第16節 松本×富山 松本・名波浩監督の会見コメント
- 2022/07/09
- 22:54
●松本・名波浩監督
ゲームの入り、相手の背後を狙うというところ。突き詰めた中で、よくツートップが動き出し、突破するシーンがよく生まれた。特に(横山)歩夢のほうは前後半通してボールの収まりがよく、仕掛けのタイミング、駆け引きで完全に相手を上回ってアタッキングサードで主導権を握れた。
3バックでスタートして、18分ごろかな、パウリーニョが「4バックにしたらよいのでは」と言いにきたが「もう少し我慢しよう」と答えた。我々が先制し、それからは相手の川西選手、シルバ選手が落ちた時に誰がつかまえにいくかの判断で、両ボランチがいかないという選択をした。それによって、中央エリアで相手1人に5枚がいるシチュエーションが生まれてきて後ろに重くなっていたので4バックに切り替えた。
これまで4バックにするのは8割がた攻撃的にする時だったが、きょうは守備のはまりを考えてそうした。相手のシャドウがサイドに張り、ウイングバックがでてきて2対1をつくられがちだったが、遅らせながらサイドにボールを出させるような状況をつくれたので大きな破綻はしなかった。
怖いのはノーマルなクロスではなく、深いエリアからのマイナスのクロスだったが、前半の1本ぐらいだったのでそこもうまくケアできたといえる。
このゲームのターニングポイントは小松がボレーシュートを放った場面だ。あれが決まって追加点が入っていたらもう少し楽なゲームになっただろう。いつも練習しているかたちだった。ゴールの上に外れると可能性はゼロだよと、コーチングスタッフや仲間から言われているのに上に外したのは非常に残念。
最後は橋内を中心にしんどいセットプレーを何度かしのぎ切ってくれた。1-0で勝ち続けてきた相手に、1-0で勝てたのは痛快だ。プラスして自分が初めてJリーグの監督に就任した年(2014年の磐田)のJ1昇格プレーオフで山形に敗れている。GKのヘディングシュートが決まったゲームだ。あのイシさんにリベンジできたのは個人的には良かった。
Q:セットプレーから先取点が生まれた。
セットプレーの攻撃については9割をコーチングスタッフが担ってくれている。守備はわたしが4割ぐらい受け持っているが…。いろんなアイデアを駆使してやってくれている。実れば素晴らしいとほめてもらえるが、実らなければ責任が問われるぎりぎりの世界でみんなが戦ってくれている。
Q:ワンタッチパスを効果的に使ったビルドアップができていたのでは。
富山は後半15分ぐらいまでに先制点を取って、まったりとした時間をつくってゲームをコントロールしているような印象を持った。それに対し、我々は0-0であろうが、先制しようが、とにかくテンポを早くボールを動かすことを徹底しようと伝えていた。特に(ボランチの)浜崎拓磨のところでの出し入れが良いリズムを生んだ。出し入れの回数も多かった。自分たちのボランチが45分で40回以上ボールに触ったのは久しぶり。ゲームをつくったり、ボールまでの距離を変えて相手をはぐらかしたりするようなプレーが、疲れができてくるまでは非常に良かった。
Q:DF陣はほとんど相手に背後をとらせなかった。
大きな破綻はなかった。相手はゴールに向かう直線的な動きが多かったので、リリースのタイミングはそんなに難しくなかったのではないか。ふくらんだりされて視野から消える動きをされた時には周囲の選手も抱き込まなければならなくなるがそういう場面が少なかったのは救いだった。
今後、後ろの責任が重くなる場面が増えてくると思う。昇格がかかるゲームになると1つのミスが命取りになる。リードすると、自分たちが後ろに重くなり、相手がパワーもって攻めてくる場面がでてくる。そういったところのケアを今後も選手、スタッフで徹底していきたい。
Q:今季初の3連勝だ。
ホーム8戦、アウェイ8戦の前半戦で10勝目を挙げられたのはチームとして自信になる。昨年の最多勝が宮崎の16だったことを考えると、ハーフシーズンで8勝が合格ライン。そう考えると、きょう勝った藤枝を含め今季の上位のレベルは非常に高い。10勝で満足せず、もう1つ勝てるなら勝ちたいし、4連勝、5連勝を目指したい。ほかのクラブができていることをうちができないわけはない。自信が持てるように選手を前向きにさせていきたい。
ゲームの入り、相手の背後を狙うというところ。突き詰めた中で、よくツートップが動き出し、突破するシーンがよく生まれた。特に(横山)歩夢のほうは前後半通してボールの収まりがよく、仕掛けのタイミング、駆け引きで完全に相手を上回ってアタッキングサードで主導権を握れた。
3バックでスタートして、18分ごろかな、パウリーニョが「4バックにしたらよいのでは」と言いにきたが「もう少し我慢しよう」と答えた。我々が先制し、それからは相手の川西選手、シルバ選手が落ちた時に誰がつかまえにいくかの判断で、両ボランチがいかないという選択をした。それによって、中央エリアで相手1人に5枚がいるシチュエーションが生まれてきて後ろに重くなっていたので4バックに切り替えた。
これまで4バックにするのは8割がた攻撃的にする時だったが、きょうは守備のはまりを考えてそうした。相手のシャドウがサイドに張り、ウイングバックがでてきて2対1をつくられがちだったが、遅らせながらサイドにボールを出させるような状況をつくれたので大きな破綻はしなかった。
怖いのはノーマルなクロスではなく、深いエリアからのマイナスのクロスだったが、前半の1本ぐらいだったのでそこもうまくケアできたといえる。
このゲームのターニングポイントは小松がボレーシュートを放った場面だ。あれが決まって追加点が入っていたらもう少し楽なゲームになっただろう。いつも練習しているかたちだった。ゴールの上に外れると可能性はゼロだよと、コーチングスタッフや仲間から言われているのに上に外したのは非常に残念。
最後は橋内を中心にしんどいセットプレーを何度かしのぎ切ってくれた。1-0で勝ち続けてきた相手に、1-0で勝てたのは痛快だ。プラスして自分が初めてJリーグの監督に就任した年(2014年の磐田)のJ1昇格プレーオフで山形に敗れている。GKのヘディングシュートが決まったゲームだ。あのイシさんにリベンジできたのは個人的には良かった。
Q:セットプレーから先取点が生まれた。
セットプレーの攻撃については9割をコーチングスタッフが担ってくれている。守備はわたしが4割ぐらい受け持っているが…。いろんなアイデアを駆使してやってくれている。実れば素晴らしいとほめてもらえるが、実らなければ責任が問われるぎりぎりの世界でみんなが戦ってくれている。
Q:ワンタッチパスを効果的に使ったビルドアップができていたのでは。
富山は後半15分ぐらいまでに先制点を取って、まったりとした時間をつくってゲームをコントロールしているような印象を持った。それに対し、我々は0-0であろうが、先制しようが、とにかくテンポを早くボールを動かすことを徹底しようと伝えていた。特に(ボランチの)浜崎拓磨のところでの出し入れが良いリズムを生んだ。出し入れの回数も多かった。自分たちのボランチが45分で40回以上ボールに触ったのは久しぶり。ゲームをつくったり、ボールまでの距離を変えて相手をはぐらかしたりするようなプレーが、疲れができてくるまでは非常に良かった。
Q:DF陣はほとんど相手に背後をとらせなかった。
大きな破綻はなかった。相手はゴールに向かう直線的な動きが多かったので、リリースのタイミングはそんなに難しくなかったのではないか。ふくらんだりされて視野から消える動きをされた時には周囲の選手も抱き込まなければならなくなるがそういう場面が少なかったのは救いだった。
今後、後ろの責任が重くなる場面が増えてくると思う。昇格がかかるゲームになると1つのミスが命取りになる。リードすると、自分たちが後ろに重くなり、相手がパワーもって攻めてくる場面がでてくる。そういったところのケアを今後も選手、スタッフで徹底していきたい。
Q:今季初の3連勝だ。
ホーム8戦、アウェイ8戦の前半戦で10勝目を挙げられたのはチームとして自信になる。昨年の最多勝が宮崎の16だったことを考えると、ハーフシーズンで8勝が合格ライン。そう考えると、きょう勝った藤枝を含め今季の上位のレベルは非常に高い。10勝で満足せず、もう1つ勝てるなら勝ちたいし、4連勝、5連勝を目指したい。ほかのクラブができていることをうちができないわけはない。自信が持てるように選手を前向きにさせていきたい。
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