第7節 富山×鳥取 マッチレポート■荒天下の激戦制し2連勝
- 2022/05/01
- 01:24
【第7節 富山3―2鳥取 ▽得点者:前半6分・川西(富)、同8分・石川(鳥)、同33分・吉平(富)、後半30分・末木(富)、同41分・石川(鳥)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
冷たい雨風が吹き付ける荒天下で今季初の地元勝利と2連勝を達成。通算成績を3勝1分3敗の五分に戻し、5日の次節は上位につけている鹿児島に挑む。
前節の藤枝戦のようにハイプレスで主導権を握ろうと同じ11人が先発に並んだ。対する鳥取は先週24日の天皇杯予選を兼ねた県選手権の決勝(5―0Yonago Genki SC)を挟み前節の鹿児島戦からスタメン2人を入れ替えた。
前半から勢いに乗ろうと風上のコートを選んだのは鳥取。しかし、先制点は開始早々の5分にカターレのほうに挙がった。右CKからゴール前に入れたボールの落ち際を、マークを振り切ったFW川西翔太が左足でジャストミートしてネットを揺らした。
しかし直後の8分に失点して追い付かれる。鳥取は左からDF魚里直哉がアーリークロスを入れ、大外から裏に走り込んだMF石川大地がトラップして蹴り込んだ。
鳥取は「(追い風だからといって)ボールを動かさずに蹴ってしまうとかえって相手のペースになってしまう」(金鐘成監督)と判断し、強風の中でも普段通りのパスサッカーで打開を試みる。カターレはこれにプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪って数多くチャンスをつくった。川西が要所のスペースにタイミングよく顔を出して攻撃の起点に。「対戦相手が中盤でつぶしにきた前節よりもボールがよく入ってきた」と振り返っている。
再び先手を取ったのはカターレだ。33分、相手ゴールキックに競り掛けてマイボールにしたMF安藤由翔が左からボールを運んでゴール前のFW吉平翼へクロス。吉平がワントラップして左足を振り切ると、シュートは枠の右上を捉えてクロスバーをかすめて決まった。
風上となった後半はカターレが押し気味に進め、同30分に勝利を大きく引き寄せる追加点を奪った。川西のパスでMF姫野宥弥がペナルティーエリア左深くに進入し、マイナス方向に入れたクロスをMF末木裕也が走り込んで合わせた。
その後は鳥取の反撃に遭って自陣で対応する時間が長くなり、41分にハンドによるPKを決められて1点差に迫られたが、相手GKも攻撃参加した最後のCKをしのぎ切って勝利を手にした。
勝ち越し点を決めた吉平は前節に続く2試合連続得点。「彼は藤枝時代からミドルからでも思い切ったシュートを打っていた。きょうは『積極的にシュート打とう』という意識がプレーに表れ、それが結果にもつながったのではないか」と石﨑監督はみる。この見方通りに吉平は「クロスが来る時にはシュートを打とうと考えていた。迷いなく足を振り切れた」と話しており、調子が上がっている。20年には第13~17節にJ3史上4位タイの5試合連続得点をマークしたこともあるだけに、次節もその活躍が楽しみだ。
※ハイライト映像(J公式サイト)
冷たい雨風が吹き付ける荒天下で今季初の地元勝利と2連勝を達成。通算成績を3勝1分3敗の五分に戻し、5日の次節は上位につけている鹿児島に挑む。
前節の藤枝戦のようにハイプレスで主導権を握ろうと同じ11人が先発に並んだ。対する鳥取は先週24日の天皇杯予選を兼ねた県選手権の決勝(5―0Yonago Genki SC)を挟み前節の鹿児島戦からスタメン2人を入れ替えた。
前半から勢いに乗ろうと風上のコートを選んだのは鳥取。しかし、先制点は開始早々の5分にカターレのほうに挙がった。右CKからゴール前に入れたボールの落ち際を、マークを振り切ったFW川西翔太が左足でジャストミートしてネットを揺らした。
しかし直後の8分に失点して追い付かれる。鳥取は左からDF魚里直哉がアーリークロスを入れ、大外から裏に走り込んだMF石川大地がトラップして蹴り込んだ。
鳥取は「(追い風だからといって)ボールを動かさずに蹴ってしまうとかえって相手のペースになってしまう」(金鐘成監督)と判断し、強風の中でも普段通りのパスサッカーで打開を試みる。カターレはこれにプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪って数多くチャンスをつくった。川西が要所のスペースにタイミングよく顔を出して攻撃の起点に。「対戦相手が中盤でつぶしにきた前節よりもボールがよく入ってきた」と振り返っている。
再び先手を取ったのはカターレだ。33分、相手ゴールキックに競り掛けてマイボールにしたMF安藤由翔が左からボールを運んでゴール前のFW吉平翼へクロス。吉平がワントラップして左足を振り切ると、シュートは枠の右上を捉えてクロスバーをかすめて決まった。
風上となった後半はカターレが押し気味に進め、同30分に勝利を大きく引き寄せる追加点を奪った。川西のパスでMF姫野宥弥がペナルティーエリア左深くに進入し、マイナス方向に入れたクロスをMF末木裕也が走り込んで合わせた。
その後は鳥取の反撃に遭って自陣で対応する時間が長くなり、41分にハンドによるPKを決められて1点差に迫られたが、相手GKも攻撃参加した最後のCKをしのぎ切って勝利を手にした。
勝ち越し点を決めた吉平は前節に続く2試合連続得点。「彼は藤枝時代からミドルからでも思い切ったシュートを打っていた。きょうは『積極的にシュート打とう』という意識がプレーに表れ、それが結果にもつながったのではないか」と石﨑監督はみる。この見方通りに吉平は「クロスが来る時にはシュートを打とうと考えていた。迷いなく足を振り切れた」と話しており、調子が上がっている。20年には第13~17節にJ3史上4位タイの5試合連続得点をマークしたこともあるだけに、次節もその活躍が楽しみだ。
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