第20節 長野×富山 マッチレポート■攻撃的布陣で見せ場も逃げ切り許す
- 2022/08/16
- 12:01
【第20節 長野1―0富山 ▽得点者:前半22分・山本(長)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
自陣に引いて守った長野の作戦にはまったかたちだ。前半に自らのパスミスが発端となって失った1点を最後まで取り返せなかった。第16節・松本戦に0-1で敗れて以来4試合ぶりの黒星で、無得点もその時に続き今季2度目。しのぎを削る上位対決でゴールをこじ開けるには攻撃力のさらなる向上が欠かせない。
長野にも選手のコロナ感染が発生し、両チームが2週前の前節からスタメンを3人ずつ変更して臨んだ。長野はカターレと同じ[3-5-2(3-1-4-1-1)]のフォーメーションを採用。カターレの長いボールを使った攻めを警戒し、引いて守って裏のスペースを消す狙いがあった。パスワークには自信があり、低い位置で回収したボールをつないで攻め込むつもりだったという。
しかし、その策を逆手にとってカターレが主導権を握った。長野はトップ下をアンカー碓井鉄平のマークに当てていた。プレッシャーのないスリーバックを中心にボールを動かしながら攻め、敵陣でボールを再回収して押し込む時間をつくっていった。
上々の立ち上がりだっただけに前半22分の失点が痛かった。自陣で左センターバック鎌田翔雅が碓井に出したパスを長野のトップ下・三田尚希にカットされた。相手はそのボールを拾ったFW山本大貴がドリブルで持ち込み、ペナルティーアーク付近から左足ミドルシュートをゴール右上に突き刺した。
カターレは直後の飲水タイムで、FW吉平翼を中心に「(内容は)悪くないよ。続けていこう」と声を掛け合うとその後もリズムを崩さずにゲームを進めた。同34分にMF安藤由翔がMF松本雄真とのワンツーでペナルティーエリアに進入し、同41分にはFKのこぼれ球からMF川西翔太が狙ってゴールに迫った。
後半は交互に攻め合う展開。長野は4分、左CKからDF秋山拓也が頭で折り返して三田が押し込もうとしたが、DF林堂眞の右肩から上腕辺りに当たって決め切れない。カターレは8分、加入後初先発だったFW松岡大智が左から放ったグラウンダーのミドルシュートがわずかに右に外れた。
後半初めからFW大野耀平を投入して[3-4-3]に布陣変更していたカターレは、飲水タイム明けの同27分にMF大山武蔵とFW高橋駿太、同35分にDF柳下大樹とMF末木裕也を入れる。今季一番とも言えそうな攻撃的なメンバー構成で同点を目指し、終盤に見せ場をつくった。同39分、川西のスルーパスをペナルティーエリア左で受けた安藤が狙うもGKが好セーブ。40分過ぎには大山がドリブルで切り込んで何度か際どいクロスを入れたがゴールが生まれずタイムアップとなった。


※ハイライト映像(J公式サイト)
自陣に引いて守った長野の作戦にはまったかたちだ。前半に自らのパスミスが発端となって失った1点を最後まで取り返せなかった。第16節・松本戦に0-1で敗れて以来4試合ぶりの黒星で、無得点もその時に続き今季2度目。しのぎを削る上位対決でゴールをこじ開けるには攻撃力のさらなる向上が欠かせない。
長野にも選手のコロナ感染が発生し、両チームが2週前の前節からスタメンを3人ずつ変更して臨んだ。長野はカターレと同じ[3-5-2(3-1-4-1-1)]のフォーメーションを採用。カターレの長いボールを使った攻めを警戒し、引いて守って裏のスペースを消す狙いがあった。パスワークには自信があり、低い位置で回収したボールをつないで攻め込むつもりだったという。
しかし、その策を逆手にとってカターレが主導権を握った。長野はトップ下をアンカー碓井鉄平のマークに当てていた。プレッシャーのないスリーバックを中心にボールを動かしながら攻め、敵陣でボールを再回収して押し込む時間をつくっていった。
上々の立ち上がりだっただけに前半22分の失点が痛かった。自陣で左センターバック鎌田翔雅が碓井に出したパスを長野のトップ下・三田尚希にカットされた。相手はそのボールを拾ったFW山本大貴がドリブルで持ち込み、ペナルティーアーク付近から左足ミドルシュートをゴール右上に突き刺した。
カターレは直後の飲水タイムで、FW吉平翼を中心に「(内容は)悪くないよ。続けていこう」と声を掛け合うとその後もリズムを崩さずにゲームを進めた。同34分にMF安藤由翔がMF松本雄真とのワンツーでペナルティーエリアに進入し、同41分にはFKのこぼれ球からMF川西翔太が狙ってゴールに迫った。
後半は交互に攻め合う展開。長野は4分、左CKからDF秋山拓也が頭で折り返して三田が押し込もうとしたが、DF林堂眞の右肩から上腕辺りに当たって決め切れない。カターレは8分、加入後初先発だったFW松岡大智が左から放ったグラウンダーのミドルシュートがわずかに右に外れた。
後半初めからFW大野耀平を投入して[3-4-3]に布陣変更していたカターレは、飲水タイム明けの同27分にMF大山武蔵とFW高橋駿太、同35分にDF柳下大樹とMF末木裕也を入れる。今季一番とも言えそうな攻撃的なメンバー構成で同点を目指し、終盤に見せ場をつくった。同39分、川西のスルーパスをペナルティーエリア左で受けた安藤が狙うもGKが好セーブ。40分過ぎには大山がドリブルで切り込んで何度か際どいクロスを入れたがゴールが生まれずタイムアップとなった。


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