【第29節vs岩手プレビュー】勝ち進め!約束の舞台へ
- 2021/11/26
- 15:37
過去に終盤まで昇格争いに絡んだ2016、17、19、20年はすべて2試合を残して昇格の可能性が消えていた。前節・宮崎戦の逆転勝ちによってすでに未知の領域に踏み込んでいる。さらに勝ち進んで「昇格をかけたホームでの最終戦」にコマを進めたい。
対する3位・岩手は今節がホーム最終戦だ。勝てば宮崎×熊本戦の結果次第で2位以内が確定してJ2初昇格が決まる。チケットはほぼ完売で、多くの岩手県民が期待に胸をふくらませてスタジアムを埋めることだろう。
カターレの選手にとってもやりがいのある舞台だ。その緊張感、高揚感を存分に味わい、富山に勝点3を持ち帰ってほしい。
岩手は現在J3で最も勢いのあるチームといってよい。9月19日の第19節・宮崎戦(0●1)を最後に8戦負けなし(5勝3分)。この8試合のうち6試合で複数得点を挙げ、前々節・YS横浜戦と前節・讃岐戦はいずれも3-1で快勝している。もしかすると近2戦で対戦した熊本、宮崎以上の難敵かもしれない。
就任2年目の秋田豊監督のもと[3-4-3]布陣による堅守速攻に磨きかがかかっている。夏の補強で相模原からFW和田昌士が加入したのが大きい。テクニックとスピードを兼ね備え、昨季は相模原のJ2昇格に貢献し、今季もJ2で20試合に出場。3トップを組むブラジル籍の重戦車FWブレンネル、東京学芸大卒2年目のFW色摩雄貴と息が合っており、自ら最近5試合で4得点を挙げている。
特にブレンネルが敵のマークを引き付けて和田と色摩が抜け出す得点パターンは強力。加えて左利きのMF中村太亮がキッカーを務めるセットプレーがこれまで通り破壊力を発揮しており、攻守がうまくかみ合っている。
カターレは最近2試合続けてボール回しの上手いチームと対戦してきたが、岩手はしっかり守って縦に素早く攻めるスタイル。相手が変わって前節とは異なるどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。こちらがボールを保持して攻める岐阜戦のような展開はあり得る。今週はこれを想定した攻撃練習も行い、岐阜戦では奪えなかった得点を目指す。
守備面では岩手のスリートップの連係やセットプレーへの対応がカギになる。前回対戦した7月3日の第14節ではブレンネルを粘り強く抑え、DF林堂眞のFK直接弾による1点を守り切ったが、相手の攻撃力が上がっているだけに心してかかる必要がある。球際や運動量といった今季こだわってきたプレー強度の高さを示さなければならない。石﨑信弘監督は「岩手はカウンターとセットプレーからの得点が多い。攻めている時のリスクマネジメントや、素早く攻守を切り替えて前線へのボールを簡単には出させないといったことが大事になる」と考えている。
終盤に入り、「負けられない」「勝たねばならない」と火花を散らす上位対決を息つく時間もなくくぐり抜けてきた。熊本戦、宮崎戦と崖っぷちで2度も踏ん張れたのは偶然ではない。持てる力を発揮すれば結果はおのずとついてくる。MF椎名伸志は「勝てない時も勝つ確率を高めようとみんなで日々積み重ねてきた。次もそれは変わらない。最終的にはゴール前での精度にかかってくる。チャンスを決め切りたい」と話した。
★試合当日には富山市の総曲輪グランドプラザでパブリックビューイングが開催されます。
詳しくはクラブ公式サイトを御参照ください。
【J3上位今後の対戦相手】
▽第29節以降~(残り2節)
1熊本51宮岐(18)
2宮崎50熊*(12)
3岩手49富沼(14)
4富山45岩鹿(7)
※数字は勝点。括弧内は得失点差
★熊本は次節に引き分け以上で昇格決定。勝って岩手が引き分け以下だと優勝も決まる
★岩手は次節に勝ち、宮崎が引き分け以下だと昇格決定

今週は冬の到来を感じる天候が続きましたが26日の練習中には晴れ間もあり、虹がアーチをかけました。
対する3位・岩手は今節がホーム最終戦だ。勝てば宮崎×熊本戦の結果次第で2位以内が確定してJ2初昇格が決まる。チケットはほぼ完売で、多くの岩手県民が期待に胸をふくらませてスタジアムを埋めることだろう。
カターレの選手にとってもやりがいのある舞台だ。その緊張感、高揚感を存分に味わい、富山に勝点3を持ち帰ってほしい。
岩手は現在J3で最も勢いのあるチームといってよい。9月19日の第19節・宮崎戦(0●1)を最後に8戦負けなし(5勝3分)。この8試合のうち6試合で複数得点を挙げ、前々節・YS横浜戦と前節・讃岐戦はいずれも3-1で快勝している。もしかすると近2戦で対戦した熊本、宮崎以上の難敵かもしれない。
就任2年目の秋田豊監督のもと[3-4-3]布陣による堅守速攻に磨きかがかかっている。夏の補強で相模原からFW和田昌士が加入したのが大きい。テクニックとスピードを兼ね備え、昨季は相模原のJ2昇格に貢献し、今季もJ2で20試合に出場。3トップを組むブラジル籍の重戦車FWブレンネル、東京学芸大卒2年目のFW色摩雄貴と息が合っており、自ら最近5試合で4得点を挙げている。
特にブレンネルが敵のマークを引き付けて和田と色摩が抜け出す得点パターンは強力。加えて左利きのMF中村太亮がキッカーを務めるセットプレーがこれまで通り破壊力を発揮しており、攻守がうまくかみ合っている。
カターレは最近2試合続けてボール回しの上手いチームと対戦してきたが、岩手はしっかり守って縦に素早く攻めるスタイル。相手が変わって前節とは異なるどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。こちらがボールを保持して攻める岐阜戦のような展開はあり得る。今週はこれを想定した攻撃練習も行い、岐阜戦では奪えなかった得点を目指す。
守備面では岩手のスリートップの連係やセットプレーへの対応がカギになる。前回対戦した7月3日の第14節ではブレンネルを粘り強く抑え、DF林堂眞のFK直接弾による1点を守り切ったが、相手の攻撃力が上がっているだけに心してかかる必要がある。球際や運動量といった今季こだわってきたプレー強度の高さを示さなければならない。石﨑信弘監督は「岩手はカウンターとセットプレーからの得点が多い。攻めている時のリスクマネジメントや、素早く攻守を切り替えて前線へのボールを簡単には出させないといったことが大事になる」と考えている。
終盤に入り、「負けられない」「勝たねばならない」と火花を散らす上位対決を息つく時間もなくくぐり抜けてきた。熊本戦、宮崎戦と崖っぷちで2度も踏ん張れたのは偶然ではない。持てる力を発揮すれば結果はおのずとついてくる。MF椎名伸志は「勝てない時も勝つ確率を高めようとみんなで日々積み重ねてきた。次もそれは変わらない。最終的にはゴール前での精度にかかってくる。チャンスを決め切りたい」と話した。
★試合当日には富山市の総曲輪グランドプラザでパブリックビューイングが開催されます。
詳しくはクラブ公式サイトを御参照ください。
【J3上位今後の対戦相手】
▽第29節以降~(残り2節)
1熊本51宮岐(18)
2宮崎50熊*(12)
3岩手49富沼(14)
4富山45岩鹿(7)
※数字は勝点。括弧内は得失点差
★熊本は次節に引き分け以上で昇格決定。勝って岩手が引き分け以下だと優勝も決まる
★岩手は次節に勝ち、宮崎が引き分け以下だと昇格決定

今週は冬の到来を感じる天候が続きましたが26日の練習中には晴れ間もあり、虹がアーチをかけました。
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