【第14節vs長野プレビュー】6連勝&5連続完封にチャレンジ
- 2022/06/25
- 09:48
クラブ新記録の6連勝&5試合連続無失点がかかる。対するは隣県のライバル長野だ。相手に不足はない。ここも乗り越えて昇格圏に迫りたい。
長野とは互いにJ3をリードする有力クラブとしてしのぎを削ってきた。対戦成績は5勝4分6敗でほぼ互角。好選手がそろい勤勉で守備意識の高い長野は常に手ごわく、直接対決は自チームの現在地を知るための確かな指標になる。5連勝中の力が本物かどうか。この試合で明らかになる。
長野は今季、2019年から指揮を執った横山雄次氏(現岐阜監督)に代わって前YS横浜のシュタルフ悠紀リヒャルト監督を招聘した。YS横浜での手腕を買ってのものだ。37歳の青年監督が、リーグ上位の戦力を備えている長野をどう導いていくか注目が集まっている。
前節・八戸戦のスタメンをみると、11人中6人が新加入組。うち4人はDF船橋勇真、FW宮本拓弥らYS横浜でシュタルフ監督のもとプレー経験がある選手だった。フォーメーションは [4-3-3]や、カターレと同じ[3-5-2]を併用。敵を分析して戦術をひと工夫してくるのがシュタルフ流であり、新たな色が出始めているようだ。
その一方で長野らしい球際の強さやハードワークといったプレー強度の高さは継承されている。開幕から4勝2分1敗とスタートダッシュに成功できたのもこの基盤がしっかりしているからにほかならない。その後、5戦勝ちなし(3分2敗)と足踏みしたが、前節の八戸戦を2-1で競り勝ってひと区切りがついた。新生パルセイロの真価が問われるのはこれからだろう。
スピードと技術を兼備するFW森川裕基が攻撃を引っ張り、カターレの石﨑信弘監督やFW川西翔太と山形時代をともにした32歳のMF宮阪政樹がプレースキッカーとして存在感を放っている。MF東浩史とMF三田尚希がジョーカーとして控えているのも不気味だ。
カターレは無失点を続けている粘り強い守りが前節・沼津戦の劇的な勝利を呼び込んだ。ただ、石﨑監督は「連勝している時は気の緩みが怖い。守りは少しでも気が緩めばそれが失点につながってしまう」と選手に注意を促している。
1勝1敗だった昨季の長野戦はいずれもカターレにとってシーズンのポイントになるゲームだった。6月20日の第12節は0-4で敗れ、「相手の勢いに押されてなにもできなかった」(石﨑監督)。雪辱を期した9月11日の第18節を3-0で制している。
両チームとも守備意識が高く、今回も互いにゴールを奪うのは容易ではない。しかし昨季の2試合は先取点で流れが傾き一方的に点差が広がった。駆け引きや心理状態を含めた繊細なバランスで成り立っていた均衡が破れると、実力が拮抗した者同士でもあってもそういった波乱の展開があり得る。カターレは連勝と連続無失点の新記録を同時達成できれば最高だが、そう簡単にはいかないだろう。たとえ失点しても慌てずに立ち回って勝点3をつかみたい。
長野とは互いにJ3をリードする有力クラブとしてしのぎを削ってきた。対戦成績は5勝4分6敗でほぼ互角。好選手がそろい勤勉で守備意識の高い長野は常に手ごわく、直接対決は自チームの現在地を知るための確かな指標になる。5連勝中の力が本物かどうか。この試合で明らかになる。
長野は今季、2019年から指揮を執った横山雄次氏(現岐阜監督)に代わって前YS横浜のシュタルフ悠紀リヒャルト監督を招聘した。YS横浜での手腕を買ってのものだ。37歳の青年監督が、リーグ上位の戦力を備えている長野をどう導いていくか注目が集まっている。
前節・八戸戦のスタメンをみると、11人中6人が新加入組。うち4人はDF船橋勇真、FW宮本拓弥らYS横浜でシュタルフ監督のもとプレー経験がある選手だった。フォーメーションは [4-3-3]や、カターレと同じ[3-5-2]を併用。敵を分析して戦術をひと工夫してくるのがシュタルフ流であり、新たな色が出始めているようだ。
その一方で長野らしい球際の強さやハードワークといったプレー強度の高さは継承されている。開幕から4勝2分1敗とスタートダッシュに成功できたのもこの基盤がしっかりしているからにほかならない。その後、5戦勝ちなし(3分2敗)と足踏みしたが、前節の八戸戦を2-1で競り勝ってひと区切りがついた。新生パルセイロの真価が問われるのはこれからだろう。
スピードと技術を兼備するFW森川裕基が攻撃を引っ張り、カターレの石﨑信弘監督やFW川西翔太と山形時代をともにした32歳のMF宮阪政樹がプレースキッカーとして存在感を放っている。MF東浩史とMF三田尚希がジョーカーとして控えているのも不気味だ。
カターレは無失点を続けている粘り強い守りが前節・沼津戦の劇的な勝利を呼び込んだ。ただ、石﨑監督は「連勝している時は気の緩みが怖い。守りは少しでも気が緩めばそれが失点につながってしまう」と選手に注意を促している。
1勝1敗だった昨季の長野戦はいずれもカターレにとってシーズンのポイントになるゲームだった。6月20日の第12節は0-4で敗れ、「相手の勢いに押されてなにもできなかった」(石﨑監督)。雪辱を期した9月11日の第18節を3-0で制している。
両チームとも守備意識が高く、今回も互いにゴールを奪うのは容易ではない。しかし昨季の2試合は先取点で流れが傾き一方的に点差が広がった。駆け引きや心理状態を含めた繊細なバランスで成り立っていた均衡が破れると、実力が拮抗した者同士でもあってもそういった波乱の展開があり得る。カターレは連勝と連続無失点の新記録を同時達成できれば最高だが、そう簡単にはいかないだろう。たとえ失点しても慌てずに立ち回って勝点3をつかみたい。
- 関連記事
-
- 第14節 富山×長野 試合後の選手コメント
- 第14節 富山×長野 富山・石﨑信弘監督の会見コメント
- 【第14節vs長野プレビュー】6連勝&5連続完封にチャレンジ
- 第13節 富山×沼津 マッチレポート■終了間際に渾身の一発
- 第13節 富山×沼津 沼津・今井雅隆監督の会見コメント