第11節 富山×讃岐 マッチレポート■辛くも逃げ切り3連勝達成
- 2022/06/06
- 10:56
【第11節 富山1―0讃岐 ▽得点者:後半15分・吉平(富)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
カターレは4日前の天皇杯2回戦とは先発を8人入れ替え、1週間前の前節・相模原戦とほぼ同じメンバーでスタート。対する讃岐は大敗した前節・鹿児島戦からの巻き返しを期して先発を4人変えて臨んだ。
ともにスリーバックの似たフォーメーションで、前からしっかりプレッシャーをかけてぶつかり合う。序盤はカターレのボール回収力がまさって敵陣でのプレー時間が長かったが20分過ぎからは一進一退の攻防となった。カターレは33分、FW川西翔太が自陣まで下りて中盤でワンタッチパスをつなぎながら組み立て、攻め上がったDF大畑隆也が右からクロスを入れる。讃岐もマイボール時にはパスをつないでカターレのプレスを引き込みながらFW松本孝平への縦パスやサイドへの展開で攻略を狙った。
しかし、どちらも要所をきっちりと守って相手にチャンスを与えない。前半の記録上のシュート数はカターレ3本、讃岐0本。讃岐が同30分以降に4本のCKを得て、アディショナルタイムの右CKから混戦つくりゴールに迫ったが得点は生まれなかった。
カターレは前半、讃岐の守備ブロックに対してボールを保持しながら攻めようとしたが、しっくりこないと判断したようだ。後半は仕掛けを早めて積極的に縦へボールを入れ、前掛かりにプレッシャーをかける。両チームのアップダウンが激しくなった。
この流れでスコアが動く。同15分、カターレ陣右でカターレのパスミスを拾って攻めに転じようとした讃岐のパスを今度はMFアルトゥール・シルバがカットしてドリブルで運びカウンターを発動。4対2の状況でシルバがノールック気味に右へ送り、受けた川西がシュートモーションから横へ出し、FW吉平翼がゴールに流し込んだ。
無得点が3試合続いている讃岐はゴールへの執着心をみせて終盤に大きなチャンスをつくった。同32分、左CKから松本(孝)がニアで合わせたヘディングシュートがゴールを捉えたが富山GK山田元気が好セーブで阻む。同37分にはパスミスを突いて速攻を仕掛け、クロスのこぼれ球を左で拾ったFW青戸翔が狙ったがクロスバーに当たって外れた。今度も山田がわずかに触っており、それがなければ決まっていたかもしれない際どいシュートだった。アディショナルタイムのCKには讃岐GK高橋拓也も攻撃に参加したが同点ゴールは生まれずにタイムアップ。カターレが前節に続いて1-0で制し今季初の3連勝を飾った。
J3の混戦ぶりを象徴するように今季3連勝を成し遂げたチームは現在4連勝中で首位の鹿児島と5位の福島(第1~3節)、それにカターレが加わりようやく3つ。今節をみても9試合のうち順位が上のチームが勝ち切ったカードは3試合だけだった。1巡目の対戦が各6試合残されており、昇格レースの隊列は折り返し地点までは定まっていないと考えたほうがよいだろう。川西は「今節も前節もどっちに転んでいてもおかしくないゲームだった。こういう試合で勝点を取れているのは大きい」と話した。
※ハイライト映像(J公式サイト)
カターレは4日前の天皇杯2回戦とは先発を8人入れ替え、1週間前の前節・相模原戦とほぼ同じメンバーでスタート。対する讃岐は大敗した前節・鹿児島戦からの巻き返しを期して先発を4人変えて臨んだ。
ともにスリーバックの似たフォーメーションで、前からしっかりプレッシャーをかけてぶつかり合う。序盤はカターレのボール回収力がまさって敵陣でのプレー時間が長かったが20分過ぎからは一進一退の攻防となった。カターレは33分、FW川西翔太が自陣まで下りて中盤でワンタッチパスをつなぎながら組み立て、攻め上がったDF大畑隆也が右からクロスを入れる。讃岐もマイボール時にはパスをつないでカターレのプレスを引き込みながらFW松本孝平への縦パスやサイドへの展開で攻略を狙った。
しかし、どちらも要所をきっちりと守って相手にチャンスを与えない。前半の記録上のシュート数はカターレ3本、讃岐0本。讃岐が同30分以降に4本のCKを得て、アディショナルタイムの右CKから混戦つくりゴールに迫ったが得点は生まれなかった。
カターレは前半、讃岐の守備ブロックに対してボールを保持しながら攻めようとしたが、しっくりこないと判断したようだ。後半は仕掛けを早めて積極的に縦へボールを入れ、前掛かりにプレッシャーをかける。両チームのアップダウンが激しくなった。
この流れでスコアが動く。同15分、カターレ陣右でカターレのパスミスを拾って攻めに転じようとした讃岐のパスを今度はMFアルトゥール・シルバがカットしてドリブルで運びカウンターを発動。4対2の状況でシルバがノールック気味に右へ送り、受けた川西がシュートモーションから横へ出し、FW吉平翼がゴールに流し込んだ。
無得点が3試合続いている讃岐はゴールへの執着心をみせて終盤に大きなチャンスをつくった。同32分、左CKから松本(孝)がニアで合わせたヘディングシュートがゴールを捉えたが富山GK山田元気が好セーブで阻む。同37分にはパスミスを突いて速攻を仕掛け、クロスのこぼれ球を左で拾ったFW青戸翔が狙ったがクロスバーに当たって外れた。今度も山田がわずかに触っており、それがなければ決まっていたかもしれない際どいシュートだった。アディショナルタイムのCKには讃岐GK高橋拓也も攻撃に参加したが同点ゴールは生まれずにタイムアップ。カターレが前節に続いて1-0で制し今季初の3連勝を飾った。
J3の混戦ぶりを象徴するように今季3連勝を成し遂げたチームは現在4連勝中で首位の鹿児島と5位の福島(第1~3節)、それにカターレが加わりようやく3つ。今節をみても9試合のうち順位が上のチームが勝ち切ったカードは3試合だけだった。1巡目の対戦が各6試合残されており、昇格レースの隊列は折り返し地点までは定まっていないと考えたほうがよいだろう。川西は「今節も前節もどっちに転んでいてもおかしくないゲームだった。こういう試合で勝点を取れているのは大きい」と話した。
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