第16節 富山×藤枝 マッチレポート■後半シフトアップ。難敵下し好発進
- 2021/08/29
- 12:01
【第16節 富山2―1藤枝 ▽得点者:前半18分・林堂(富)、同28分・鈴木惇(藤)、後半19分・高橋(富)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
難敵の挑戦を退けて後半戦の初戦を飾った。
カターレは新戦力のFWマテウスがツートップの一角で先発デビュー。
対する藤枝は元カターレで38歳のDF秋本倫孝が[3-4-2-1]の最終ラインの中央で今季初出場・初先発。ほかにも3年目のDF鈴木翔太と北陸大卒で2年目のMF横山暁之がJリーグ初出場・初先発、8月に加入したMF温井駿斗もスターティングメンバーに入り、須藤大輔監督のもとでの変革を印象づける構成だった。昨季まで藤枝を指揮して選手の特性をよく知る石﨑信弘監督も「かなり攻撃的だなと思った」そうだ。
立ち上がりから主導権を握ったのはその藤枝。後方からしっかりパスをつなぐスタイルを鮮明にし、スリーバックの左右が大きく開くなどピッチに広く選手が展開しながらボールを動かしてチャンスをうかがった。
カターレは守備がなかなかうまくはまらず我慢をしいられる時間が続いた。その中で存在感を示したのがマテウスだ。自身も球際で戦いながらボールを受けるとドリブルで仕掛けて相手に脅威を与えた。彼がファウルを誘って得たFKから先取点が挙がる。18分の右FK、MF椎名伸志のキックをファーからDF林堂眞が頭で叩き、大きく弾んだボールが弧を描きながらゆっくりゴールインした。
だが藤枝は失点してもペースを崩さず28分に追い付いた。FW押谷祐樹のスルーパスで右ウイングバック河上将平がサイドから抜けてクロス、ゴール前に入ったFW2人がDFを引き付けてできたスペースにMF鈴木惇が走り込んでワンタッチで決めた。
カターレは前半の終わりにMF花井聖が低い弾道のミドルシュートを放ったが、藤枝GK杉本拓也の好セーブに阻まれた。
カターレはハーフタイムにFW高橋駿太を投入し、合わせてフォーメーションを[3-4-2-1]にしてプレッシャーのかけ方を修正。さらに後半15分、ボランチにMF末木裕也が入ってボールがテンポよく動くようになり、同19分に勝ち越し点を奪った。中盤でのパス回しから末木がワンタッチでゴール前のスペースにパスを送り、左から高橋、右からMF音泉翔眞が走り込む。マークしていた相手DF2人とGKが重なるかたちになって対応が遅れ、胸トラップでボールをコントロールした高橋が体を投げ出しながら無人のゴールに決めた。
藤枝は押谷やFW大石治寿、途中投入されたFW森島康仁の個の力を生かしながら何度かシュートまで持ち込むがカターレはGK西部洋平を中心に決定的なシーンはつくらせない。同34分に入ったFW吉平翼ががむしゃらに前線からボールを追うなどして敵陣でボールを奪うシーンが多くあり、相手ゴールを脅かしながらそのまま2-1で押し切った。
試合後の会見で石﨑監督は、勝利の要因として交代選手を含めたチーム力を強調。「こういった(厳しい)ゲームがずっと続くと思う。一つひとつのゲームをきょうのように全員で、力を合わせて勝てるように、次の試合に向けて準備していきたい」と述べた。
カターレは今節の勝利がJリーグ戦通算150勝目(113分201敗/J2:59勝60分132敗、J3:91勝53分69敗)。
※ハイライト映像(J公式サイト)
難敵の挑戦を退けて後半戦の初戦を飾った。
カターレは新戦力のFWマテウスがツートップの一角で先発デビュー。
対する藤枝は元カターレで38歳のDF秋本倫孝が[3-4-2-1]の最終ラインの中央で今季初出場・初先発。ほかにも3年目のDF鈴木翔太と北陸大卒で2年目のMF横山暁之がJリーグ初出場・初先発、8月に加入したMF温井駿斗もスターティングメンバーに入り、須藤大輔監督のもとでの変革を印象づける構成だった。昨季まで藤枝を指揮して選手の特性をよく知る石﨑信弘監督も「かなり攻撃的だなと思った」そうだ。
立ち上がりから主導権を握ったのはその藤枝。後方からしっかりパスをつなぐスタイルを鮮明にし、スリーバックの左右が大きく開くなどピッチに広く選手が展開しながらボールを動かしてチャンスをうかがった。
カターレは守備がなかなかうまくはまらず我慢をしいられる時間が続いた。その中で存在感を示したのがマテウスだ。自身も球際で戦いながらボールを受けるとドリブルで仕掛けて相手に脅威を与えた。彼がファウルを誘って得たFKから先取点が挙がる。18分の右FK、MF椎名伸志のキックをファーからDF林堂眞が頭で叩き、大きく弾んだボールが弧を描きながらゆっくりゴールインした。
だが藤枝は失点してもペースを崩さず28分に追い付いた。FW押谷祐樹のスルーパスで右ウイングバック河上将平がサイドから抜けてクロス、ゴール前に入ったFW2人がDFを引き付けてできたスペースにMF鈴木惇が走り込んでワンタッチで決めた。
カターレは前半の終わりにMF花井聖が低い弾道のミドルシュートを放ったが、藤枝GK杉本拓也の好セーブに阻まれた。
カターレはハーフタイムにFW高橋駿太を投入し、合わせてフォーメーションを[3-4-2-1]にしてプレッシャーのかけ方を修正。さらに後半15分、ボランチにMF末木裕也が入ってボールがテンポよく動くようになり、同19分に勝ち越し点を奪った。中盤でのパス回しから末木がワンタッチでゴール前のスペースにパスを送り、左から高橋、右からMF音泉翔眞が走り込む。マークしていた相手DF2人とGKが重なるかたちになって対応が遅れ、胸トラップでボールをコントロールした高橋が体を投げ出しながら無人のゴールに決めた。
藤枝は押谷やFW大石治寿、途中投入されたFW森島康仁の個の力を生かしながら何度かシュートまで持ち込むがカターレはGK西部洋平を中心に決定的なシーンはつくらせない。同34分に入ったFW吉平翼ががむしゃらに前線からボールを追うなどして敵陣でボールを奪うシーンが多くあり、相手ゴールを脅かしながらそのまま2-1で押し切った。
試合後の会見で石﨑監督は、勝利の要因として交代選手を含めたチーム力を強調。「こういった(厳しい)ゲームがずっと続くと思う。一つひとつのゲームをきょうのように全員で、力を合わせて勝てるように、次の試合に向けて準備していきたい」と述べた。
カターレは今節の勝利がJリーグ戦通算150勝目(113分201敗/J2:59勝60分132敗、J3:91勝53分69敗)。
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