【第18節vs長野プレビュー】譲れない大一番。アグレッシブに前へ
- 2021/09/10
- 23:18
昇格を争う隣県のライバル長野との決戦だ。6月20日の第12節にアウェイで対戦した際は0-4で完敗しており、ホームで雪辱を果たさなければならない。
対する長野にとってもこの一戦には重みがある。2位タイのカターレを勝点5差の7位で追い掛けており、勝って昇格圏内に迫りたい。前回のリベンジに燃える相手を返り討ちにしようと周到に備えているはずだ。
首位で前半をターンしたカターレ、出遅れたものの7戦負けなし(5勝2分)の快進撃で追い上げてきた長野とも地力を証明済み。総得点はともに25で福島と並びリーグトップで、長野は総失点も13で同1位タイ(カターレ:19で同7位タイ)。チーム力は拮抗している。
しかし、奇しくも前節はともに黒星を喫した。カターレは前回の長野戦以来で5試合ぶり、長野は5月30日の第9節・鹿児島戦以来で8試合ぶり。「連敗はできない」「負けられない」という心理はプラスにもマイナスにも働き得るだけに、これが勝負にどう影響するか。カターレは敗戦を糧にして歩みを進めるたくましさを示したい。
石﨑信弘監督は0-4だった前回の長野戦を「相手の激しさに気後れしたようなゲームだった」と総括。セカンドボールの争奪戦をはじめとする球際の競り合い、走り合いといった「戦い」の部分でひるんだことを敗因に挙げている。そして「次に対戦した時にどんなプレーができるかが問われる」と口にしてきた。その思いは選手たちに十分に伝わっているだろう。再戦となる今節、本来はカターレの強みでもある「戦い」における強さ、つまりは鍛えてきた球際や運動量、攻守の切り替えなどで優位性を示さなければならない。
監督は「長野のアグレッシブさに負けないよう、受けて立つのではなく自分たちからアクションを起こしていかなければ。相手の激しさ、運動量に臆せずに、しっかり自分たちの良さを出してハードワークしなければいけない」と話している。
前節・沼津戦の負けは良い薬になっているだろう。「試合の入りで相手の勢いに押し負けないようにしなければいけなかった。前節はそこで失敗したので今節は立ち上がりが大切だ」と石﨑監督。アグレッシブさを欠けば後手に回ってしまう。前回の長野戦とも重ね合わせて意識を高めている。
長野の横山雄次監督も前回の勝利後に「富山は強いチームなので『気持ちの面でもフィジカルの面でも、いわゆるバトルにとにかく負けるな』と選手に働きかけてきた。やはりバトルのシーンが多くあり、局面ごとに勝ち負けはあったが選手がファイトしてくれた。そういったところが結果につながった」と話している。カターレと同様に、今回もまた「戦い」で一歩も引かない気迫で立ち向かってくる。
彼らもまた前節・岩手戦の負けから教訓を得たのではないか。岩手のプレッシングに苦しみ、ボールは長く保持しつつもゴールになかなか迫れなかった。本来は自分たちがハイプレスを仕掛け、高い位置でボールを奪って素早く攻めるのが最も得意。今節はこのかたちを数多くつくれるように策を練っているだろう。
互いが高い守備意識で激しくぶつかり合えば得点チャンスをつくるのは容易ではなく、両チームが武器としているセットプレーの攻防は勝負を左右する焦点になる。前回の対戦で長野の4得点はすべて起点がセットプレーだった。カターレも前半にセットプレーから決定機をつくっており、得点が決まっていたら異なるゲーム展開があり得た。今度はどちらが上回るか注目だ。
対する長野にとってもこの一戦には重みがある。2位タイのカターレを勝点5差の7位で追い掛けており、勝って昇格圏内に迫りたい。前回のリベンジに燃える相手を返り討ちにしようと周到に備えているはずだ。
首位で前半をターンしたカターレ、出遅れたものの7戦負けなし(5勝2分)の快進撃で追い上げてきた長野とも地力を証明済み。総得点はともに25で福島と並びリーグトップで、長野は総失点も13で同1位タイ(カターレ:19で同7位タイ)。チーム力は拮抗している。
しかし、奇しくも前節はともに黒星を喫した。カターレは前回の長野戦以来で5試合ぶり、長野は5月30日の第9節・鹿児島戦以来で8試合ぶり。「連敗はできない」「負けられない」という心理はプラスにもマイナスにも働き得るだけに、これが勝負にどう影響するか。カターレは敗戦を糧にして歩みを進めるたくましさを示したい。
石﨑信弘監督は0-4だった前回の長野戦を「相手の激しさに気後れしたようなゲームだった」と総括。セカンドボールの争奪戦をはじめとする球際の競り合い、走り合いといった「戦い」の部分でひるんだことを敗因に挙げている。そして「次に対戦した時にどんなプレーができるかが問われる」と口にしてきた。その思いは選手たちに十分に伝わっているだろう。再戦となる今節、本来はカターレの強みでもある「戦い」における強さ、つまりは鍛えてきた球際や運動量、攻守の切り替えなどで優位性を示さなければならない。
監督は「長野のアグレッシブさに負けないよう、受けて立つのではなく自分たちからアクションを起こしていかなければ。相手の激しさ、運動量に臆せずに、しっかり自分たちの良さを出してハードワークしなければいけない」と話している。
前節・沼津戦の負けは良い薬になっているだろう。「試合の入りで相手の勢いに押し負けないようにしなければいけなかった。前節はそこで失敗したので今節は立ち上がりが大切だ」と石﨑監督。アグレッシブさを欠けば後手に回ってしまう。前回の長野戦とも重ね合わせて意識を高めている。
長野の横山雄次監督も前回の勝利後に「富山は強いチームなので『気持ちの面でもフィジカルの面でも、いわゆるバトルにとにかく負けるな』と選手に働きかけてきた。やはりバトルのシーンが多くあり、局面ごとに勝ち負けはあったが選手がファイトしてくれた。そういったところが結果につながった」と話している。カターレと同様に、今回もまた「戦い」で一歩も引かない気迫で立ち向かってくる。
彼らもまた前節・岩手戦の負けから教訓を得たのではないか。岩手のプレッシングに苦しみ、ボールは長く保持しつつもゴールになかなか迫れなかった。本来は自分たちがハイプレスを仕掛け、高い位置でボールを奪って素早く攻めるのが最も得意。今節はこのかたちを数多くつくれるように策を練っているだろう。
互いが高い守備意識で激しくぶつかり合えば得点チャンスをつくるのは容易ではなく、両チームが武器としているセットプレーの攻防は勝負を左右する焦点になる。前回の対戦で長野の4得点はすべて起点がセットプレーだった。カターレも前半にセットプレーから決定機をつくっており、得点が決まっていたら異なるゲーム展開があり得た。今度はどちらが上回るか注目だ。
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