【第20節vs鳥取プレビュー】先制パンチ再現狙う
- 2021/09/25
- 19:37
アウェイでの前節・八戸戦が当日に中止になり、2連勝を目指して仕切り直しの一番になる。長野に快勝した2週間前の戦いを思い起こし、開始からアグレッシブさを発揮したい。
前節は八戸の選手に新型コロナウイルス感染が発生した影響で当日午後に中止が決まった。滞在先のホテルで一報を聞いた選手たちは、すぐに荷物をまとめて帰途に就いたという。石﨑信弘監督は「やむを得ないこととはいえ残念。(再試合のために)また往復しなければいけないと思うと帰りの道中がとても長く感じた」と苦笑いしながら振り返った。
チームは当初の予定通りに2日間のオフを挟み22日から練習を再開した。以前に2日間のオフを挟んだ際に週末のゲーム内容があまり良くなかったそうで、監督からも指摘があったという。選手たちは気持ちを引き締め直して今節に備えている。
MF音泉翔眞は「長野に勝って『次もやるぞ』という気持ちだったし、自信のようなものも感じ始めていただけに前節は試合がやりたかった。ただ、今節に向けても良い雰囲気で準備ができている。長野戦と同じようにキックオフから百ペーセントの力を出していきたい」と話した。
長野戦で勝利を収め、アグレッシブさとハードワーク、立ち上がりの重要性を選手は再確認している。これを継続できるかどうかが先週の八戸戦で試されるはずだった。試合が中止になり、課題は今節に持ち越された。再びホームで戦えるのは好機だ。今度も開始からアクセルを踏み込んで鳥取をのみ込みたい。
鳥取とは5月30日の第9節でぶつかり、3-0で勝って石﨑監督のJ通算700試合目を飾っている。
鳥取にとってはこれが金鍾成監督が就任して初めてのリーグ戦だった。それから約4カ月。順位は最下位の15位だが、チーム状態は確実に上向いている。攻撃的なパスサッカーで琉球をJ2に昇格させた指揮官の目指すサッカーが徐々に浸透しているようだ。
前回の対戦で[3-5-2]だったフォーメーションは[4-4-2]に。スタメンも当時と前節・鹿児島戦では5人が入れ替わっていた。両サイドハーフが絞って流動的にプレーするケースが多く、左の魚里直哉らサイドバックも高く位置して、前線4人が中央から突破を狙う。テクニックと機動力を兼ね備える石川大地と、パワーがあり競り合いに強い大久保優のツートップの関係性が良好なため縦に速い攻めにも可能性が感じられる。
後半戦は熊本、福島、岐阜、鹿児島と上位勢との対戦が続き1勝3敗だが、シュート数は3試合で上回り、福島戦が同数。前々節は岐阜を3-0で撃破した。しかしリーグワーストの35失点を喫しており、後半戦4試合でも6失点している。カターレは鳥取の攻撃をしっかり封じながら攻撃につなげる守攻の好循環をつくりたい。
今季これまでの鳥取には特異なデータがあり、18試合を終えてまだ前半に得点を挙げたことがない。一方で後半の得点数17がリーグトップだ(カターレは前半14、後半14)。これをどう解釈するか。
失点が前半16、後半19(カターレは前半12、後半7)で、先制点を挙げたのが3試合のみ。先に失点してリズムをつかめない試合が多いのかもしれない。だが、反撃に転じて得点を奪っているのは地力があるからにほかならない。
相手がスロースターターなら、カターレは構わず先制パンチを浴びせていきたい。やはり立ち上がりの攻防がポイントになりそうだ。
前節は八戸の選手に新型コロナウイルス感染が発生した影響で当日午後に中止が決まった。滞在先のホテルで一報を聞いた選手たちは、すぐに荷物をまとめて帰途に就いたという。石﨑信弘監督は「やむを得ないこととはいえ残念。(再試合のために)また往復しなければいけないと思うと帰りの道中がとても長く感じた」と苦笑いしながら振り返った。
チームは当初の予定通りに2日間のオフを挟み22日から練習を再開した。以前に2日間のオフを挟んだ際に週末のゲーム内容があまり良くなかったそうで、監督からも指摘があったという。選手たちは気持ちを引き締め直して今節に備えている。
MF音泉翔眞は「長野に勝って『次もやるぞ』という気持ちだったし、自信のようなものも感じ始めていただけに前節は試合がやりたかった。ただ、今節に向けても良い雰囲気で準備ができている。長野戦と同じようにキックオフから百ペーセントの力を出していきたい」と話した。
長野戦で勝利を収め、アグレッシブさとハードワーク、立ち上がりの重要性を選手は再確認している。これを継続できるかどうかが先週の八戸戦で試されるはずだった。試合が中止になり、課題は今節に持ち越された。再びホームで戦えるのは好機だ。今度も開始からアクセルを踏み込んで鳥取をのみ込みたい。
鳥取とは5月30日の第9節でぶつかり、3-0で勝って石﨑監督のJ通算700試合目を飾っている。
鳥取にとってはこれが金鍾成監督が就任して初めてのリーグ戦だった。それから約4カ月。順位は最下位の15位だが、チーム状態は確実に上向いている。攻撃的なパスサッカーで琉球をJ2に昇格させた指揮官の目指すサッカーが徐々に浸透しているようだ。
前回の対戦で[3-5-2]だったフォーメーションは[4-4-2]に。スタメンも当時と前節・鹿児島戦では5人が入れ替わっていた。両サイドハーフが絞って流動的にプレーするケースが多く、左の魚里直哉らサイドバックも高く位置して、前線4人が中央から突破を狙う。テクニックと機動力を兼ね備える石川大地と、パワーがあり競り合いに強い大久保優のツートップの関係性が良好なため縦に速い攻めにも可能性が感じられる。
後半戦は熊本、福島、岐阜、鹿児島と上位勢との対戦が続き1勝3敗だが、シュート数は3試合で上回り、福島戦が同数。前々節は岐阜を3-0で撃破した。しかしリーグワーストの35失点を喫しており、後半戦4試合でも6失点している。カターレは鳥取の攻撃をしっかり封じながら攻撃につなげる守攻の好循環をつくりたい。
今季これまでの鳥取には特異なデータがあり、18試合を終えてまだ前半に得点を挙げたことがない。一方で後半の得点数17がリーグトップだ(カターレは前半14、後半14)。これをどう解釈するか。
失点が前半16、後半19(カターレは前半12、後半7)で、先制点を挙げたのが3試合のみ。先に失点してリズムをつかめない試合が多いのかもしれない。だが、反撃に転じて得点を奪っているのは地力があるからにほかならない。
相手がスロースターターなら、カターレは構わず先制パンチを浴びせていきたい。やはり立ち上がりの攻防がポイントになりそうだ。
- 関連記事
-
- 第20節 富山×鳥取 富山・石﨑信弘監督の会見コメント★質疑応答を追加
- 第20節 富山×鳥取 試合後の選手コメント
- 【第20節vs鳥取プレビュー】先制パンチ再現狙う
- ■八戸戦は中止。新型コロナで相手側に感染者
- 【第19節vs八戸プレビュー】波に乗りアウェイで連勝狙う