【第21節vs福島プレビュー】実力伯仲の上位対決
- 2021/10/01
- 21:49
4位に後退して迎える東北での2連戦。首位の熊本に食らいつくためにもここが踏ん張りどころだ。昨季は同じような東北2連戦が11月にあり、八戸と当時無敗だった秋田を連破して意地をみせた。今年も勝点6を目指し、まずは福島に勝ち切りたい。
勝点32で並ぶ5位の福島と戦った後は8位の八戸と中2日でぶつかる。移動による負担を軽くするため富山に戻らず調整する模様。累積警告で今節は出場停止のDF柳下大樹をはじめ八戸戦に合わせて合流する選手もいるだろう。総力戦で乗り切ってほしい。
来季のクラブライセンスの審査結果が9月29日に発表され、J3では八戸とYS横浜に初めてJ2ライセンスが交付された。同じく初取得を目指していた福島はU-18の未整備など育成体制が整っていないことから非交付となった。昇格圏内の2位以上を十分に狙える位置にいるだけに関係者の落胆は大きかっただろう。
時崎悠監督と選手たちはこの機会に改めて「J3優勝」という自分たちの目標を確認し合ったという。今節はこれを受けての初めてのゲームだ。クラブ設立10周年のメモリアルマッチにも位置付けられている。彼らの士気は高く、カターレは厳しい戦いを覚悟しなければならない。
福島は5月16日の第8節・八戸戦が新型コロナウイルス検査の手続き不備により、2-0の勝ちから0-3の敗戦扱いになった。この裁定が8月18日付けで下る以前、前半戦終了時の順位は首位のカターレが7勝5分2敗(22得点・16失点)、2位は福島で8勝2分4敗(21得点・15失点)だった。勝点だけでなく得失点差でも並んでいたように力は拮抗している。
開幕してまもない4月4日の第4節では、終了間際に前カターレ池髙暢希のCKから福島に追い付かれて2-2で引き分けたが、その後の両チームの頑張りを考えるとそれも妥当なスコアだったのかもしれない。
福島はFWイスマイラが京都に移籍して戦力低下が懸念されたが、後半戦に入ってからも岐阜、鳥取、沼津を下して連勝を4まで伸ばした。第17節・鳥取戦では池髙が自身Jリーグ初得点を決めている。藤枝、熊本にいずれも0-1で敗れて2連敗中だが、熊本とも互角以上に戦っており好調を維持。石﨑信弘監督は「福島には勢いを感じる。球際に強く、攻撃は縦に素早い。印象としては長野に似ている」と話した。
プロとしてのキャリアを福島でスタートさせた若手が主力に育っている。攻撃の要でボランチの鎌田大夢は鎌田大地の弟で昌平高校卒の20歳。J3通算42得点のFW樋口寛規や36歳のGK山本海人が経験値を補っている。
現時点でも得点/失点はカターレが28/21に対し、1試合消化が多い福島が27/22(第8節の裁定を踏まえた実質は29/19)でほぼ並んでいる。今節も際どい勝負になりそうだ。
通算の対戦成績はカターレの5勝5分4敗。カターレは近3戦2分1敗で勝ちなし。いずれも点を取り合う展開で昨季は追い付かれての2-2と、再逆転を許しての2-3。前回は一時逆転したものの最後の最後に追い付かれて2-2だった。
前節は両者とも無得点に終わっており、どちらが先制点を奪って先にペースをつかむか注目だ。
カターレは前節・鳥取戦の反省点を踏まえて中盤の守りのバランスをチェックした。攻撃では最終ラインの突破を狙い、ゴール前へのパスに対して3人目が走り込むといったトレーニングをして備えている。引き続きセットプレーの確認を入念に行っており、今節はゴールにつなげたい。
勝点32で並ぶ5位の福島と戦った後は8位の八戸と中2日でぶつかる。移動による負担を軽くするため富山に戻らず調整する模様。累積警告で今節は出場停止のDF柳下大樹をはじめ八戸戦に合わせて合流する選手もいるだろう。総力戦で乗り切ってほしい。
来季のクラブライセンスの審査結果が9月29日に発表され、J3では八戸とYS横浜に初めてJ2ライセンスが交付された。同じく初取得を目指していた福島はU-18の未整備など育成体制が整っていないことから非交付となった。昇格圏内の2位以上を十分に狙える位置にいるだけに関係者の落胆は大きかっただろう。
時崎悠監督と選手たちはこの機会に改めて「J3優勝」という自分たちの目標を確認し合ったという。今節はこれを受けての初めてのゲームだ。クラブ設立10周年のメモリアルマッチにも位置付けられている。彼らの士気は高く、カターレは厳しい戦いを覚悟しなければならない。
福島は5月16日の第8節・八戸戦が新型コロナウイルス検査の手続き不備により、2-0の勝ちから0-3の敗戦扱いになった。この裁定が8月18日付けで下る以前、前半戦終了時の順位は首位のカターレが7勝5分2敗(22得点・16失点)、2位は福島で8勝2分4敗(21得点・15失点)だった。勝点だけでなく得失点差でも並んでいたように力は拮抗している。
開幕してまもない4月4日の第4節では、終了間際に前カターレ池髙暢希のCKから福島に追い付かれて2-2で引き分けたが、その後の両チームの頑張りを考えるとそれも妥当なスコアだったのかもしれない。
福島はFWイスマイラが京都に移籍して戦力低下が懸念されたが、後半戦に入ってからも岐阜、鳥取、沼津を下して連勝を4まで伸ばした。第17節・鳥取戦では池髙が自身Jリーグ初得点を決めている。藤枝、熊本にいずれも0-1で敗れて2連敗中だが、熊本とも互角以上に戦っており好調を維持。石﨑信弘監督は「福島には勢いを感じる。球際に強く、攻撃は縦に素早い。印象としては長野に似ている」と話した。
プロとしてのキャリアを福島でスタートさせた若手が主力に育っている。攻撃の要でボランチの鎌田大夢は鎌田大地の弟で昌平高校卒の20歳。J3通算42得点のFW樋口寛規や36歳のGK山本海人が経験値を補っている。
現時点でも得点/失点はカターレが28/21に対し、1試合消化が多い福島が27/22(第8節の裁定を踏まえた実質は29/19)でほぼ並んでいる。今節も際どい勝負になりそうだ。
通算の対戦成績はカターレの5勝5分4敗。カターレは近3戦2分1敗で勝ちなし。いずれも点を取り合う展開で昨季は追い付かれての2-2と、再逆転を許しての2-3。前回は一時逆転したものの最後の最後に追い付かれて2-2だった。
前節は両者とも無得点に終わっており、どちらが先制点を奪って先にペースをつかむか注目だ。
カターレは前節・鳥取戦の反省点を踏まえて中盤の守りのバランスをチェックした。攻撃では最終ラインの突破を狙い、ゴール前へのパスに対して3人目が走り込むといったトレーニングをして備えている。引き続きセットプレーの確認を入念に行っており、今節はゴールにつなげたい。
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