【第15節vs福島プレビュー】進撃継続へ7月初戦に挑む
- 2022/07/02
- 01:43
前節にクラブ記録を更新する6連勝を果たし、順位は4位のままながら首位・鹿児島に勝点1差に迫った。2位・いわき、3位・松本を含む上位4クラブがトップでの折り返しを目指して前半戦残り各3試合に臨む。直接対決は次節のカターレ×松本のみだが、いずれも手ごわそうな相手との対戦が控えており、どこが浮上してもおかしくない。
カターレは4戦全勝だった6月の勢いを今月も継続できるか。まず難関の福島戦を突破したい。
福島は昨季、現栃木監督の時崎悠監督のもと過去最高の5位に食い込んだ。今季は元日本代表で磐田のレジェンドメンバーのひとり、服部年宏氏が指揮を執る。17、18年の田坂和昭監督や19、20年の松田岳夫監督の時代から一貫してポゼッションサッカーに取り組んでおり、これを発展させていこうというクラブの意図が人事に表れている。
今年はクラブにとって節目のシーズンでもある。昨年はJ2クラブライセンスが認められなかったが、スタジアムへの照明設置やユースチームの整備が完了して今度はJ2昇格の資格を取得できる見込み。いわきのJ3参戦と活躍も刺激となっているはずで、昇格争いに食い込みたいところだ。
その通りに開幕3連勝を飾って首位に立ち、福島ダービーの第8節・いわき戦に敗れるまで無敗(4勝3分)だった。原動力となったのは第10節まで3失点しかしていなかった堅守と、第9節までに6得点を挙げた新戦力FW高橋潤哉の活躍だ。リードを奪うとリスク管理を徹底しながら逃げ切るゲーム運びの巧さも光った。指揮官の指導が行き届いているのだろう。
ただ、天皇杯2回戦・浦和戦(0●1)を挟み3連戦となった6月5日の第11節・藤枝戦で6失点を喫し、これを含む最近5試合は2分3敗で勝ちなし。この間に得点は1点しか挙げておらず、今季最初の正念場を迎えている。
前節の八戸戦は前半9分にDF堂鼻起暉が自身のミスから招いたピンチを発端に得点機会阻止で退場になるイレギュラーな展開だった。守りに徹して0-0で進めて終盤に勝負をかける計算ずくの運びで勝点3を目指すも、逆にカウンターから後半44分に失点して今季初の2連敗となった。この試合でベテランのMF樋口寛規がケガから復帰して第3節以来の先発出場を果たした。前節は警告の累積で出場停止だったキャプテンでボランチの諸岡裕人も戻る。これらを糧にしてホームでカターレの連勝ストップを狙っている。
カターレはハードワークと球際で体を張る守り、好機を逃さない決定力を発揮して「1-0」で5連勝している。石﨑信弘監督は「これだけ1-0が続くのは、わたしの監督経験の中でも記憶がない。ただ、あまり危ない場面をつくられていない最近の2試合も、ベンチで安心していられるほど盤石だったわけではない。4バックのチームとの対戦が3試合続いたので、([3-4-3]を採用している福島戦に向けて)3バックに対してのイメージづくりをして備えている」と話す。ボール回しの上手い福島が相手だけに今節も我慢強い対応が求められる。
試合当日の福島市は最高気温が36度になる予報されており、キックオフの17時はまだ暑さが残っているだろう。対戦相手のスタイル、ピッチ状態と気候など、これまでとは異なる条件でも再び好パフォーマンスを披露できるか注目だ。
※昨季カターレに在籍した福島のDF鈴木翔登さんが6月末で現役を引退し、今節の試合終了後にセレモニーが行われます。福島の公式ホームページによると、DAZNでも時間を延長して中継される予定です。
カターレは4戦全勝だった6月の勢いを今月も継続できるか。まず難関の福島戦を突破したい。
福島は昨季、現栃木監督の時崎悠監督のもと過去最高の5位に食い込んだ。今季は元日本代表で磐田のレジェンドメンバーのひとり、服部年宏氏が指揮を執る。17、18年の田坂和昭監督や19、20年の松田岳夫監督の時代から一貫してポゼッションサッカーに取り組んでおり、これを発展させていこうというクラブの意図が人事に表れている。
今年はクラブにとって節目のシーズンでもある。昨年はJ2クラブライセンスが認められなかったが、スタジアムへの照明設置やユースチームの整備が完了して今度はJ2昇格の資格を取得できる見込み。いわきのJ3参戦と活躍も刺激となっているはずで、昇格争いに食い込みたいところだ。
その通りに開幕3連勝を飾って首位に立ち、福島ダービーの第8節・いわき戦に敗れるまで無敗(4勝3分)だった。原動力となったのは第10節まで3失点しかしていなかった堅守と、第9節までに6得点を挙げた新戦力FW高橋潤哉の活躍だ。リードを奪うとリスク管理を徹底しながら逃げ切るゲーム運びの巧さも光った。指揮官の指導が行き届いているのだろう。
ただ、天皇杯2回戦・浦和戦(0●1)を挟み3連戦となった6月5日の第11節・藤枝戦で6失点を喫し、これを含む最近5試合は2分3敗で勝ちなし。この間に得点は1点しか挙げておらず、今季最初の正念場を迎えている。
前節の八戸戦は前半9分にDF堂鼻起暉が自身のミスから招いたピンチを発端に得点機会阻止で退場になるイレギュラーな展開だった。守りに徹して0-0で進めて終盤に勝負をかける計算ずくの運びで勝点3を目指すも、逆にカウンターから後半44分に失点して今季初の2連敗となった。この試合でベテランのMF樋口寛規がケガから復帰して第3節以来の先発出場を果たした。前節は警告の累積で出場停止だったキャプテンでボランチの諸岡裕人も戻る。これらを糧にしてホームでカターレの連勝ストップを狙っている。
カターレはハードワークと球際で体を張る守り、好機を逃さない決定力を発揮して「1-0」で5連勝している。石﨑信弘監督は「これだけ1-0が続くのは、わたしの監督経験の中でも記憶がない。ただ、あまり危ない場面をつくられていない最近の2試合も、ベンチで安心していられるほど盤石だったわけではない。4バックのチームとの対戦が3試合続いたので、([3-4-3]を採用している福島戦に向けて)3バックに対してのイメージづくりをして備えている」と話す。ボール回しの上手い福島が相手だけに今節も我慢強い対応が求められる。
試合当日の福島市は最高気温が36度になる予報されており、キックオフの17時はまだ暑さが残っているだろう。対戦相手のスタイル、ピッチ状態と気候など、これまでとは異なる条件でも再び好パフォーマンスを披露できるか注目だ。
※昨季カターレに在籍した福島のDF鈴木翔登さんが6月末で現役を引退し、今節の試合終了後にセレモニーが行われます。福島の公式ホームページによると、DAZNでも時間を延長して中継される予定です。
- 関連記事
-
- 【第16節vs松本プレビュー】8年ぶりの対決。敵地で勝利を
- ■追い付かれ7連勝ならず
- 【第15節vs福島プレビュー】進撃継続へ7月初戦に挑む
- 第14節 富山×長野 マッチレポート■J参入初年の無失点記録13年ぶり更新
- 第14節 富山×長野 長野・シュタルフ悠紀リヒャルト監督の会見コメント