【第4節vsいわきプレビュー】激戦必至。屈強な新顔と真っ向勝負
- 2022/04/01
- 19:22
今季JFLから昇格してきた、いわきと対戦する。
J3で毎年のように昇格1年目のクラブが上位争いに食い込んでいるように、JFL上位勢のレベルは高い。そのJFLを史上初めて「優勝」で通過してきたのがいわきだ。前評判通りに開幕戦で鹿児島と引き分け、第2、3節で前年J2の相模原と愛媛を連破している。
カターレが彼らの進撃にストップをかけられるか注目だ。
いわきFCはスポーツ用品メーカー「アンダーアーマー」の日本総代理店「ドーム」のバックアップを受けて2016年シーズンからチーム強化を始めた。「日本のフィジカルスタンダードを変える~魂の息吹くフットボール」をスローガンに掲げ、鍛え抜いた身体能力を前面に押し出すスタイルで成果を挙げ、当時の福島県2部からわずか6年でJリーグの舞台に駆け上がってきた。
県1部所属の17年、初出場した天皇杯で札幌を破って3回戦に進み脚光を浴びた。同年から昨年まで天皇杯代表を決める県選手権決勝で福島ユナイテッドFCと4度対戦して全勝している(20年はコロナの影響で中止)。
いわきは前節の愛媛戦、ロングボールで敵陣に入りハイプレスで押し込む自分たちのスタイルでゲームを支配。自陣からパスをつなごうとした愛媛に前進を許さず、終盤までシュート0本に封じた。勝利目前のアディショナルタイムに1-1の同点に追い付かれたが、直後にFKから決勝点。直前に投入された国士舘大卒のルーキーFW有田稜が、J初出場のファーストタッチでヘディングシュートを決めた。彼らの勢いを感じざるをえない。
攻撃はクロスが中心で、徹底して速くて低い弾道のボールを入れてくる。選手個々の能力も高そうだ。ドリブルで局面を打開できる選手が多く、シュートへの意欲も高い。[4-4-2]の右サイドバック嵯峨理久がキーマンの1人で、第2節・相模原戦では後半アディショナルタイムにドリブルで切り込んでPKを獲得している。
5人の交代枠を第1、2節は2人、第3節は3人しか使わなかったのも特徴的だ。日ごろの鍛錬の充実ぶりがこういったところにも表れている。
対するカターレもハードワークや球際の強さ、縦に速い攻めを強みとしている。いわきは開幕からこれまでポゼッションを志向する3チームと対戦してきた。タイプが異なりバトルは望むところのカターレが古参の意地を示したい。
カターレにとっても、J3でスタンダードな、シンプルだが力強く、ひた向きで粘り強いサッカーとの今季初対決だ。石﨑信弘監督は「いわきは(20年にJ3で優勝した)秋田と似ている。激しくくる相手に対し、自分たちが受けにまわってはだめ。順位も相手のほうが上。チャンレジする気持ちで戦わなければいけない」と話す。
いわきと同県のライバル福島で昨季プレーしたDF鎌田翔雅も「いわきは強い。こちらも球際や走り合いで負けない、逃げないといった気持ちで戦わなければいけない。ユニフォームを汚したほうが勝つという感じのゲームになるのではないか。泥臭くプレーして絶対に勝ちたい」と語った。
J3で毎年のように昇格1年目のクラブが上位争いに食い込んでいるように、JFL上位勢のレベルは高い。そのJFLを史上初めて「優勝」で通過してきたのがいわきだ。前評判通りに開幕戦で鹿児島と引き分け、第2、3節で前年J2の相模原と愛媛を連破している。
カターレが彼らの進撃にストップをかけられるか注目だ。
いわきFCはスポーツ用品メーカー「アンダーアーマー」の日本総代理店「ドーム」のバックアップを受けて2016年シーズンからチーム強化を始めた。「日本のフィジカルスタンダードを変える~魂の息吹くフットボール」をスローガンに掲げ、鍛え抜いた身体能力を前面に押し出すスタイルで成果を挙げ、当時の福島県2部からわずか6年でJリーグの舞台に駆け上がってきた。
県1部所属の17年、初出場した天皇杯で札幌を破って3回戦に進み脚光を浴びた。同年から昨年まで天皇杯代表を決める県選手権決勝で福島ユナイテッドFCと4度対戦して全勝している(20年はコロナの影響で中止)。
いわきは前節の愛媛戦、ロングボールで敵陣に入りハイプレスで押し込む自分たちのスタイルでゲームを支配。自陣からパスをつなごうとした愛媛に前進を許さず、終盤までシュート0本に封じた。勝利目前のアディショナルタイムに1-1の同点に追い付かれたが、直後にFKから決勝点。直前に投入された国士舘大卒のルーキーFW有田稜が、J初出場のファーストタッチでヘディングシュートを決めた。彼らの勢いを感じざるをえない。
攻撃はクロスが中心で、徹底して速くて低い弾道のボールを入れてくる。選手個々の能力も高そうだ。ドリブルで局面を打開できる選手が多く、シュートへの意欲も高い。[4-4-2]の右サイドバック嵯峨理久がキーマンの1人で、第2節・相模原戦では後半アディショナルタイムにドリブルで切り込んでPKを獲得している。
5人の交代枠を第1、2節は2人、第3節は3人しか使わなかったのも特徴的だ。日ごろの鍛錬の充実ぶりがこういったところにも表れている。
対するカターレもハードワークや球際の強さ、縦に速い攻めを強みとしている。いわきは開幕からこれまでポゼッションを志向する3チームと対戦してきた。タイプが異なりバトルは望むところのカターレが古参の意地を示したい。
カターレにとっても、J3でスタンダードな、シンプルだが力強く、ひた向きで粘り強いサッカーとの今季初対決だ。石﨑信弘監督は「いわきは(20年にJ3で優勝した)秋田と似ている。激しくくる相手に対し、自分たちが受けにまわってはだめ。順位も相手のほうが上。チャンレジする気持ちで戦わなければいけない」と話す。
いわきと同県のライバル福島で昨季プレーしたDF鎌田翔雅も「いわきは強い。こちらも球際や走り合いで負けない、逃げないといった気持ちで戦わなければいけない。ユニフォームを汚したほうが勝つという感じのゲームになるのではないか。泥臭くプレーして絶対に勝ちたい」と語った。
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