーションが変わっており、これが戦況にどう反映されるか。
小田切道治監督は「しっかりプレスをかけてハードワークしながら、ゴール前の崩しなど攻撃面で取り組んでいるところを発揮できたらよい」。FW高橋駿太は「良いゲームができると思う。今の自分たちがどれだけ通用するか分かるだろう。今季の集大成として、チーム全員の力で勝って終わりたい」と話した。
鹿児島は第29節から1分3敗と苦しんで4年ぶりのJ2復帰が遠のいた。今季は就任1年目の大嶽直人監督のもと開幕から第11節まで8勝2分1敗の好成績を収め、いわきとの2強状態を長く続けていただけに惜しまれる。ホーム最終戦だった前節の岐阜戦を1-0で制して5試合ぶりに勝利をつかみ、今節の最終戦に臨む。
勝ちなしの第29~32節は看板の攻撃陣が2得点しか奪えなかった。今季12得点を挙げてJ3通算得点を60まで伸ばしていたMF米澤令衣が第29節の宮崎戦で右膝前十字靭帯損傷のけがで離脱した影響が少なからずあるようだ。ボールをつなぐサッカーを志向する鹿児島だが、ゲームを有利に運ぶうえで、米澤のスピードと決定力を頼りとするカウンターアタックの存在は大きかった。勝負を決める追加点や劣勢を覆す一発が彼の絡んだカウンターから何度も生まれている。この穴埋めが今節もカギになるだろう。
新潟・北越高校OBのFW有田光希は得点ランキング2位タイの15点を挙げており、首位の有田稜(いわき)を2差で追う。新潟からの期限付き移籍で2年ぶりに鹿児島に復帰し今季21試合に先発している朝日町出身のDF岡本將成のプレーも楽しみだ。
【J3上位 最終節のカード】
▽第33節以降→(残り2節)
1いわき75横+49
2藤 枝66長+29
3鹿児島63富+14
4松 本63相+12
5今 治60八+16
6富 山60鹿+9
※勝点、対戦相手、得失点差の順
3位の鹿児島は2位の藤枝を勝点3差で追うが得失点差で15も離されており、逆転は困難な状況だ。しかし、可能性を残して最終節にたどり着いた今季の健闘は称賛に値する。前節までのカターレがそうだったように、「最後まであきらめず、戦う姿勢をみせる」と選手の士気も高いだろう。ホームでの最終戦にふさわしい強敵といえる。これまでの練習の成果をより多く披露して勝利をつかみたい。
カターレは前節・北九州戦に勝って今季の通算成績を19勝3分11敗(53得点/44失点)として勝点を60に乗せた。J3降格後の過去最多だった2019年の58(4位=16勝10分8敗 54得点/31失点)をすでに上回っている。現在6位だが、鹿児島に3点差をつけて勝つと4位・松本、5位・今治の結果次第で過去最高の3位に食い込む可能性が残っている。J2復帰は消えたが、今季の頑張りは数字に表れている。最後まで堂々と戦い抜いてほしい。
前回に鹿児島と対戦した5月5日の第8節は1-4の完敗だった。相手の巧みなボール回しに対し、強みのハイプレスがはまらず次々とゴールネットを揺らされてしまった。約半年ぶりの再戦となる今節は借りを返したい。カターレは当時とは戦い方、フォーメーションが変わっており、これが戦況にどう反映されるか。
小田切道治監督は「しっかりプレスをかけてハードワークしながら、ゴール前の崩しなど攻撃面で取り組んでいるところを発揮できたらよい」。FW高橋駿太は「良いゲームができると思う。今の自分たちがどれだけ通用するか分かるだろう。今季の集大成として、チーム全員の力で勝って終わりたい」と話した。
鹿児島は第29節から1分3敗と苦しんで4年ぶりのJ2復帰が遠のいた。今季は就任1年目の大嶽直人監督のもと開幕から第11節まで8勝2分1敗の好成績を収め、いわきとの2強状態を長く続けていただけに惜しまれる。ホーム最終戦だった前節の岐阜戦を1-0で制して5試合ぶりに勝利をつかみ、今節の最終戦に臨む。
勝ちなしの第29~32節は看板の攻撃陣が2得点しか奪えなかった。今季12得点を挙げてJ3通算得点を60まで伸ばしていたMF米澤令衣が第29節の宮崎戦で右膝前十字靭帯損傷のけがで離脱した影響が少なからずあるようだ。ボールをつなぐサッカーを志向する鹿児島だが、ゲームを有利に運ぶうえで、米澤のスピードと決定力を頼りとするカウンターアタックの存在は大きかった。勝負を決める追加点や劣勢を覆す一発が彼の絡んだカウンターから何度も生まれている。この穴埋めが今節もカギになるだろう。
新潟・北越高校OBのFW有田光希は得点ランキング2位タイの15点を挙げており、首位の有田稜(いわき)を2差で追う。新潟からの期限付き移籍で2年ぶりに鹿児島に復帰し今季21試合に先発している朝日町出身のDF岡本將成のプレーも楽しみだ。
【J3上位 最終節のカード】
▽第33節以降→(残り2節)
1いわき75横+49
2藤 枝66長+29
3鹿児島63富+14
4松 本63相+12
5今 治60八+16
6富 山60鹿+9
※勝点、対戦相手、得失点差の順
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