第24節 富山×宮崎 マッチレポート■巧みなゲーム運びで快勝
- 2022/09/12
- 10:07
【第24節 富山2―1宮崎 ▽得点者:前半17分・林堂(富)、後半7分・岡田(宮)、同37分・大山(富)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
相手の特長を封じるしたたかなゲーム運びで競り勝った。堅守から鋭く攻める好循環を生み出してシュート数は今季最多15本。一時は同点に追い付かれたものの大半の時間で主導権を握っており、快勝といえる内容だった。ホームゲームの連続負けなしを10試合(9勝1分)に伸ばし、次節からアウェイ2連戦に挑む。
がむしゃらにボールを奪いにいった前節の福島戦とは異なり、陣形を整えながら静かににらみを利かせる守りを展開。インサイドハーフの姫野宥弥と松本雄真、FW川西翔太の3人が、宮崎の攻撃をコントロールするダブルボランチの千布一輝と徳永裕大をしっかりマークした。石﨑信弘監督は「宮崎はボールを回すのが上手。高い位置からボールを奪いにいって、すべて取れるわけではない。千布選手を自由にさせないようにしなければいけなかった。選手が考えながらうまく対応していた」と振り返っている。
幸先よく先制点も挙がった。前半17分、この日2本目のCKのこぼれ球を左で拾ったMF大山武蔵が放ったミドルシュートがクロスバーを直撃し、はね返りをDF林堂眞が蹴り込んだ。
攻撃のリズムがつかめない宮崎はボールを失った後の守りで後手に回るシーンが多く、カターレは川西らにボールをつけて中央も使いながらチャンスを創出。同22分に大山からの縦パスでFW大野耀平が抜け出して決定機を迎え、同43分にも大山のクロスにニアで合わせた川西のシュートが右ポストをかすめた。
後半も5分に林堂からの縦パスで川西がGKと1対1になるが決め切れず追加点がなかなか奪えない。直後の7分、宮崎に同点ゴールを許してしまった。
宮崎はハーフタイムを境にカターレの背後を突く意識を高めていたという。両ボランチが左サイドに寄った局面で、千布から受けた徳永が浮き球で裏に送ってMF岡田優希が抜け出す。浮き球のパスがバウンドしたところを左足でジャストミートして右隅に決めた。第12節のカターレ戦で負傷して復帰4試合目だった岡田は第8節以来となる今季7点目。
流れが宮崎に傾きかけたこの時間帯にカターレはフォーメーションを[3-4-3(3-4-1-2)]に変更した。同14分にFW高橋駿太をシャドウに投入し、宮崎の千布へのマークをさらに徹底したという。相手の攻撃ルートを寸断しながら高い位置からプレッシャーをかけ、再び攻勢を強めることに成功した。同37分、MF安藤由翔が左からカットインしながら川西にスルーパスを通し、左からのグラウンダーのクロスに高橋が合わせる。GKとの競り合いからこぼれたボールを逆サイドから詰めた大山が押し込んで決勝点が挙がった。
※ハイライト映像(J公式サイト)
相手の特長を封じるしたたかなゲーム運びで競り勝った。堅守から鋭く攻める好循環を生み出してシュート数は今季最多15本。一時は同点に追い付かれたものの大半の時間で主導権を握っており、快勝といえる内容だった。ホームゲームの連続負けなしを10試合(9勝1分)に伸ばし、次節からアウェイ2連戦に挑む。
がむしゃらにボールを奪いにいった前節の福島戦とは異なり、陣形を整えながら静かににらみを利かせる守りを展開。インサイドハーフの姫野宥弥と松本雄真、FW川西翔太の3人が、宮崎の攻撃をコントロールするダブルボランチの千布一輝と徳永裕大をしっかりマークした。石﨑信弘監督は「宮崎はボールを回すのが上手。高い位置からボールを奪いにいって、すべて取れるわけではない。千布選手を自由にさせないようにしなければいけなかった。選手が考えながらうまく対応していた」と振り返っている。
幸先よく先制点も挙がった。前半17分、この日2本目のCKのこぼれ球を左で拾ったMF大山武蔵が放ったミドルシュートがクロスバーを直撃し、はね返りをDF林堂眞が蹴り込んだ。
攻撃のリズムがつかめない宮崎はボールを失った後の守りで後手に回るシーンが多く、カターレは川西らにボールをつけて中央も使いながらチャンスを創出。同22分に大山からの縦パスでFW大野耀平が抜け出して決定機を迎え、同43分にも大山のクロスにニアで合わせた川西のシュートが右ポストをかすめた。
後半も5分に林堂からの縦パスで川西がGKと1対1になるが決め切れず追加点がなかなか奪えない。直後の7分、宮崎に同点ゴールを許してしまった。
宮崎はハーフタイムを境にカターレの背後を突く意識を高めていたという。両ボランチが左サイドに寄った局面で、千布から受けた徳永が浮き球で裏に送ってMF岡田優希が抜け出す。浮き球のパスがバウンドしたところを左足でジャストミートして右隅に決めた。第12節のカターレ戦で負傷して復帰4試合目だった岡田は第8節以来となる今季7点目。
流れが宮崎に傾きかけたこの時間帯にカターレはフォーメーションを[3-4-3(3-4-1-2)]に変更した。同14分にFW高橋駿太をシャドウに投入し、宮崎の千布へのマークをさらに徹底したという。相手の攻撃ルートを寸断しながら高い位置からプレッシャーをかけ、再び攻勢を強めることに成功した。同37分、MF安藤由翔が左からカットインしながら川西にスルーパスを通し、左からのグラウンダーのクロスに高橋が合わせる。GKとの競り合いからこぼれたボールを逆サイドから詰めた大山が押し込んで決勝点が挙がった。
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