■守り安定。ベースアップへ着々/TM藤枝戦(2/19)
- 2022/02/25
- 21:00
カターレ富山は3月13日の開幕戦に向けてチームづくりを進めています。高知、静岡でのキャンプを経て2月21日に地元に戻りましたが、先の積雪の影響で今週半ばから再び県外で練習を積んでいます。
2月19日、静岡市内で行われた藤枝との練習試合を取材しましたのでその模様を以下にレポートします。
この日は45分×2本で行い、最初の60分を若手中心、その後の30分を中堅・ベテランが中心のメンバーで戦いました。
石﨑信弘監督によると「選手に60分間プレーしてもらうことが主要なテーマだった」。練習試合は高知キャンプでも数試合ありましたが、いずれも選手の組み合わせをいろいろと試しながらも個々の出場時間は短かったそうで、この試合から徐々に実戦でのプレータイムを伸ばしていく計画。メンバー構成についても、高知キャンプからの延長線上で試行を続けているとのことでした。昨季築いた確固たるベースがあるぶん慌てる必要がないわけで、選手の特性をじっくりと見極めているのかもしれません。
対戦した藤枝は昨季途中に就任した須藤大輔監督のもと、引き続きポゼッションサッカーに磨きをかけようとしています。鹿児島でのキャンプなどで実戦経験も多く踏んでいて、カターレよりも仕上がりは進んでいる様子。彼らがボールを長く保持する展開となり、カターレにとっては守備面をチェックする良い機会になりました。
トータルスコアは0-2(0-2、0-0)でしたが、カターレは90分通して高い位置でボールを奪おうという姿勢をみせ、ハイプレスから決定的なチャンスをつくったシーンが何度かありました。
2失点はいずれも自陣ゴール前での競り合いから敵にボールが渡り、うまく蹴り込まれたもの。石﨑監督は「2つともボールをかっさらわれたのが原因でありもったいない。(1本目は)DFラインに新加入の選手が多かったとはいえ、もっと互いにコミュニケーションを取り合って進めてほしい」。60分から出場したメンバーについては「落ち着いていて良かった。昨年から出場している選手が多かったから当然ではあるけどね」と話していました。
3バックの中央でプレーしたDF林堂眞選手は「新加入選手はみんな守備戦術に対する理解が早い。実戦になった時の判断が次のポイントになるでしょう。(石﨑体制2年目の今季は)守りの構築に追われていた昨年とは異なり、攻撃により多く力を割けるのではないかと思っています。自分自身もこれからもっとコンディションを上げていかなければなりません。(開幕戦は古巣の愛媛との対戦でもあり)なんとしても試合に出て相手をやっつけたい」と話してくれました。
キャンプ出発前に選手に新型コロナウイルス感染があり練習を一時中断した期間がありましたが、トレーニングはおおむね順調なようです。この藤枝戦から1週間が経ち、準備はさらに進んでいることでしょう。
今週末で3月13日の開幕戦まであと2週間。今後はシーズン中を想定し、週末の練習試合に向けて1週間のスケジュールが組まれるのが通例で、いよいよ臨戦態勢に突入します。




2月19日、静岡市内で行われた藤枝との練習試合を取材しましたのでその模様を以下にレポートします。
この日は45分×2本で行い、最初の60分を若手中心、その後の30分を中堅・ベテランが中心のメンバーで戦いました。
石﨑信弘監督によると「選手に60分間プレーしてもらうことが主要なテーマだった」。練習試合は高知キャンプでも数試合ありましたが、いずれも選手の組み合わせをいろいろと試しながらも個々の出場時間は短かったそうで、この試合から徐々に実戦でのプレータイムを伸ばしていく計画。メンバー構成についても、高知キャンプからの延長線上で試行を続けているとのことでした。昨季築いた確固たるベースがあるぶん慌てる必要がないわけで、選手の特性をじっくりと見極めているのかもしれません。
対戦した藤枝は昨季途中に就任した須藤大輔監督のもと、引き続きポゼッションサッカーに磨きをかけようとしています。鹿児島でのキャンプなどで実戦経験も多く踏んでいて、カターレよりも仕上がりは進んでいる様子。彼らがボールを長く保持する展開となり、カターレにとっては守備面をチェックする良い機会になりました。
トータルスコアは0-2(0-2、0-0)でしたが、カターレは90分通して高い位置でボールを奪おうという姿勢をみせ、ハイプレスから決定的なチャンスをつくったシーンが何度かありました。
2失点はいずれも自陣ゴール前での競り合いから敵にボールが渡り、うまく蹴り込まれたもの。石﨑監督は「2つともボールをかっさらわれたのが原因でありもったいない。(1本目は)DFラインに新加入の選手が多かったとはいえ、もっと互いにコミュニケーションを取り合って進めてほしい」。60分から出場したメンバーについては「落ち着いていて良かった。昨年から出場している選手が多かったから当然ではあるけどね」と話していました。
3バックの中央でプレーしたDF林堂眞選手は「新加入選手はみんな守備戦術に対する理解が早い。実戦になった時の判断が次のポイントになるでしょう。(石﨑体制2年目の今季は)守りの構築に追われていた昨年とは異なり、攻撃により多く力を割けるのではないかと思っています。自分自身もこれからもっとコンディションを上げていかなければなりません。(開幕戦は古巣の愛媛との対戦でもあり)なんとしても試合に出て相手をやっつけたい」と話してくれました。
キャンプ出発前に選手に新型コロナウイルス感染があり練習を一時中断した期間がありましたが、トレーニングはおおむね順調なようです。この藤枝戦から1週間が経ち、準備はさらに進んでいることでしょう。
今週末で3月13日の開幕戦まであと2週間。今後はシーズン中を想定し、週末の練習試合に向けて1週間のスケジュールが組まれるのが通例で、いよいよ臨戦態勢に突入します。




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