【第24節vs町田プレビュー】生き残りをかけた大一番
- 2015/08/01
- 10:59
2位の町田にアウェイで挑む。勝点15差で追う7位のカターレは勝ってJ2復帰の望みをつなぎたい。
加入して間もないMF椎名伸志が前節に左ひざ前十字靭帯断裂の大けがをした。決意して松本から移籍し、すでにチームの柱になりつつあった。試合中の出来事とはいえ、彼の無念さを思うと胸がふさがる。岸野靖之監督は「切り替えや寄せのスピードをはじめ椎名が基準を示すことでチームが良くなり始めていた」と話す。彼が戦った前節までの4試合を無駄にしないためにも歩みを止めるわけにはいかないだろう。
町田は4月26日の第7節・J-22戦から14戦負けなし(9勝5分)を続けてきたが、前節の盛岡戦で0-1の黒星を喫した。首位・山口との勝点差が12に広がり、彼らもまた生き残りをかけるぐらいのつもりで今節に臨むのではないか。また、ホームスタジアムを満員にするため数々の企画が催される。カターレ戦に合わせたものであるのは間違いない。
失点がリーグ最少の11点(カターレ19点)と堅守を誇る町田。21試合中11試合が無失点(カターレ9試合)で複数失点は第6節・相模原戦のみ(●1-2)。期限付き移籍で昨季は町田でプレーしたDF吉井直人は「守備のスライドの早さやセンターバックが強くつぶしにいくところなどは相馬(直樹)監督が昨季から言い続けていたこと。中盤の守備意識も高い。それらの成果が表れているのだと思う」。そのうえで「(鈴木)孝司と久木野(聡)のFWだけでなくサイドハーフが中に入ってくるなど攻撃パターンも多彩で厄介だが、先に失点しないようにして一緒にプレーしたあのメンバーに勝ちたい」と語った。
カターレは相手が守りに専念できないように先にゴールをこじ開けたい。これまでは前節の琉球戦のように優位に立ちながらも得点を奪えず勝点を逃してきた。「有利に進めている展開で『勝てる』という感触があったとしても前節のようにしっかり守られると簡単には点が入らない」とMF北井佑季は現状を捉えている。しかし、彼も2012年まで町田に3季所属し当時のホームでの対戦を楽しみにしている。「守りでの役割をしっかり果たしながら得点に絡みたい」と意欲を口にした。
前回対戦した第4節では退場で1人少なくなった町田に勝ち越し点を奪われて1-2で敗れた。強風と退場の影響で今回の参考にはならない不規則なゲームではあったが、形勢はカターレが有利に運ぶ時間のほうが長かった。勝点差は離れているが臆する必要はないだろう。岸野監督は「(椎名や日高といった)けが人がでてメンバーが変わる今回はチームとしての力が問われる。町田は集客に力を入れているようだが、引き立て役になる必要はない。(アウェイで勝った第9節の)長野戦のようにカターレの意地をみせなければいけない戦いだと思う」と話した。
残り15試合で2位の町田、3位の長野との勝点差は15。「逆転可能な勝点差は残り試合数と同数」という、よく聞く言葉からすると、2位に滑り込んで入れ替え戦に出場するにはもう後退は許されない。これから1つずつ勝利を重ねて、残り10試合で10差、残り5試合で5差、残り1試合で1差と詰めていけば可能性は大きくなる。
町田市野津田町にある市立陸上競技場に乗り込むのは2012年9月23日のJ2第35節以来となる。当時はまだメーンスタンドの改修が行われていた。残留争いの直接対決に2-3で逆転負けしたが、冷たい雨に濡れながら声援を送り続けたサポーターとそれに応えようとした選手の姿をみて、不思議と希望を感じた記憶が残っている。今回も両チームの選手が燃えるシチュエーションが整っている。好ファイトを期待しよう。

サポーター有志が作成したチャント&コール集
加入して間もないMF椎名伸志が前節に左ひざ前十字靭帯断裂の大けがをした。決意して松本から移籍し、すでにチームの柱になりつつあった。試合中の出来事とはいえ、彼の無念さを思うと胸がふさがる。岸野靖之監督は「切り替えや寄せのスピードをはじめ椎名が基準を示すことでチームが良くなり始めていた」と話す。彼が戦った前節までの4試合を無駄にしないためにも歩みを止めるわけにはいかないだろう。
町田は4月26日の第7節・J-22戦から14戦負けなし(9勝5分)を続けてきたが、前節の盛岡戦で0-1の黒星を喫した。首位・山口との勝点差が12に広がり、彼らもまた生き残りをかけるぐらいのつもりで今節に臨むのではないか。また、ホームスタジアムを満員にするため数々の企画が催される。カターレ戦に合わせたものであるのは間違いない。
失点がリーグ最少の11点(カターレ19点)と堅守を誇る町田。21試合中11試合が無失点(カターレ9試合)で複数失点は第6節・相模原戦のみ(●1-2)。期限付き移籍で昨季は町田でプレーしたDF吉井直人は「守備のスライドの早さやセンターバックが強くつぶしにいくところなどは相馬(直樹)監督が昨季から言い続けていたこと。中盤の守備意識も高い。それらの成果が表れているのだと思う」。そのうえで「(鈴木)孝司と久木野(聡)のFWだけでなくサイドハーフが中に入ってくるなど攻撃パターンも多彩で厄介だが、先に失点しないようにして一緒にプレーしたあのメンバーに勝ちたい」と語った。
カターレは相手が守りに専念できないように先にゴールをこじ開けたい。これまでは前節の琉球戦のように優位に立ちながらも得点を奪えず勝点を逃してきた。「有利に進めている展開で『勝てる』という感触があったとしても前節のようにしっかり守られると簡単には点が入らない」とMF北井佑季は現状を捉えている。しかし、彼も2012年まで町田に3季所属し当時のホームでの対戦を楽しみにしている。「守りでの役割をしっかり果たしながら得点に絡みたい」と意欲を口にした。
前回対戦した第4節では退場で1人少なくなった町田に勝ち越し点を奪われて1-2で敗れた。強風と退場の影響で今回の参考にはならない不規則なゲームではあったが、形勢はカターレが有利に運ぶ時間のほうが長かった。勝点差は離れているが臆する必要はないだろう。岸野監督は「(椎名や日高といった)けが人がでてメンバーが変わる今回はチームとしての力が問われる。町田は集客に力を入れているようだが、引き立て役になる必要はない。(アウェイで勝った第9節の)長野戦のようにカターレの意地をみせなければいけない戦いだと思う」と話した。
残り15試合で2位の町田、3位の長野との勝点差は15。「逆転可能な勝点差は残り試合数と同数」という、よく聞く言葉からすると、2位に滑り込んで入れ替え戦に出場するにはもう後退は許されない。これから1つずつ勝利を重ねて、残り10試合で10差、残り5試合で5差、残り1試合で1差と詰めていけば可能性は大きくなる。
町田市野津田町にある市立陸上競技場に乗り込むのは2012年9月23日のJ2第35節以来となる。当時はまだメーンスタンドの改修が行われていた。残留争いの直接対決に2-3で逆転負けしたが、冷たい雨に濡れながら声援を送り続けたサポーターとそれに応えようとした選手の姿をみて、不思議と希望を感じた記憶が残っている。今回も両チームの選手が燃えるシチュエーションが整っている。好ファイトを期待しよう。

サポーター有志が作成したチャント&コール集
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- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第24節●0-1町田