【第30節vs八戸プレビュー】不撓不屈。つかめ勝利
- 2022/10/22
- 10:15
勝ち切って昇格に望みをつなぎたい。八戸は近5戦4勝1敗とチーム状態が上がっている。前節・藤枝戦の負けを引きずっていては厳しい戦いをしいられるだろう。ここが踏ん張りどころだ。
藤枝との上位対決に敗れたダメージは小さくない。昇格圏が遠のいただけでなく、ゲーム内容でも圧倒され、監督交代後の勢いが止まった。だが選手たちはそれぞれに頭と気持ちを整理して今節に向かっている。DF大畑隆也は「まだ昇格の可能性がなくなったわけじゃない。藤枝も後ろとの差がひとつでも縮まればプレッシャーが大きくなるはず。(今節、古巣の)宮崎が藤枝を倒してくれると思うので自分たちが勝つことだけを考えて八戸戦に備えたい」と話した。「昇格争い以前に、このチームにとって非常に大事な試合だと思っている」と言う選手もおり、今節の重みは全員が共有している。その思いを結実させて勝点3を持ち帰ってほしい。
八戸も藤枝と同様に攻から守への切り替えが速い。前節の反省点として小田切道治監督が挙げていたボール奪取後のつなぎは引き続きポイントになりそう。今週、重点的にトレーニングした成果を発揮できるか注目だ。石﨑体制から継続的に行っているサイドアタックからシュートに至る練習はスピード感を増している。今節は攻撃面での躍動を期待しよう。
先発の顔ぶれがどうなるかも興味深い。チーム内競争が活性化して調子を上げている選手が多い。これまでも小田切監督が取捨選択に困るほどだった。前節の負けを受けての舵取りとその効果が楽しみだ。
八戸とは前半戦最後の第17節(7月15日)に対戦し、後半途中から出場したFW大野耀平の2得点で2-1の逆転勝ちを収めた。八戸はその後、第13節から指揮を執る志垣良監督のもとチームづくりが進み、第25節から岐阜、相模原、愛媛を連破してクラブ初の3連勝を記録した。これを含む4勝1敗の近5戦は8得点/3失点と攻守がかみ合っている。
戦い方が定まり、プレー強度も上がっている印象。自らボールを奪いにいくアグレッシブな守りを基盤とし、攻撃はマイボールをしっかりつなぎながらも縦に鋭い。MF相田勇樹とMF山田尚幸のロングスローも対戦相手には厄介だ。
前節はカターレが苦戦した鳥取を相手に大半の時間を押し気味に進めて1-0で勝ち、13位に浮上した。後半23分に厚みのある攻めから[4-4-2]の左サイドバック板倉洸が決勝点。リードしてなお高い位置からプレッシャーをかけ続けて鳥取を封じている。元カターレのFW萱沼優聖が豊富な運動量で攻撃を下支えし、同じくGK服部一輝は2度の好セーブで勝利に貢献した。
小田切監督は「八戸は攻守ともにアグレッシブで、チーム状態も良さそうだ。受けにまわらないように、熱量をもって立ち向かいたい」と話す。ホームで打倒上位に燃えている八戸に「いけるぞ」と思わせてしまっては難しくなる。開始から積極的にパンチを繰り出していきたい。
【J3上位今後の対戦相手】
▽第30節以降→(残り5節)
1いわき66愛宮鹿相横
2藤 枝61宮鳥今福長
3鹿児島59福愛い岐富
4松 本57今長富宮相
5富 山54八今松北鹿
6今 治53松富藤長八
※赤字は直接対決
藤枝との上位対決に敗れたダメージは小さくない。昇格圏が遠のいただけでなく、ゲーム内容でも圧倒され、監督交代後の勢いが止まった。だが選手たちはそれぞれに頭と気持ちを整理して今節に向かっている。DF大畑隆也は「まだ昇格の可能性がなくなったわけじゃない。藤枝も後ろとの差がひとつでも縮まればプレッシャーが大きくなるはず。(今節、古巣の)宮崎が藤枝を倒してくれると思うので自分たちが勝つことだけを考えて八戸戦に備えたい」と話した。「昇格争い以前に、このチームにとって非常に大事な試合だと思っている」と言う選手もおり、今節の重みは全員が共有している。その思いを結実させて勝点3を持ち帰ってほしい。
八戸も藤枝と同様に攻から守への切り替えが速い。前節の反省点として小田切道治監督が挙げていたボール奪取後のつなぎは引き続きポイントになりそう。今週、重点的にトレーニングした成果を発揮できるか注目だ。石﨑体制から継続的に行っているサイドアタックからシュートに至る練習はスピード感を増している。今節は攻撃面での躍動を期待しよう。
先発の顔ぶれがどうなるかも興味深い。チーム内競争が活性化して調子を上げている選手が多い。これまでも小田切監督が取捨選択に困るほどだった。前節の負けを受けての舵取りとその効果が楽しみだ。
八戸とは前半戦最後の第17節(7月15日)に対戦し、後半途中から出場したFW大野耀平の2得点で2-1の逆転勝ちを収めた。八戸はその後、第13節から指揮を執る志垣良監督のもとチームづくりが進み、第25節から岐阜、相模原、愛媛を連破してクラブ初の3連勝を記録した。これを含む4勝1敗の近5戦は8得点/3失点と攻守がかみ合っている。
戦い方が定まり、プレー強度も上がっている印象。自らボールを奪いにいくアグレッシブな守りを基盤とし、攻撃はマイボールをしっかりつなぎながらも縦に鋭い。MF相田勇樹とMF山田尚幸のロングスローも対戦相手には厄介だ。
前節はカターレが苦戦した鳥取を相手に大半の時間を押し気味に進めて1-0で勝ち、13位に浮上した。後半23分に厚みのある攻めから[4-4-2]の左サイドバック板倉洸が決勝点。リードしてなお高い位置からプレッシャーをかけ続けて鳥取を封じている。元カターレのFW萱沼優聖が豊富な運動量で攻撃を下支えし、同じくGK服部一輝は2度の好セーブで勝利に貢献した。
小田切監督は「八戸は攻守ともにアグレッシブで、チーム状態も良さそうだ。受けにまわらないように、熱量をもって立ち向かいたい」と話す。ホームで打倒上位に燃えている八戸に「いけるぞ」と思わせてしまっては難しくなる。開始から積極的にパンチを繰り出していきたい。
【J3上位今後の対戦相手】
▽第30節以降→(残り5節)
1いわき66愛宮鹿相横
2藤 枝61宮鳥今福長
3鹿児島59福愛い岐富
4松 本57今長富宮相
5富 山54八今松北鹿
6今 治53松富藤長八
※赤字は直接対決
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