第28節 富山×宮崎 マッチレポート■意地の逆転勝ち。昇格に望み
- 2021/11/22
- 21:54
【第28節 富山2―1宮崎 ▽得点者:前半45分・前田(宮)、後半21分・末木、同42分・林堂(以上富)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
今季最多4,131人が来場したホームゲームを逆転で制して次節の岩手戦へ希望をつないだ。
カターレは今季初めて[3-4-3]のフォーメーションでスタート。パスワークの巧みな首位の宮崎に対し、ブロックをつくって我慢強く守る戦い方を選んだ。攻撃では丁寧にボールを動かしながらスペースへの大きな展開で最終ラインの突破を狙う。開始9分にMF姫野宥弥の右から左へのロングパスでMF安藤由翔がGKと1対1になりかけ、これで得た左CKからDF林堂眞のヘディングシュートが枠を捉えたが相手DFにクリアされた。
宮崎もしっかり陣形を整えて守り、ボールをつないで攻める。攻撃機会を交互につくり合って攻略の糸口を探る落ち着いた流れでゲームが進んだ。前半16分と同21分に宮崎もCKからチャンスをつくったが得点は生まれなかった。
飲水タイム後は宮崎が攻め込む時間が長くなり、ゴール前でDFと駆け引きするツートップの藤岡浩介と梅田魁人にボールを当てながら連係で崩しにかかる。カターレも粘り強く守り、外からのクロスもしっかりはね返して0-0で折り返すかと思われた。
だが、無情にも先取点は宮崎へ。GKからの低いフィードをカットして素早く攻め返した宮崎は、MF前田椋介がペナルティーアークの手前から、梅田からのリターンパスに右足を振り抜いてゴール左上に突き刺した。彼は前節・岐阜戦で2得点を挙げ、今回と同じく前半終了間際に鮮やかにミドルシュートを決めていた。地元出身23歳の新鋭がリーグ終盤に冴えをみせている。
勝つために2点以上が必要になったカターレはハーフタイムにFW大野耀平を投入。大野は後半6分、左から安藤、FW高橋駿太、FWマテウス・レイリアと渡ったボールを中央で受けて左ポスト直撃のシュートを放ち反撃ムードを高める。前節の熊本戦と同様にパワーと機動力を生かしてロングボールを収め、チームに流れを引き寄せた。
攻勢を強めるカターレに、宮崎がカウンターで切り返して「次の1点」を巡る攻防が激化。カターレは何度かあったピンチをしのぐと同21分にMF末木裕也の左足ミドルシュートで同点に追い付いた。前半の宮崎・前田のシュートをなぞるような強烈な一発。奇しくも2人は同じ大卒2年目。「カターレには末木がいる!」と誇示したくなる値千金のゴールだった。
その後はカターレが押し込み込むも1-1のまま時間が経過し、勝ち越し点が挙がったのは残り5分を切った42分だった。末木に代わって投入されたMF碓井鉄平が左CKの二次攻撃で左サイドからグラウンダーのクロスを入れ、ニアの林堂が左足かかとで触れたボールが混戦をすり抜けてゴール右隅に決まった。碓井は直前にもクロスとCKで2本続けてニアに低いクロスを入れており、この狙いが当たった。
宮崎は残り時間にパワープレーでの攻めを選択し、攻め上がったDF代健司と身長188㎝のFW橋本啓吾をターゲットにロングボールを入れる。カターレはアディショナルタイムの7分間を守り切って5試合ぶりの勝利をつかんだ。
【J3上位今後の対戦相手】
▽第29節以降~(残り2節)
1熊本51宮岐(18)
2宮崎50熊*(12)
3岩手49富沼(14)
4富山45岩鹿(7)
※数字は勝点。括弧内は得失点差
★熊本は次節に引き分け以上で昇格決定。勝って岩手が引き分け以下だと優勝も決まる
★岩手は次節に勝ち、宮崎が引き分け以下だと昇格決定
※ハイライト映像(J公式サイト)
今季最多4,131人が来場したホームゲームを逆転で制して次節の岩手戦へ希望をつないだ。
カターレは今季初めて[3-4-3]のフォーメーションでスタート。パスワークの巧みな首位の宮崎に対し、ブロックをつくって我慢強く守る戦い方を選んだ。攻撃では丁寧にボールを動かしながらスペースへの大きな展開で最終ラインの突破を狙う。開始9分にMF姫野宥弥の右から左へのロングパスでMF安藤由翔がGKと1対1になりかけ、これで得た左CKからDF林堂眞のヘディングシュートが枠を捉えたが相手DFにクリアされた。
宮崎もしっかり陣形を整えて守り、ボールをつないで攻める。攻撃機会を交互につくり合って攻略の糸口を探る落ち着いた流れでゲームが進んだ。前半16分と同21分に宮崎もCKからチャンスをつくったが得点は生まれなかった。
飲水タイム後は宮崎が攻め込む時間が長くなり、ゴール前でDFと駆け引きするツートップの藤岡浩介と梅田魁人にボールを当てながら連係で崩しにかかる。カターレも粘り強く守り、外からのクロスもしっかりはね返して0-0で折り返すかと思われた。
だが、無情にも先取点は宮崎へ。GKからの低いフィードをカットして素早く攻め返した宮崎は、MF前田椋介がペナルティーアークの手前から、梅田からのリターンパスに右足を振り抜いてゴール左上に突き刺した。彼は前節・岐阜戦で2得点を挙げ、今回と同じく前半終了間際に鮮やかにミドルシュートを決めていた。地元出身23歳の新鋭がリーグ終盤に冴えをみせている。
勝つために2点以上が必要になったカターレはハーフタイムにFW大野耀平を投入。大野は後半6分、左から安藤、FW高橋駿太、FWマテウス・レイリアと渡ったボールを中央で受けて左ポスト直撃のシュートを放ち反撃ムードを高める。前節の熊本戦と同様にパワーと機動力を生かしてロングボールを収め、チームに流れを引き寄せた。
攻勢を強めるカターレに、宮崎がカウンターで切り返して「次の1点」を巡る攻防が激化。カターレは何度かあったピンチをしのぐと同21分にMF末木裕也の左足ミドルシュートで同点に追い付いた。前半の宮崎・前田のシュートをなぞるような強烈な一発。奇しくも2人は同じ大卒2年目。「カターレには末木がいる!」と誇示したくなる値千金のゴールだった。
その後はカターレが押し込み込むも1-1のまま時間が経過し、勝ち越し点が挙がったのは残り5分を切った42分だった。末木に代わって投入されたMF碓井鉄平が左CKの二次攻撃で左サイドからグラウンダーのクロスを入れ、ニアの林堂が左足かかとで触れたボールが混戦をすり抜けてゴール右隅に決まった。碓井は直前にもクロスとCKで2本続けてニアに低いクロスを入れており、この狙いが当たった。
宮崎は残り時間にパワープレーでの攻めを選択し、攻め上がったDF代健司と身長188㎝のFW橋本啓吾をターゲットにロングボールを入れる。カターレはアディショナルタイムの7分間を守り切って5試合ぶりの勝利をつかんだ。
【J3上位今後の対戦相手】
▽第29節以降~(残り2節)
1熊本51宮岐(18)
2宮崎50熊*(12)
3岩手49富沼(14)
4富山45岩鹿(7)
※数字は勝点。括弧内は得失点差
★熊本は次節に引き分け以上で昇格決定。勝って岩手が引き分け以下だと優勝も決まる
★岩手は次節に勝ち、宮崎が引き分け以下だと昇格決定
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