選手権決勝vs富山新庄マッチレポート■延長戦の末に挑戦を退ける
- 2022/05/09
- 11:33
【県選手権決勝 カターレ1―0新庄 ▽得点者:延長後半8分・エンリケ(カ)】
スコアレスのままPK戦にもつれるかと思われた延長後半8分、加入後初出場のFWルイス・エンリケが右からのクロスに頭で合わせて決勝点を挙げた。苦労しながらも勝ち切ってプロの面目を保ったかたちだ。2週後の22日に行われる天皇杯1回戦で静岡県代表の藤枝と対戦する。
カターレは3日前のJ3第8節から先発を10人変更。DF髙山和真、MF大山武蔵、MF堀脩大、MFアルトゥール・シルバ、FW高橋駿太の5人が今季先発で、髙山と堀は加入後初出場だった。
前半は静かに流れた。[4-4-2]の新庄に対してボールをつなぎながら攻めるが、大きなチャンスをつくれなかった。CKを6本獲得し、同10分にアルトゥールがヘディングで合わせたシーンがあったぐらい。メンバー構成の都合はあったにせよ看板とするハイプレスがあまり見られず、攻守にわたりアグレッシブさを欠いた印象はいなめない。0-0で折り返し、新庄に勇気を与える45分となった。
後半に入ってようやくゲームが動き出し、冒頭にカターレがFKからアルトゥールがボレーシュートを放ち、FWマテウス・レイリアがドリブルでロングゲインしてゴールに迫る。
一方の新庄も同12分にMF桶川陽永の左サイド突破を起点に攻め込み、ボランチのルーカス・ダウベルマンの浮き球のパスで右の裏に抜けたMF松田康祐がマイナス方向のクロスを送って得点チャンスをつくった。
カターレは同11分にMF松岡大智が投入されたあたりからパスワークや動きのテンポが上がった。同28分に4、5人目の交代選手としてエンリケとMF安光将作が入り、同30分にMF末木裕也の裏へのクロスにエンリケがフリーで飛び込んで決定機を創出。左サイドに入ったルーキー安光も多彩なクロスでチャンスメークし、同40分には相手GKとDFラインの間を狙った低いクロスに高橋が飛び込んでゴールを脅かした。
新庄も同36分、途中出場した滑川高OBで前東京23FCのFW田口泰誠が中央からスピードに乗ったドリブルで切り込んで見せ場をつくる。これで得たFKからルーカスが直接ゴールを狙い、カターレGK山田元気が横っ飛びでセーブした。
15分ハーフの延長戦はカターレが押し気味だったが得点が生まれないまま後半へ。延長後半6分に高さのある髙山を前線に上げて攻勢を強めると、直後に松岡、髙山を経由してDF神山京右が右サイドから入れたストレートボールに中央のエンリケがきれいに頭で合わせて先制点が決まった。新庄は最後の力を振り絞って反撃を試み、同12分にボールをつないでカターレを押し込んで崩しにかかり、最後はFW平川悠人がシュートを放ったがGKに阻まれた。
延長戦に入り、新庄の高橋勇菊監督はPK戦を視野に入れて、DFラインを1人増やして5バックで守り切ることも考えていたという。だが、「まだいける」という選手たちの感触を尊重して指示は出さなかった。「(この試合では)選手たちが思い切って挑める状況をつくることを心掛けた。その通りに強気にプレーしてくれた」と振り返る。前カターレのFW佐々木一輝は「ディフェンスが本当によく頑張ってくれた。走り慣れているチームではないが、きょうはいつも以上に足が動いていた。勝ちたかったが最後はプロの力が上だった」と話した。
高橋監督は「攻撃でもボールを動かせていただけにもっと左右に揺さぶっていたら相手のDF陣を疲れさせることができたかもしれない。強い相手に対しても自信をもってボールを動かせるという手応えをリーグ戦に生かしてほしい」と話していた。
スコアレスのままPK戦にもつれるかと思われた延長後半8分、加入後初出場のFWルイス・エンリケが右からのクロスに頭で合わせて決勝点を挙げた。苦労しながらも勝ち切ってプロの面目を保ったかたちだ。2週後の22日に行われる天皇杯1回戦で静岡県代表の藤枝と対戦する。
カターレは3日前のJ3第8節から先発を10人変更。DF髙山和真、MF大山武蔵、MF堀脩大、MFアルトゥール・シルバ、FW高橋駿太の5人が今季先発で、髙山と堀は加入後初出場だった。
前半は静かに流れた。[4-4-2]の新庄に対してボールをつなぎながら攻めるが、大きなチャンスをつくれなかった。CKを6本獲得し、同10分にアルトゥールがヘディングで合わせたシーンがあったぐらい。メンバー構成の都合はあったにせよ看板とするハイプレスがあまり見られず、攻守にわたりアグレッシブさを欠いた印象はいなめない。0-0で折り返し、新庄に勇気を与える45分となった。
後半に入ってようやくゲームが動き出し、冒頭にカターレがFKからアルトゥールがボレーシュートを放ち、FWマテウス・レイリアがドリブルでロングゲインしてゴールに迫る。
一方の新庄も同12分にMF桶川陽永の左サイド突破を起点に攻め込み、ボランチのルーカス・ダウベルマンの浮き球のパスで右の裏に抜けたMF松田康祐がマイナス方向のクロスを送って得点チャンスをつくった。
カターレは同11分にMF松岡大智が投入されたあたりからパスワークや動きのテンポが上がった。同28分に4、5人目の交代選手としてエンリケとMF安光将作が入り、同30分にMF末木裕也の裏へのクロスにエンリケがフリーで飛び込んで決定機を創出。左サイドに入ったルーキー安光も多彩なクロスでチャンスメークし、同40分には相手GKとDFラインの間を狙った低いクロスに高橋が飛び込んでゴールを脅かした。
新庄も同36分、途中出場した滑川高OBで前東京23FCのFW田口泰誠が中央からスピードに乗ったドリブルで切り込んで見せ場をつくる。これで得たFKからルーカスが直接ゴールを狙い、カターレGK山田元気が横っ飛びでセーブした。
15分ハーフの延長戦はカターレが押し気味だったが得点が生まれないまま後半へ。延長後半6分に高さのある髙山を前線に上げて攻勢を強めると、直後に松岡、髙山を経由してDF神山京右が右サイドから入れたストレートボールに中央のエンリケがきれいに頭で合わせて先制点が決まった。新庄は最後の力を振り絞って反撃を試み、同12分にボールをつないでカターレを押し込んで崩しにかかり、最後はFW平川悠人がシュートを放ったがGKに阻まれた。
延長戦に入り、新庄の高橋勇菊監督はPK戦を視野に入れて、DFラインを1人増やして5バックで守り切ることも考えていたという。だが、「まだいける」という選手たちの感触を尊重して指示は出さなかった。「(この試合では)選手たちが思い切って挑める状況をつくることを心掛けた。その通りに強気にプレーしてくれた」と振り返る。前カターレのFW佐々木一輝は「ディフェンスが本当によく頑張ってくれた。走り慣れているチームではないが、きょうはいつも以上に足が動いていた。勝ちたかったが最後はプロの力が上だった」と話した。
高橋監督は「攻撃でもボールを動かせていただけにもっと左右に揺さぶっていたら相手のDF陣を疲れさせることができたかもしれない。強い相手に対しても自信をもってボールを動かせるという手応えをリーグ戦に生かしてほしい」と話していた。
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