第29節 富山×藤枝 藤枝・須藤大輔監督の会見コメント
- 2022/10/16
- 18:31
●藤枝・須藤大輔監督
順位が拮抗し昇格の可能性ある富山が相手であり、「良いゲームができるのではないか」と思って臨んだ。富山は監督が交代してから連勝しており、一歩間違えたら逆の展開になっていたと感じる。
その中で、我々の戦いは、相手の立ち位置を見ながら、ファーストライン、セカンドライン、最終ラインをブレイクしていくことだった。圧力をうまくはがしながらボールを前に運べたと感じる。良い時間に点が取れて前半を2-0で終えられた。
2-0は最も危ないスコアだと思う。それを踏まえ、後半の入りからいきましょうというところで最初に点が取れたのは大きかった。3-0で富山が前掛かりになって、カウンターが生きるとベンチでも考えていたが、案の定そのかたちでさらに点が取れたが、その後になかなか点を決め切れなかった。
先ほど選手にロッカールームでも話したことなのだが、このゲームを踏まえてもっと点を取って勝とうとするのか、それとも最後に失点したように「我々はまだなにも為していないよね」と気を引き締めて残り5試合に臨むのか。我々はまだなにも為していないし、まだ追う立場。優勝を目指しているので。我々のフィロソフィーは相手を圧倒して勝つサッカー。残り5試合でそのフィロソフィーをつかみとりたい。
Q:攻から守への素早い切り替え、ボールを奪い切る球際の強さが印象的だった。きょうの出来をどう評価しているか。
百点に近い出来だと思う。しっかりボールを動かしながらも、前節の松本戦では狭いところでボールを失ってショートカウンターを受けて決定的なチャンスを許していた。この1週間は奪われた後のカウンタープレスは修正してきたつもり。背後を気にしながらも下がるんじゃなくて前からいこうよ、という守備が良い攻撃につながっている。攻守両面で躍動できたんじゃないかと思う。
Q:パスサッカーに取り組むうえでの理想的な守りが完成に近づいているのでは。
キャンプからずっとやってきて、前半戦は内容が良いのに勝てなかった。ちょっとしたスキでやられ、ゴールを奪えないといったかたちでなかなか勝点を稼げなかった。しかし、やるべきことを変えずにやってきた結果、より圧をかけられるようになった。夏場でも非常にインテンシティーの高い練習をやってきたのがようやく秋に実りあるものになっていると感じる。特別なことは何もやっていないし、ずっとやってきたことが選手の成長、クラブの成長につながっていると感じる。
Q:天皇杯を含め今季2連敗しているカターレに対し、球際や切り替えで負けないという意識が高ったことが、チームの力を引き出した側面はあるのでは。
我々のポジショナルサッカーは相手のパワーも引き出してしまう恐れがある。それが一方で我々のパワーも引き出してくれる。相乗効果で成長してきた。オンの時のミスのレベルが非常に上がってきたのかなと思う。即時奪回のカウンタープレスの部分はもちろんだが、それがないようにするミスの質も上がってきているのがこうやって結果につながっているひとつの要因だと思う。
Q:後半はあと何点か入っていてもおかしくなかった。
点差がつき、富山も相当人数をかけてきていた。危なさは感じたが、うちの前線の選手が引っ張れば数的優位をつくれてシュートまで持ち込めていた。ゲームの流れでそうなった。ならば仕留めなければいけないと思うが、それは先ほども言った「まだまだ」なところ。カウンターの精度を上げ、最後に失点した場面でもしっかりはね返せるような力をつけていきたい。
Q:理想とするサッカーに近づいているのでは。
どんな相手に対しても同じようなサッカーができるようになってきたとは感じる。能動的に自分たちでアクションを起こし、相手の立ち位置や勢いに左右されなくなってきている。自分たちで、相手がこうきているから、どこが空くよねとか、どう守らなければいけないよねというのが選手もしっかり状況を把握できている。ベンチでもコミュニケーションをとりながら攻め方を考えるが、それを選手がすぐに実行できる。練習でも判断と実行の部分でずれがなくなってきている。これをもっともっと結果で表すために、5連勝して昇格したい。
Q:豪雨災害に対し、富山をはじめ各地から支援が寄せられている。どう感じているか。
我々のフィロソフィーは、サッカーはエンターテイメント。ホーム、アウェイの別なく見ているすべての人の心を震わせたいとの大命題を掲げてやっている。
豪雨被害に対しサッカーファミリーとして助けていただき、富山のクラブ、サポーターに感謝している。その思いをどう表現するかと言えば、やはりサッカーで、人の心を動かしたいという思いでやっている。残り5試合もそういう気持ちを持ち続け、躍動するような、チャレンジするようなエンターテイメントサッカーを表現していきたい。
Q:9月の5連戦を乗り切ったのが好調の要因のひとつなのか。
すごい過密日程で大変だねと言われたが、ピンチの時ほどチャンス。1つ勝てば勢いに乗れると思っていた。どんどん試合をこなせて勢いに乗った結果がこうやって9月、10月と続いている。ただ、きょうの4-1の勝利がチャンスなら、次はピンチがくるかもしれない。今後も一喜一憂せずに臨みたい。
Q:冒頭ににあった試合後の選手への話は、鹿児島が負けて2位に浮上したのを踏まえてのものだと理解してよいか。
知らせは受けていた。シーズンはまだ終わっていない。5連勝があるなら5連敗もあり得る。まだまだなにも為していない。我々には次節の宮崎戦が最も大事になるので、宮崎にどう勝つかを考えてやっていきたい。
以前から最後の直線でまくろうよ、という話はしていた。後ろを見ずに先頭でゴールテープを切りたい、という思いはある。
順位が拮抗し昇格の可能性ある富山が相手であり、「良いゲームができるのではないか」と思って臨んだ。富山は監督が交代してから連勝しており、一歩間違えたら逆の展開になっていたと感じる。
その中で、我々の戦いは、相手の立ち位置を見ながら、ファーストライン、セカンドライン、最終ラインをブレイクしていくことだった。圧力をうまくはがしながらボールを前に運べたと感じる。良い時間に点が取れて前半を2-0で終えられた。
2-0は最も危ないスコアだと思う。それを踏まえ、後半の入りからいきましょうというところで最初に点が取れたのは大きかった。3-0で富山が前掛かりになって、カウンターが生きるとベンチでも考えていたが、案の定そのかたちでさらに点が取れたが、その後になかなか点を決め切れなかった。
先ほど選手にロッカールームでも話したことなのだが、このゲームを踏まえてもっと点を取って勝とうとするのか、それとも最後に失点したように「我々はまだなにも為していないよね」と気を引き締めて残り5試合に臨むのか。我々はまだなにも為していないし、まだ追う立場。優勝を目指しているので。我々のフィロソフィーは相手を圧倒して勝つサッカー。残り5試合でそのフィロソフィーをつかみとりたい。
Q:攻から守への素早い切り替え、ボールを奪い切る球際の強さが印象的だった。きょうの出来をどう評価しているか。
百点に近い出来だと思う。しっかりボールを動かしながらも、前節の松本戦では狭いところでボールを失ってショートカウンターを受けて決定的なチャンスを許していた。この1週間は奪われた後のカウンタープレスは修正してきたつもり。背後を気にしながらも下がるんじゃなくて前からいこうよ、という守備が良い攻撃につながっている。攻守両面で躍動できたんじゃないかと思う。
Q:パスサッカーに取り組むうえでの理想的な守りが完成に近づいているのでは。
キャンプからずっとやってきて、前半戦は内容が良いのに勝てなかった。ちょっとしたスキでやられ、ゴールを奪えないといったかたちでなかなか勝点を稼げなかった。しかし、やるべきことを変えずにやってきた結果、より圧をかけられるようになった。夏場でも非常にインテンシティーの高い練習をやってきたのがようやく秋に実りあるものになっていると感じる。特別なことは何もやっていないし、ずっとやってきたことが選手の成長、クラブの成長につながっていると感じる。
Q:天皇杯を含め今季2連敗しているカターレに対し、球際や切り替えで負けないという意識が高ったことが、チームの力を引き出した側面はあるのでは。
我々のポジショナルサッカーは相手のパワーも引き出してしまう恐れがある。それが一方で我々のパワーも引き出してくれる。相乗効果で成長してきた。オンの時のミスのレベルが非常に上がってきたのかなと思う。即時奪回のカウンタープレスの部分はもちろんだが、それがないようにするミスの質も上がってきているのがこうやって結果につながっているひとつの要因だと思う。
Q:後半はあと何点か入っていてもおかしくなかった。
点差がつき、富山も相当人数をかけてきていた。危なさは感じたが、うちの前線の選手が引っ張れば数的優位をつくれてシュートまで持ち込めていた。ゲームの流れでそうなった。ならば仕留めなければいけないと思うが、それは先ほども言った「まだまだ」なところ。カウンターの精度を上げ、最後に失点した場面でもしっかりはね返せるような力をつけていきたい。
Q:理想とするサッカーに近づいているのでは。
どんな相手に対しても同じようなサッカーができるようになってきたとは感じる。能動的に自分たちでアクションを起こし、相手の立ち位置や勢いに左右されなくなってきている。自分たちで、相手がこうきているから、どこが空くよねとか、どう守らなければいけないよねというのが選手もしっかり状況を把握できている。ベンチでもコミュニケーションをとりながら攻め方を考えるが、それを選手がすぐに実行できる。練習でも判断と実行の部分でずれがなくなってきている。これをもっともっと結果で表すために、5連勝して昇格したい。
Q:豪雨災害に対し、富山をはじめ各地から支援が寄せられている。どう感じているか。
我々のフィロソフィーは、サッカーはエンターテイメント。ホーム、アウェイの別なく見ているすべての人の心を震わせたいとの大命題を掲げてやっている。
豪雨被害に対しサッカーファミリーとして助けていただき、富山のクラブ、サポーターに感謝している。その思いをどう表現するかと言えば、やはりサッカーで、人の心を動かしたいという思いでやっている。残り5試合もそういう気持ちを持ち続け、躍動するような、チャレンジするようなエンターテイメントサッカーを表現していきたい。
Q:9月の5連戦を乗り切ったのが好調の要因のひとつなのか。
すごい過密日程で大変だねと言われたが、ピンチの時ほどチャンス。1つ勝てば勢いに乗れると思っていた。どんどん試合をこなせて勢いに乗った結果がこうやって9月、10月と続いている。ただ、きょうの4-1の勝利がチャンスなら、次はピンチがくるかもしれない。今後も一喜一憂せずに臨みたい。
Q:冒頭ににあった試合後の選手への話は、鹿児島が負けて2位に浮上したのを踏まえてのものだと理解してよいか。
知らせは受けていた。シーズンはまだ終わっていない。5連勝があるなら5連敗もあり得る。まだまだなにも為していない。我々には次節の宮崎戦が最も大事になるので、宮崎にどう勝つかを考えてやっていきたい。
以前から最後の直線でまくろうよ、という話はしていた。後ろを見ずに先頭でゴールテープを切りたい、という思いはある。
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