【第8節vs鹿児島プレビュー】浮上かけて上位勢に挑む
- 2022/05/04
- 19:16
3連勝を狙って現在4位と好調な鹿児島に挑む。今後の展開を占う楽しみな一戦だ。
5月2日に選手2人の新型コロナウイルス感染が判明し、同日の練習は急きょ取りやめになった。変則日程で敵地への移動もあるため調整への影響は小さくないだろう。一方の鹿児島も4月20日に2人、同30日に2人の感染者がでており万全ではない。ともに今節から中2日の8日に天皇杯の出場権をかけた県選手権決勝も控えており、この正念場をどう乗り越えていくのか注目したい。
鹿児島は開幕から6戦負けなし(4勝2分)でスタートダッシュに成功した。第3節で松本を2-1で破るなど骨っぽい相手から勝点を稼いでおり、その実力が上位であることは明らか。前節の長野戦で今季初黒星を喫して今節を迎える。
J3に出戻りして3年目の今季はかつて横浜フリューゲルスなどでプレーした大嶽直人氏が監督を務める。大嶽氏は昨年、女子の伊賀くの一をなでしこリーグ1部優勝に導いている。
オフの補強にも意欲的に取り組み、各ポジションに有力選手を獲得した。リーグ序盤の戦いでは、それらの新加入選手が期待通りに主力を担っている。長野から移籍した広瀬健太と、朝日町出身で新潟から期限付き移籍の岡本將成が組む[4-2-3-1]のセンターバックが強力。サイドバックに相模原、讃岐でそれぞれ活躍した攻撃的な星広太、薩川淳貴を据える。J2通算300試合出場のMF木村祐志が水戸から加入してボランチに入り、アタッカー陣にはMFロメロ・フランクが新潟、FW有田光希が甲府から加わった。鹿児島の旗頭であるFW米澤令衣とFW五領淳樹らを含めたラインアップの重厚さはリーグ屈指だ。
総得点10/総失点6と攻守のバランスがとれている。全試合で前半に得点を挙げ、直近4試合は開始20分以内に先取点を奪っている。リードした後はしっかり守りながら米澤を軸とするカウンターアタックで追加点をうかがうかたちで、ゲーム運びも安定している。
昨季はボール支配率がリーグ1位だった。今季はトップ下のロメロら前線に早めにボールを入れてから展開するパターンも増え、ポゼッションへのこだわりは少し薄らいでいる印象。一方で寄せの速さや球際の激しさは増している。昨年までの攻撃的なスタイルに大嶽色が注入され、ほどよく調和しているのかもしれない。
今節は前節に退場となったロメロが出場停止。昨年5月の右ひざ前十字靭帯断裂から復帰したMF牛之濵拓らに出番が巡ってくるだろう。
カターレはハイプレスへの原点回帰で2連勝した。今節も本来のスタイルを貫いて主導権を握りたい。さらに前節の鳥取戦のようにMF川西翔太に良いかたちでボールが入れば攻撃のバリエーションが広がる。先取点を期待しよう。
鹿児島との対戦成績はカターレの4勝4分2敗で、昨季は2分だった。
J3通算100勝目もかかる。(現在99勝56分78敗/J2では59勝60分132敗)。ホームゲームの次節・YS横浜戦に持ち越さずにここで決めたい。
5月2日に選手2人の新型コロナウイルス感染が判明し、同日の練習は急きょ取りやめになった。変則日程で敵地への移動もあるため調整への影響は小さくないだろう。一方の鹿児島も4月20日に2人、同30日に2人の感染者がでており万全ではない。ともに今節から中2日の8日に天皇杯の出場権をかけた県選手権決勝も控えており、この正念場をどう乗り越えていくのか注目したい。
鹿児島は開幕から6戦負けなし(4勝2分)でスタートダッシュに成功した。第3節で松本を2-1で破るなど骨っぽい相手から勝点を稼いでおり、その実力が上位であることは明らか。前節の長野戦で今季初黒星を喫して今節を迎える。
J3に出戻りして3年目の今季はかつて横浜フリューゲルスなどでプレーした大嶽直人氏が監督を務める。大嶽氏は昨年、女子の伊賀くの一をなでしこリーグ1部優勝に導いている。
オフの補強にも意欲的に取り組み、各ポジションに有力選手を獲得した。リーグ序盤の戦いでは、それらの新加入選手が期待通りに主力を担っている。長野から移籍した広瀬健太と、朝日町出身で新潟から期限付き移籍の岡本將成が組む[4-2-3-1]のセンターバックが強力。サイドバックに相模原、讃岐でそれぞれ活躍した攻撃的な星広太、薩川淳貴を据える。J2通算300試合出場のMF木村祐志が水戸から加入してボランチに入り、アタッカー陣にはMFロメロ・フランクが新潟、FW有田光希が甲府から加わった。鹿児島の旗頭であるFW米澤令衣とFW五領淳樹らを含めたラインアップの重厚さはリーグ屈指だ。
総得点10/総失点6と攻守のバランスがとれている。全試合で前半に得点を挙げ、直近4試合は開始20分以内に先取点を奪っている。リードした後はしっかり守りながら米澤を軸とするカウンターアタックで追加点をうかがうかたちで、ゲーム運びも安定している。
昨季はボール支配率がリーグ1位だった。今季はトップ下のロメロら前線に早めにボールを入れてから展開するパターンも増え、ポゼッションへのこだわりは少し薄らいでいる印象。一方で寄せの速さや球際の激しさは増している。昨年までの攻撃的なスタイルに大嶽色が注入され、ほどよく調和しているのかもしれない。
今節は前節に退場となったロメロが出場停止。昨年5月の右ひざ前十字靭帯断裂から復帰したMF牛之濵拓らに出番が巡ってくるだろう。
カターレはハイプレスへの原点回帰で2連勝した。今節も本来のスタイルを貫いて主導権を握りたい。さらに前節の鳥取戦のようにMF川西翔太に良いかたちでボールが入れば攻撃のバリエーションが広がる。先取点を期待しよう。
鹿児島との対戦成績はカターレの4勝4分2敗で、昨季は2分だった。
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