第33節 北九州×富山 北九州・天野賢一監督の会見コメント
- 2022/11/13
- 19:27
●北九州・天野賢一監督
残念な敗戦になった。
富山はすごく力のあるチームで、石﨑さんからの監督交代後に3連勝し、3連敗した後に松本に勝って今節に臨んでいる。プレーの強度が高く、球際が強くて攻撃的なチームと捉えて準備してきた。
我々は今節までのここ6試合、先制点が取れていて、追い付かれたり、ひっくり返されたりした試合はあるものの、自分たちの狙いとするサッカーをだいぶ体現できるようになっていた。前節の相模原戦では良いかたちで勝つことができ、それを再現しようとして臨んだ。
立ち上がりは悪くなかったが、相手に押し込まれる時間があった。そこをしのいでからはうちがかなり押し込んでチャンスメークできていたと思う。ただ、その流れの中で得点できなかった。そしてセットプレーからの流れでクロスから失点した。このあたりは今季改善を試みていて改善し切れなかった自分たちのウイークポイントがでてしまった場面だ。
ただ、前半は失点後も含めて悪くはなかった。ハーフタイムに相手のプレッシャーに対する外し方、前進の仕方、ペナルティーエリアへの入り方といったチャンスメークについて確認して後半に入っていった。
前半は、少し相手のプレッシャー、球際を強く感じてしまったのだろうが、動きが少なかったり、足が止まったりする場面があった。相手のプレッシャーを外すためにしっかり足を動かすように、ポジションをしっかりとっていくように確認した。良い形で同点ゴールを生み出したと思う。
先ほどのセレモニーでも話したのだが、再現性のあるプレー、狙いをもって、偶然ではなく、相手を見て、再現性のあるプレーをすることを今シーズンは試みてきた。きょうは意図的なチャンスメークがかなりできていた。それをゴールに直結させることが足りなかった。あとはゴール前の精度にかかってくる。そこに至る過程は非常に素晴らしいものがあったと思う。
最後の時間帯にセットプレーで失点するというのも克服できなかった悪い点。もう1試合あるので、そこを克服して勝てるように準備をしたい。
Q:今節を前に退任が決まった。
クラブが攻撃的なサッカーを追求するという中で、攻守において再現性のあるプレーの実現を目指した。偶然ではなく相手を見て意図的にプレーをつくっていく、それを何回も繰り返せるように。簡単な作業ではない。選手には難しいことを要求してきた。それがチームの将来につながると思い、ブレずにやってきたつもりです。それに対して選手もついてきてくれて、結果がでずにすごく苦しい時期もやり続けてくれた。
ただ、監督としては勝点を取ることが大事であり、それをクラブから求められてきた。目指しているものに近づける作業は監督として真摯に、ブレずにやってきたが、勝点が拾えなかったのは申し訳なかったなと思う。クラブの決断を受け入れなければならない。
Q:得点シーンをはじめMF佐藤亮選手の働きが目立った。
非常に今年伸びた選手のひとりだ。プレーのバリエーションもでてきて、きょうだけじゃなく、かなり右サイドから崩すシーンがでている。
チームとしてボールを前進させ、最終的にはDFラインを破っていかなければいけない。特にペナルティーエリアの深い所、ペナ角のスペースと呼んでいるのだが、あそこに何度も進入してチャンスメークしている。(佐藤)亮は良かったが、彼だけでなく、きょうは左からもそういったシーンが多かった。これが練習でやってきた成果だ。ほかの選手も狙いをもってプレーできていた。あとはゴールに何回入れられるか。そこを高めたかったなと思う。
Q:失点シーンはいずれもセットプレー絡みだった。
細かくは映像を見て確認しなければいけない。ただ、最終的にボールをフィニッシュするのは人なので、そこにアタックしなければいけない。それができなかったのだと思う。そこが今季の課題だったと思っている。それがオーガナイズの問題なのかどうかは現時点では分かりかねる。
Q:ギラヴァンツ北九州への思いを最後に聞かせてほしい。
4年所属させてもらい。3年はコーチとして小林伸二さんとやらせてもらった。1年目に昇格し、2年目に躍進して3年目に降格というジェットコースターのような3年だったが、素晴らしいクラブとともに、良い経験をさせてもらった。4年目は監督として大きな責務を果たさなければいけない中で、結果がだせなかった。期待していただいていた方に申し訳なく思う。ただ、今年取り組んできたことは結果にはでなかったが今後につながることもある。つなげてもらったら良いなと思う。
縁もゆかりもなかった北九州がすごく好きになった。街の雰囲気、温かく、人情味あふれる市民のみなさん。ギラヴァンツ北九州はすごく可能性のあるクラブだと思っていたし、今も思っている。それを発展させるのが自分の使命だと思って1年間取り組んだ。果たすことができすごく残念だし、力が足りなかったなと思っている。
魅力のある、可能性のあるクラブなので、引き続きみなさんにサポートしていただき、応援していただけたらと思う。在籍している選手も、残る者と他のクラブで活躍する者がいると思うが、そういった選手たちも温かく見守ってサポートしていただけたらありがたい。
残念な敗戦になった。
富山はすごく力のあるチームで、石﨑さんからの監督交代後に3連勝し、3連敗した後に松本に勝って今節に臨んでいる。プレーの強度が高く、球際が強くて攻撃的なチームと捉えて準備してきた。
我々は今節までのここ6試合、先制点が取れていて、追い付かれたり、ひっくり返されたりした試合はあるものの、自分たちの狙いとするサッカーをだいぶ体現できるようになっていた。前節の相模原戦では良いかたちで勝つことができ、それを再現しようとして臨んだ。
立ち上がりは悪くなかったが、相手に押し込まれる時間があった。そこをしのいでからはうちがかなり押し込んでチャンスメークできていたと思う。ただ、その流れの中で得点できなかった。そしてセットプレーからの流れでクロスから失点した。このあたりは今季改善を試みていて改善し切れなかった自分たちのウイークポイントがでてしまった場面だ。
ただ、前半は失点後も含めて悪くはなかった。ハーフタイムに相手のプレッシャーに対する外し方、前進の仕方、ペナルティーエリアへの入り方といったチャンスメークについて確認して後半に入っていった。
前半は、少し相手のプレッシャー、球際を強く感じてしまったのだろうが、動きが少なかったり、足が止まったりする場面があった。相手のプレッシャーを外すためにしっかり足を動かすように、ポジションをしっかりとっていくように確認した。良い形で同点ゴールを生み出したと思う。
先ほどのセレモニーでも話したのだが、再現性のあるプレー、狙いをもって、偶然ではなく、相手を見て、再現性のあるプレーをすることを今シーズンは試みてきた。きょうは意図的なチャンスメークがかなりできていた。それをゴールに直結させることが足りなかった。あとはゴール前の精度にかかってくる。そこに至る過程は非常に素晴らしいものがあったと思う。
最後の時間帯にセットプレーで失点するというのも克服できなかった悪い点。もう1試合あるので、そこを克服して勝てるように準備をしたい。
Q:今節を前に退任が決まった。
クラブが攻撃的なサッカーを追求するという中で、攻守において再現性のあるプレーの実現を目指した。偶然ではなく相手を見て意図的にプレーをつくっていく、それを何回も繰り返せるように。簡単な作業ではない。選手には難しいことを要求してきた。それがチームの将来につながると思い、ブレずにやってきたつもりです。それに対して選手もついてきてくれて、結果がでずにすごく苦しい時期もやり続けてくれた。
ただ、監督としては勝点を取ることが大事であり、それをクラブから求められてきた。目指しているものに近づける作業は監督として真摯に、ブレずにやってきたが、勝点が拾えなかったのは申し訳なかったなと思う。クラブの決断を受け入れなければならない。
Q:得点シーンをはじめMF佐藤亮選手の働きが目立った。
非常に今年伸びた選手のひとりだ。プレーのバリエーションもでてきて、きょうだけじゃなく、かなり右サイドから崩すシーンがでている。
チームとしてボールを前進させ、最終的にはDFラインを破っていかなければいけない。特にペナルティーエリアの深い所、ペナ角のスペースと呼んでいるのだが、あそこに何度も進入してチャンスメークしている。(佐藤)亮は良かったが、彼だけでなく、きょうは左からもそういったシーンが多かった。これが練習でやってきた成果だ。ほかの選手も狙いをもってプレーできていた。あとはゴールに何回入れられるか。そこを高めたかったなと思う。
Q:失点シーンはいずれもセットプレー絡みだった。
細かくは映像を見て確認しなければいけない。ただ、最終的にボールをフィニッシュするのは人なので、そこにアタックしなければいけない。それができなかったのだと思う。そこが今季の課題だったと思っている。それがオーガナイズの問題なのかどうかは現時点では分かりかねる。
Q:ギラヴァンツ北九州への思いを最後に聞かせてほしい。
4年所属させてもらい。3年はコーチとして小林伸二さんとやらせてもらった。1年目に昇格し、2年目に躍進して3年目に降格というジェットコースターのような3年だったが、素晴らしいクラブとともに、良い経験をさせてもらった。4年目は監督として大きな責務を果たさなければいけない中で、結果がだせなかった。期待していただいていた方に申し訳なく思う。ただ、今年取り組んできたことは結果にはでなかったが今後につながることもある。つなげてもらったら良いなと思う。
縁もゆかりもなかった北九州がすごく好きになった。街の雰囲気、温かく、人情味あふれる市民のみなさん。ギラヴァンツ北九州はすごく可能性のあるクラブだと思っていたし、今も思っている。それを発展させるのが自分の使命だと思って1年間取り組んだ。果たすことができすごく残念だし、力が足りなかったなと思っている。
魅力のある、可能性のあるクラブなので、引き続きみなさんにサポートしていただき、応援していただけたらと思う。在籍している選手も、残る者と他のクラブで活躍する者がいると思うが、そういった選手たちも温かく見守ってサポートしていただけたらありがたい。
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