【第26節vs讃岐プレビュー】団結心と意志の強さを示す時
- 2022/09/24
- 18:02
監督交代がチームにどのような変化を生むのか注目が集まる。こちらの思惑通りにいくほど勝負は甘くはない。それでも勝利を願ってこの一戦を見守りたい。
石﨑信弘監督退任の一報には驚かされた。前節・沼津戦の敗北は痛かったが、2位とは勝点8差で残りまだ9試合ある。ゲーム内容に物足りなさはあっても、それを補う以上の勝負強さを発揮し、昨季の同時期を上回る勝点を積み上げていた。接戦を勝ち切るしぶとさこそ、これまでカターレが求めても手にできなかった強さだ。石﨑監督の指導力は確かだった。
しかし、クラブはチーム状態のこれまでの推移と上位勢の好調さを踏まえ、このままでは逆転昇格は難しいと判断したようだ。監督交代によるカンフル効果、戦術や選手起用の見直しによる成績アップに期待している。当然リスクもある。J2復帰のために賭けにでたといえるだろう。
バトンを託された小田切道治監督は「気持ち新たに向かっていかなければならない。新しいチャレンジもしていきたい」と言う。ヘッドコーチからの昇格であり、基本戦術に大きな変更はないとみられるが、選手起用などで石﨑監督とは異なるエッセンスを入れてくるかもしれない。当日を楽しみに待ちたい。
小田切監督は「石﨑監督のもとで培ったボールを奪いにいく守りはこれまで通り継続していく。継続すべきところと、修正しなければいけないところはミーティングで映像もみせながら伝えてある。選手が戸惑わないように納得できるものをしっかり伝えて試合に臨みたい」と話している。
石﨑監督の退任には選手にも驚きとショックが広がった。キャプテンのGK西部洋平は「監督が交代することになり、自分も責任を感じている。石﨑監督とやってきたサッカーは間違ってはいない。良いところを継続しながら小田切監督のやりたいサッカーを表現できるようにしていきたい」と話す。
DF柳下大樹は「とても落ち込んだ。選手として責任を感じている。しかし、次の試合が目の前にきている。イシさんのためにも残り試合を頑張らなくちゃいけないという気持ちはある。讃岐戦は難しいゲームになると思うが、戦術以前の球際や走り合いでは負けないようにして戦い抜きたい」と語った。
昇格の可能性を最後まで追求する意志に加え、無念にも道半ばにして先に戦線を離れることになった「イシさんのためにも」という気持ちはチームが団結し、再び前に進む力になり得る。今季これまでの取り組みを小田切体制で結実させてほしい。
対する讃岐は現在10戦勝ちなし(3分7敗)で17位に沈んでいる。だが、カターレがホームで対戦して1-0で勝った6月5日の第11節と比較してチーム力は各段に上がっている。今季から再建を託された西村俊寛監督のもとでゲーム内容が良化し、結果をつかむまであと一歩のところまできている印象だ。
第22節・松本戦は0-1、第24節・鹿児島戦は2-3の惜敗だった。第23節は藤枝と1-1で引き分けている。17、18位対決だった前節のYS横浜戦は0-0で勝ち切れなかったが意図的な攻撃で多くの得点機をつくっている。
フォーメーションは[3-4-2-1]。8得点を挙げているワントップ松本孝平の高さとパワーを信じて、右ウイングバックの川﨑一輝らが早いタイミングでクロスを入れてくる。小気味よくパスをつなぎビルドアップするシーンも増えている。守備はしっかり人数をかけ手堅い。総得点がリーグ17位の「19」と伸び悩んでいるのが課題だが、総失点32はカターレと同水準(カターレ得点35/失点30)。
カターレは対讃岐6連勝中で通算6勝1分2敗。しかし、その内容はいずれも接戦で戦績ほどの実力差はない。讃岐は今節がホームで初めての声出し応援となるため普段以上にモチベーションも高いはずで、新監督の船出に容赦なく襲い掛かってくる。これを退けられるか否か。今後の戦いを左右する大一番だ。
石﨑信弘監督退任の一報には驚かされた。前節・沼津戦の敗北は痛かったが、2位とは勝点8差で残りまだ9試合ある。ゲーム内容に物足りなさはあっても、それを補う以上の勝負強さを発揮し、昨季の同時期を上回る勝点を積み上げていた。接戦を勝ち切るしぶとさこそ、これまでカターレが求めても手にできなかった強さだ。石﨑監督の指導力は確かだった。
しかし、クラブはチーム状態のこれまでの推移と上位勢の好調さを踏まえ、このままでは逆転昇格は難しいと判断したようだ。監督交代によるカンフル効果、戦術や選手起用の見直しによる成績アップに期待している。当然リスクもある。J2復帰のために賭けにでたといえるだろう。
バトンを託された小田切道治監督は「気持ち新たに向かっていかなければならない。新しいチャレンジもしていきたい」と言う。ヘッドコーチからの昇格であり、基本戦術に大きな変更はないとみられるが、選手起用などで石﨑監督とは異なるエッセンスを入れてくるかもしれない。当日を楽しみに待ちたい。
小田切監督は「石﨑監督のもとで培ったボールを奪いにいく守りはこれまで通り継続していく。継続すべきところと、修正しなければいけないところはミーティングで映像もみせながら伝えてある。選手が戸惑わないように納得できるものをしっかり伝えて試合に臨みたい」と話している。
石﨑監督の退任には選手にも驚きとショックが広がった。キャプテンのGK西部洋平は「監督が交代することになり、自分も責任を感じている。石﨑監督とやってきたサッカーは間違ってはいない。良いところを継続しながら小田切監督のやりたいサッカーを表現できるようにしていきたい」と話す。
DF柳下大樹は「とても落ち込んだ。選手として責任を感じている。しかし、次の試合が目の前にきている。イシさんのためにも残り試合を頑張らなくちゃいけないという気持ちはある。讃岐戦は難しいゲームになると思うが、戦術以前の球際や走り合いでは負けないようにして戦い抜きたい」と語った。
昇格の可能性を最後まで追求する意志に加え、無念にも道半ばにして先に戦線を離れることになった「イシさんのためにも」という気持ちはチームが団結し、再び前に進む力になり得る。今季これまでの取り組みを小田切体制で結実させてほしい。
対する讃岐は現在10戦勝ちなし(3分7敗)で17位に沈んでいる。だが、カターレがホームで対戦して1-0で勝った6月5日の第11節と比較してチーム力は各段に上がっている。今季から再建を託された西村俊寛監督のもとでゲーム内容が良化し、結果をつかむまであと一歩のところまできている印象だ。
第22節・松本戦は0-1、第24節・鹿児島戦は2-3の惜敗だった。第23節は藤枝と1-1で引き分けている。17、18位対決だった前節のYS横浜戦は0-0で勝ち切れなかったが意図的な攻撃で多くの得点機をつくっている。
フォーメーションは[3-4-2-1]。8得点を挙げているワントップ松本孝平の高さとパワーを信じて、右ウイングバックの川﨑一輝らが早いタイミングでクロスを入れてくる。小気味よくパスをつなぎビルドアップするシーンも増えている。守備はしっかり人数をかけ手堅い。総得点がリーグ17位の「19」と伸び悩んでいるのが課題だが、総失点32はカターレと同水準(カターレ得点35/失点30)。
カターレは対讃岐6連勝中で通算6勝1分2敗。しかし、その内容はいずれも接戦で戦績ほどの実力差はない。讃岐は今節がホームで初めての声出し応援となるため普段以上にモチベーションも高いはずで、新監督の船出に容赦なく襲い掛かってくる。これを退けられるか否か。今後の戦いを左右する大一番だ。
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