【第32節vs松本プレビュー】隣県の好敵手と激突。好勝負を期待
- 2022/11/05
- 11:15
8年ぶりにホームに松本を迎える。対戦のなかったこの間に隣県のライバルはJ1を経験し、J3では別格の存在としてJ2返り咲きを狙っている。カターレは昇格が遠いたが、ここで意地を示さなければならない。今季のハイライトを飾るベストゲームを期待したい。
前回、7月9日の第16節で対戦した際は0-1で敗れた。U-19日本代表FW横山歩夢のスピードを生かした松本の速攻に終始苦しみ、カウンターで与えたCKから前半20分に失点。終盤に好機をつくったが無得点に終わり、クラブ記録を更新中だった連続試合得点が「16」で止まった。松本が反町康治監督時(2012~19年)に培ったお家芸ともいうべき堅守速攻とセットプレーでやられたかたちだ。ここへの対応が4カ月ぶりの再戦でもポイントになる。
カターレは小田切体制になって攻撃にかけるウエートが大きくなり、ボールをつないで攻める時間も増えている。前節の今治戦では攻撃途中のミスからカウンターを食らって失点しており、これを薬にしなければならない。崩しの際の精度アップと適切な判断によってシュートで終わる回数を増やしたいところだ。
守備面ではカウンターの起点をつぶすことや、裏を取られない対応が求められる。DF今瀬淳也は「たとえカウンターを食らっても最終局面までしっかりやればそう簡単には失点しない。全員で守りたい」と話す。集中力と粘り強さが欠かせない。
松本は3連勝で2位の藤枝に勝点で並び勢いに乗っている。3連勝のスコアはすべて2-1。岐阜、今治に逆転勝ちし、前節はJ3歴代2位の15,912人が来場した長野との信州ダービーを後半40分、FWルカオのゴールで勝ち切った。3試合とも後半から出場したルカオとMF田中パウロ淳一が得点に絡んで救世主的な働きをみせており、今節も2人で勝負を決める勝ちパターンの再現を狙っているだろう。
先週の信州ダービーは、ともに素早い攻守の切り替えから積極的にゴールを目指したナイスゲームだった。松本が今節も同じテンションで立ち上がりから攻勢をかけてくるなら、カターレは覚悟して臨まなければならない。
松本は今節、今季29試合出場のトップ下・菊井悠介、同25試合出場のボランチ佐藤和弘が警告の累積でそろって出場できない。代わって誰が入り、チームがうまく機能するかどうかが焦点となる。
8年前のホームゲームは2014年4月29日にJ2第10節として行われ、開幕から2分7敗で未勝利だったカターレが、3-2で4位だった松本を下した。MF中島翔哉の移籍後初得点で後半15分に先制し、同26分にDF高准翼の今もクラブ記録として残る最年少得点(18歳8カ月8日)で2点目、同34分にFW苔口卓也が3点目を挙げた。その後、松本にFW岩上祐三とFW船山貴之のゴールで2点を返され、なおもロングスローであわや同点というピンチが何度もあった激戦だった。当時松本のルーキーだったMF椎名伸志が後半32分から出場している。
シーズンには何試合かその後も忘れがたいゲームが生まれる。この試合がそのひとつだ。最下位で降格が決まったシーズンだが、この試合の価値はゆるがない。ただ、開幕9戦未勝利という状況が選手を突き動かしたのも間違いない。カターレは今季開幕から9カ月かけて目指してきた昇格が絶望的になった。だが、可能性がゼロになるまでやり切る意志を選手が持ち、サポーターも不屈の姿を望んでいる。昇格に燃える松本なら相手にとって不足はない。名勝負が生まれるシチュエーションは整っている。
前回、7月9日の第16節で対戦した際は0-1で敗れた。U-19日本代表FW横山歩夢のスピードを生かした松本の速攻に終始苦しみ、カウンターで与えたCKから前半20分に失点。終盤に好機をつくったが無得点に終わり、クラブ記録を更新中だった連続試合得点が「16」で止まった。松本が反町康治監督時(2012~19年)に培ったお家芸ともいうべき堅守速攻とセットプレーでやられたかたちだ。ここへの対応が4カ月ぶりの再戦でもポイントになる。
カターレは小田切体制になって攻撃にかけるウエートが大きくなり、ボールをつないで攻める時間も増えている。前節の今治戦では攻撃途中のミスからカウンターを食らって失点しており、これを薬にしなければならない。崩しの際の精度アップと適切な判断によってシュートで終わる回数を増やしたいところだ。
守備面ではカウンターの起点をつぶすことや、裏を取られない対応が求められる。DF今瀬淳也は「たとえカウンターを食らっても最終局面までしっかりやればそう簡単には失点しない。全員で守りたい」と話す。集中力と粘り強さが欠かせない。
松本は3連勝で2位の藤枝に勝点で並び勢いに乗っている。3連勝のスコアはすべて2-1。岐阜、今治に逆転勝ちし、前節はJ3歴代2位の15,912人が来場した長野との信州ダービーを後半40分、FWルカオのゴールで勝ち切った。3試合とも後半から出場したルカオとMF田中パウロ淳一が得点に絡んで救世主的な働きをみせており、今節も2人で勝負を決める勝ちパターンの再現を狙っているだろう。
先週の信州ダービーは、ともに素早い攻守の切り替えから積極的にゴールを目指したナイスゲームだった。松本が今節も同じテンションで立ち上がりから攻勢をかけてくるなら、カターレは覚悟して臨まなければならない。
松本は今節、今季29試合出場のトップ下・菊井悠介、同25試合出場のボランチ佐藤和弘が警告の累積でそろって出場できない。代わって誰が入り、チームがうまく機能するかどうかが焦点となる。
8年前のホームゲームは2014年4月29日にJ2第10節として行われ、開幕から2分7敗で未勝利だったカターレが、3-2で4位だった松本を下した。MF中島翔哉の移籍後初得点で後半15分に先制し、同26分にDF高准翼の今もクラブ記録として残る最年少得点(18歳8カ月8日)で2点目、同34分にFW苔口卓也が3点目を挙げた。その後、松本にFW岩上祐三とFW船山貴之のゴールで2点を返され、なおもロングスローであわや同点というピンチが何度もあった激戦だった。当時松本のルーキーだったMF椎名伸志が後半32分から出場している。
シーズンには何試合かその後も忘れがたいゲームが生まれる。この試合がそのひとつだ。最下位で降格が決まったシーズンだが、この試合の価値はゆるがない。ただ、開幕9戦未勝利という状況が選手を突き動かしたのも間違いない。カターレは今季開幕から9カ月かけて目指してきた昇格が絶望的になった。だが、可能性がゼロになるまでやり切る意志を選手が持ち、サポーターも不屈の姿を望んでいる。昇格に燃える松本なら相手にとって不足はない。名勝負が生まれるシチュエーションは整っている。
- 関連記事
-
- 第32節 富山×松本 富山・小田切道治監督の会見コメント
- 第32節 富山×松本 試合後の選手コメント
- 【第32節vs松本プレビュー】隣県の好敵手と激突。好勝負を期待
- 第31節 富山×今治 マッチレポート■競り負けて昇格遠のく
- 第31節 富山×今治 試合後の選手コメント