【第28節vs岐阜プレビュー】決戦〝秋の長良川〟
- 2022/10/07
- 15:30
アウェイで強敵の岐阜に挑む。小田切体制となって2連勝しているが、対戦相手のレベルがまた一段上がる。どんな姿が見られるか楽しみだ。
前節・相模原戦翌日の3日に草島グラウンドで金沢と練習試合があり、4―1(前半3-1)。3-0だった先週に続き2週続けて金沢に快勝し、リーグ戦での出番を待つ選手たちの充実ぶりがうかがえる。
この試合で目立ったのは持ち味の球際の強さに加え、攻撃にかかった時の前進気勢。ボールホルダーを追い越して前へ前へと走り込み金沢を圧倒した。小田切道治監督の求める姿勢が浸透し、この日のメンバーからも新たに出場機会をつかむ選手が遠からずでてくるだろう。新加入のMFチェン・ビンビンが右サイドハーフに入り、FKを左足で直接決めて初ゴールを挙げた。チェンと同じく2得点を挙げたFW吉平翼はゲームを締める4点目を左45度から鮮やかに決めている。
今週はさらに特記事項がある。昨年11月に左膝蓋腱断裂の大けがを負ったDF濱大耀が全体練習に一部合流した。これで長期離脱者がすべて復帰し、7日に行った攻撃練習では所属34選手がそろって同じメニューに取り組んでいた。11月20日の最終節までシーズンは残り約40日。切磋琢磨しながら、チームの総力で昇格をつかんでほしい。
現在10位の岐阜は前節・福島戦を1-1で引き分け、7試合を残して昇格の可能性が消えた。今季ワーストの5戦勝ちなし(2分3敗)で今節を迎える。前節でキャプテンのMF柏木陽介が右足アキレス腱断裂の大けがを負うなどチーム状況は苦しいが、地元で意地をみせるべく士気を高めているだろう。
今季がJ3で3年目の岐阜は、元日本代表のFW田中順也とDF宇賀神友弥を獲得するなど積極的な補強で注目を集め、優勝候補の一角に挙げられていた。開幕から2勝1分4敗の成績で三浦俊也監督を解任し、横山雄次監督の就任後7戦負けなし(5勝2分)で一時は5位まで浮上。しかし、その後2勝3分8敗と振るわなかった。
総得点37はリーグ8位(カターレ40=6位)だが、総失点が42でリーグ16位と多い(カターレ30=5位タイ)。これもあってゲーム運びが安定せず、先取点を挙げた試合が9しかない(カターレ17)。栃木や長野を率いてJ3を戦った経験がある横山監督のもと、前線からのプレッシングなど守りの強度は上がっているがまだ発展途上とみられる。
ただ、前節・福島戦の映像を見る限り、攻撃力はやはりリーグトップクラスだ。[4-4-2]のボランチに入る庄司悦大と吉濱遼平はともに攻撃を組み立てつつ、決定的なパスを出せる技巧派。両サイドハーフの窪田稜、ンドカ・チャールスは突破力に秀で、FW藤岡浩介がリーグ2位の13得点を挙げている。
彼らの攻撃力をカターレはどうしのぐか。この2試合は無失点だが、岐阜はさらに精度が高く、バリエーションも豊富なため油断できない。たとえ先取点を許しても、反撃を狙いつつ粘り強く進めたい。
今季ホームで黒星を喫した2クラブのうち1つが岐阜だ。4月10日の第5節で対戦し、1-3で逆転負けした。過去2年は双方とも昇格を争う中、11月の第1週に長良川スタジアムで対戦し、カターレは2020年に0△0、21年は0●2でいずれも望んだ結果を得られていない。今年こそ乗り越えなければならない。
【J3上位今後の対戦相手】
▽第28節以降→(残り7節)
1いわき60鳥沼愛宮鹿相横
2鹿児島56横宮福愛い岐富
3藤 枝55松富宮鳥今福長
4松 本54藤岐今長富宮相
5富 山51岐藤八今松北鹿
6今 治50相横松富藤長八
7長 野43愛相横松鳥今藤
8愛 媛41長北い(宮)鹿讃沼福
※赤字は上位対決
※愛媛は第25節・宮崎戦が未消化
前節・相模原戦翌日の3日に草島グラウンドで金沢と練習試合があり、4―1(前半3-1)。3-0だった先週に続き2週続けて金沢に快勝し、リーグ戦での出番を待つ選手たちの充実ぶりがうかがえる。
この試合で目立ったのは持ち味の球際の強さに加え、攻撃にかかった時の前進気勢。ボールホルダーを追い越して前へ前へと走り込み金沢を圧倒した。小田切道治監督の求める姿勢が浸透し、この日のメンバーからも新たに出場機会をつかむ選手が遠からずでてくるだろう。新加入のMFチェン・ビンビンが右サイドハーフに入り、FKを左足で直接決めて初ゴールを挙げた。チェンと同じく2得点を挙げたFW吉平翼はゲームを締める4点目を左45度から鮮やかに決めている。
今週はさらに特記事項がある。昨年11月に左膝蓋腱断裂の大けがを負ったDF濱大耀が全体練習に一部合流した。これで長期離脱者がすべて復帰し、7日に行った攻撃練習では所属34選手がそろって同じメニューに取り組んでいた。11月20日の最終節までシーズンは残り約40日。切磋琢磨しながら、チームの総力で昇格をつかんでほしい。
現在10位の岐阜は前節・福島戦を1-1で引き分け、7試合を残して昇格の可能性が消えた。今季ワーストの5戦勝ちなし(2分3敗)で今節を迎える。前節でキャプテンのMF柏木陽介が右足アキレス腱断裂の大けがを負うなどチーム状況は苦しいが、地元で意地をみせるべく士気を高めているだろう。
今季がJ3で3年目の岐阜は、元日本代表のFW田中順也とDF宇賀神友弥を獲得するなど積極的な補強で注目を集め、優勝候補の一角に挙げられていた。開幕から2勝1分4敗の成績で三浦俊也監督を解任し、横山雄次監督の就任後7戦負けなし(5勝2分)で一時は5位まで浮上。しかし、その後2勝3分8敗と振るわなかった。
総得点37はリーグ8位(カターレ40=6位)だが、総失点が42でリーグ16位と多い(カターレ30=5位タイ)。これもあってゲーム運びが安定せず、先取点を挙げた試合が9しかない(カターレ17)。栃木や長野を率いてJ3を戦った経験がある横山監督のもと、前線からのプレッシングなど守りの強度は上がっているがまだ発展途上とみられる。
ただ、前節・福島戦の映像を見る限り、攻撃力はやはりリーグトップクラスだ。[4-4-2]のボランチに入る庄司悦大と吉濱遼平はともに攻撃を組み立てつつ、決定的なパスを出せる技巧派。両サイドハーフの窪田稜、ンドカ・チャールスは突破力に秀で、FW藤岡浩介がリーグ2位の13得点を挙げている。
彼らの攻撃力をカターレはどうしのぐか。この2試合は無失点だが、岐阜はさらに精度が高く、バリエーションも豊富なため油断できない。たとえ先取点を許しても、反撃を狙いつつ粘り強く進めたい。
今季ホームで黒星を喫した2クラブのうち1つが岐阜だ。4月10日の第5節で対戦し、1-3で逆転負けした。過去2年は双方とも昇格を争う中、11月の第1週に長良川スタジアムで対戦し、カターレは2020年に0△0、21年は0●2でいずれも望んだ結果を得られていない。今年こそ乗り越えなければならない。
【J3上位今後の対戦相手】
▽第28節以降→(残り7節)
1いわき60鳥沼愛宮鹿相横
2鹿児島56横宮福愛い岐富
3藤 枝55松富宮鳥今福長
4松 本54藤岐今長富宮相
5富 山51岐藤八今松北鹿
6今 治50相横松富藤長八
7長 野43愛相横松鳥今藤
8愛 媛41長北い(宮)鹿讃沼福
※赤字は上位対決
※愛媛は第25節・宮崎戦が未消化
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