【第31節vs今治プレビュー】再び上位対決。今度こそ勝利を
- 2022/10/29
- 10:22
残り4試合で2位との勝点差が「8」の5位・カターレと、「9」の6位・今治がぶつかる。今節で「昇格」が消える可能性がどちらにもある。サバイバルマッチだ。両サポーターの願いに応える熱いプレーの応酬に期待しよう。
カターレは前節、終了間際に決勝点を許して八戸に逆転負けを喫した。2連敗するのも第2-3節以来。前々節の藤枝戦から先発を7人も入れ替え、8試合ぶりに先発したFW吉平翼が先取点を挙げて勝機はあったが、双方にビッグチャンスのあった終盤の攻防で競り負けた。MF松本雄真とMFガブリエル・エンリケが負傷交代するアクシデントにも見舞われた。2人のケガの状況が気掛かりだ。
前節は立ち上がりから中盤でしっかりプレッシャーをかけ、好調だった八戸の攻撃を途中までよく封じた。チームを立て直す際にやはり頼りになるのは、これまで培ってきたハードワークと球際の強さ。さらに手ごわい今治と好勝負を演じるためには汗をかいて体を張るカターレらしさの発揮が欠かせない。
攻撃面では引き続きボール奪取後のつなぎの精度と判断がポイントになりそう。小田切道治監督は就任以来、敵の出方を見極めながら「賢く」攻めるよう伝えている。強みとする縦に速い攻めを狙いつつ、ボールを奪いにくる相手のプレスを外して攻撃機会も増やしていきたい。
前節は後半途中からFW川西翔太をボランチに投入した。「攻めのリズムを変えて相手から主導権を取り戻すのが狙いだった。推進力のあるガブリエルとの連係で良いかたちをつくれていた」(小田切監督)。決定力もチーム随一の川西を今節の勝利のためにどう生かすのか注目だ。
対する今治も前節は松本に1-2で逆転負けして2連敗中。一時はカターレとともに上位に迫り、髙木理己ヘッドコーチが富山まで足を運んで藤枝戦をスカウティングするなど力が入っていただけに惜しまれる。ただ、カターレが松本、鹿児島との対戦を残しているのと同様に、彼らも次節に藤枝との直接対決が残っている。ここを突破して藤枝に挑む青写真を描いているに違いない。
J3は3年目だが、2021年度の経営開示では営業収益(9億1,700万円)がリーグ1位、チーム人件費(3億800万円)も同2位だった有力クラブだ(カターレ:6億2,700万円/2億3,900万円)。攻守に好選手がそろい、得点47/失点33がリーグ4位/同4位タイと安定している(カターレ:得点45/失点37)。首位いわきの今季3敗のうち2敗を今治がつけており、藤枝、鹿児島からも白星を挙げている。
攻撃陣の決定力が高く、前節まで16試合連続で得点を挙げている。カターレに勝った3月20日の第2節にループシュートで先取点を決め、この得点で3月のJ3ベストゴールを受賞したFW中川風希は前節・松本戦で今季11点目をマーク。同8得点のU-19日本代表FW千葉寛汰が最近5試合で5得点を挙げ、[4-4-2]の右サイドに入るブラジル籍のインディオも今季7得点を奪っている。
身長190㌢のDF安藤智哉の高さとパワー、キッカーMF上原拓郎の左足の精度が光るセットプレーが強力。カターレは前回、後半37分にCKのこぼれ球から決勝点を許しており、ここでも踏ん張りが必要だ。
カターレは前節、終了間際に決勝点を許して八戸に逆転負けを喫した。2連敗するのも第2-3節以来。前々節の藤枝戦から先発を7人も入れ替え、8試合ぶりに先発したFW吉平翼が先取点を挙げて勝機はあったが、双方にビッグチャンスのあった終盤の攻防で競り負けた。MF松本雄真とMFガブリエル・エンリケが負傷交代するアクシデントにも見舞われた。2人のケガの状況が気掛かりだ。
前節は立ち上がりから中盤でしっかりプレッシャーをかけ、好調だった八戸の攻撃を途中までよく封じた。チームを立て直す際にやはり頼りになるのは、これまで培ってきたハードワークと球際の強さ。さらに手ごわい今治と好勝負を演じるためには汗をかいて体を張るカターレらしさの発揮が欠かせない。
攻撃面では引き続きボール奪取後のつなぎの精度と判断がポイントになりそう。小田切道治監督は就任以来、敵の出方を見極めながら「賢く」攻めるよう伝えている。強みとする縦に速い攻めを狙いつつ、ボールを奪いにくる相手のプレスを外して攻撃機会も増やしていきたい。
前節は後半途中からFW川西翔太をボランチに投入した。「攻めのリズムを変えて相手から主導権を取り戻すのが狙いだった。推進力のあるガブリエルとの連係で良いかたちをつくれていた」(小田切監督)。決定力もチーム随一の川西を今節の勝利のためにどう生かすのか注目だ。
対する今治も前節は松本に1-2で逆転負けして2連敗中。一時はカターレとともに上位に迫り、髙木理己ヘッドコーチが富山まで足を運んで藤枝戦をスカウティングするなど力が入っていただけに惜しまれる。ただ、カターレが松本、鹿児島との対戦を残しているのと同様に、彼らも次節に藤枝との直接対決が残っている。ここを突破して藤枝に挑む青写真を描いているに違いない。
J3は3年目だが、2021年度の経営開示では営業収益(9億1,700万円)がリーグ1位、チーム人件費(3億800万円)も同2位だった有力クラブだ(カターレ:6億2,700万円/2億3,900万円)。攻守に好選手がそろい、得点47/失点33がリーグ4位/同4位タイと安定している(カターレ:得点45/失点37)。首位いわきの今季3敗のうち2敗を今治がつけており、藤枝、鹿児島からも白星を挙げている。
攻撃陣の決定力が高く、前節まで16試合連続で得点を挙げている。カターレに勝った3月20日の第2節にループシュートで先取点を決め、この得点で3月のJ3ベストゴールを受賞したFW中川風希は前節・松本戦で今季11点目をマーク。同8得点のU-19日本代表FW千葉寛汰が最近5試合で5得点を挙げ、[4-4-2]の右サイドに入るブラジル籍のインディオも今季7得点を奪っている。
身長190㌢のDF安藤智哉の高さとパワー、キッカーMF上原拓郎の左足の精度が光るセットプレーが強力。カターレは前回、後半37分にCKのこぼれ球から決勝点を許しており、ここでも踏ん張りが必要だ。
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