第25節 富山×盛岡 富山・岸野靖之監督の会見コメント
- 2015/08/09
- 23:03
●富山・岸野靖之監督
ホームゲームで、この富山の地で勝っていなかったので、今日は勝つことが大事だった。チームとしては徐々に成長しており、それを証明するためは勝つしかなかった。いろんなアクシデントが重なって、選手たちに強いものをはっきりと持たすことろまではいっていなかったが、きょう1つ勝って、どうやれば競った試合をものにできるのかということを(知るという意味で)ほんの少しだが積み上がったと思う。
どこで勝つのも大事だが特にホームで勝つことは大事。心ある、愛のあるサポーターのためにも、ここで勝つのがすごく大事だった。
盛岡は走る力や競る力、収める力がJ3の中でも非常に高い。J3独特の耐えて耐えて数少ないチャンスで勝つという(戦いのできる)難しい相手だった。その中でも後半に、サイドを使いながら少しずつワンタッチ、くさびを入れながら少しずつ緩めて、最後はセットプレーからの得点ではあったが流れは来ていたと思う。引かれて難しかったが、無失点で我慢しながら選手たちは粘り勝った。
Q:ボランチの2人に盛んに指示を与えていたが何を伝えていたのか。
中盤にはボールを持たせないように盛岡がアタックにきていたので、まずそこでフリーになれるように動くこと。そして、受けた方向と逆に展開すること。これは判断と技術を要することなのだが、それをしないときょうはなかなかはがれないと思った。(森)泰次郎にはそれを言った。朝日にはまず縦のボールを入れることを狙えと。そのために彼が入っている。奪った後にそこを狙えと。相手は前線にボールを入れてきて、そのセカンドボールを取るのも上手だったが、対処に追われていると良さがでないので、そういう場面をつくらせないようにもっとプレッシャーをかけて蹴らせないようにするとか、蹴られても良いポジションで奪って1つプレッシャーをかわして展開しろと。あとはすきあらば前に出ていけと。
ボールの動かし方を後半は少し変えた。最終ラインでツートップをはがせなかったので、そこをはがして中盤をつり出すような動かし方や運び方を狙った。これがという場面はあまりなかったがそれに近いことはできて、前半よりも1つ前でプレーする回数は増えたと思う。
Q:0-0でも構わないという守りを固めた相手から1点をもぎとって勝った。
これまではいつも最後にやられていた。前節の町田戦がスタートだと思っており、きょう勝利をつかんで、言っていた通りに成長しているでしょ、と思いたいし、選手にもそう思ってもらいたい。盛岡のような相手に勝つにはセットプレーが大事だし、そこに持っていくまでの展開が大事。そして点を取れなくても後ろが集中するのが大事。まだバタバタしていたが、そういうゲームを読むことも覚えてほしい。試合をやりながら、1つ1つ意図をもってやれるようになってほしい。
Q:起用しながら成長を促している内田が決勝点を挙げた。
彼にはきょうの得点で(これまでの失敗を)ちゃらにするなよと言いたい(笑い)。0-0で終わっていたら、そうとう痛めつけなければいけない出来だった。理解していないところばかりだった。しかし、きょうは大きな仕事をした。決勝点を取って勝つという経験が、いろんなことを要求された時にも前向きに捉える要素になってくれたらよい。
Q:久しぶりに地元で勝利を挙げることができた。サポーターに対する思いを聞かせてほしい。
スタジアムに入る時も、練習場でも、アウェイゲームでも、カターレ富山のサポーターには愛があると感じている。選手たちには、あの人たちの思いを受けて結果をだせといつも言っている。まだ何回も勝ちたい。粘って進めるといったサッカーのやり方をまだまだ理解していってほしい。きょうがたまたま勝ったと言われないように、次の試合に備えたい。このチームは勝ち続ける難しさをまだ肌で知らない。それを身に付けるためには勝つしかない。次の試合で証明できるかどうかはすごく大事。
もう1つ伝えておきたいことがある。
きょうは朝日に大きな責任を負わせて起用した。試合前にひと言しゃべるように促すと、彼は「俺は昇格をあきらめていない。あきらめたそぶりをみせたら緩む。あきらめていないし、そのために戦う」と言った。それを聞いてみんなはうまく反応できなかった。でも間を置いて「そうだ」と応えた。あいつがそんなことを言うと思っていなかったのかもしれない。とても意味のある言葉だった。「数字的には厳しいけれど」とも言っていたけれど、最後まで粘らなければいけない。(わたしも)そう思った。
ホームゲームで、この富山の地で勝っていなかったので、今日は勝つことが大事だった。チームとしては徐々に成長しており、それを証明するためは勝つしかなかった。いろんなアクシデントが重なって、選手たちに強いものをはっきりと持たすことろまではいっていなかったが、きょう1つ勝って、どうやれば競った試合をものにできるのかということを(知るという意味で)ほんの少しだが積み上がったと思う。
どこで勝つのも大事だが特にホームで勝つことは大事。心ある、愛のあるサポーターのためにも、ここで勝つのがすごく大事だった。
盛岡は走る力や競る力、収める力がJ3の中でも非常に高い。J3独特の耐えて耐えて数少ないチャンスで勝つという(戦いのできる)難しい相手だった。その中でも後半に、サイドを使いながら少しずつワンタッチ、くさびを入れながら少しずつ緩めて、最後はセットプレーからの得点ではあったが流れは来ていたと思う。引かれて難しかったが、無失点で我慢しながら選手たちは粘り勝った。
Q:ボランチの2人に盛んに指示を与えていたが何を伝えていたのか。
中盤にはボールを持たせないように盛岡がアタックにきていたので、まずそこでフリーになれるように動くこと。そして、受けた方向と逆に展開すること。これは判断と技術を要することなのだが、それをしないときょうはなかなかはがれないと思った。(森)泰次郎にはそれを言った。朝日にはまず縦のボールを入れることを狙えと。そのために彼が入っている。奪った後にそこを狙えと。相手は前線にボールを入れてきて、そのセカンドボールを取るのも上手だったが、対処に追われていると良さがでないので、そういう場面をつくらせないようにもっとプレッシャーをかけて蹴らせないようにするとか、蹴られても良いポジションで奪って1つプレッシャーをかわして展開しろと。あとはすきあらば前に出ていけと。
ボールの動かし方を後半は少し変えた。最終ラインでツートップをはがせなかったので、そこをはがして中盤をつり出すような動かし方や運び方を狙った。これがという場面はあまりなかったがそれに近いことはできて、前半よりも1つ前でプレーする回数は増えたと思う。
Q:0-0でも構わないという守りを固めた相手から1点をもぎとって勝った。
これまではいつも最後にやられていた。前節の町田戦がスタートだと思っており、きょう勝利をつかんで、言っていた通りに成長しているでしょ、と思いたいし、選手にもそう思ってもらいたい。盛岡のような相手に勝つにはセットプレーが大事だし、そこに持っていくまでの展開が大事。そして点を取れなくても後ろが集中するのが大事。まだバタバタしていたが、そういうゲームを読むことも覚えてほしい。試合をやりながら、1つ1つ意図をもってやれるようになってほしい。
Q:起用しながら成長を促している内田が決勝点を挙げた。
彼にはきょうの得点で(これまでの失敗を)ちゃらにするなよと言いたい(笑い)。0-0で終わっていたら、そうとう痛めつけなければいけない出来だった。理解していないところばかりだった。しかし、きょうは大きな仕事をした。決勝点を取って勝つという経験が、いろんなことを要求された時にも前向きに捉える要素になってくれたらよい。
Q:久しぶりに地元で勝利を挙げることができた。サポーターに対する思いを聞かせてほしい。
スタジアムに入る時も、練習場でも、アウェイゲームでも、カターレ富山のサポーターには愛があると感じている。選手たちには、あの人たちの思いを受けて結果をだせといつも言っている。まだ何回も勝ちたい。粘って進めるといったサッカーのやり方をまだまだ理解していってほしい。きょうがたまたま勝ったと言われないように、次の試合に備えたい。このチームは勝ち続ける難しさをまだ肌で知らない。それを身に付けるためには勝つしかない。次の試合で証明できるかどうかはすごく大事。
もう1つ伝えておきたいことがある。
きょうは朝日に大きな責任を負わせて起用した。試合前にひと言しゃべるように促すと、彼は「俺は昇格をあきらめていない。あきらめたそぶりをみせたら緩む。あきらめていないし、そのために戦う」と言った。それを聞いてみんなはうまく反応できなかった。でも間を置いて「そうだ」と応えた。あいつがそんなことを言うと思っていなかったのかもしれない。とても意味のある言葉だった。「数字的には厳しいけれど」とも言っていたけれど、最後まで粘らなければいけない。(わたしも)そう思った。
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