第11節 富山×熊本 マッチレポート■逃げ切れず勝点1分け合う
- 2021/06/15
- 12:46
【第11節 富山1―1熊本 ▽得点者:前半8分・音泉(富)、後半34分・岩下(熊)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
カターレと同じく[3-1-4-2]と表記されている熊本のフォーメーションだが、攻撃時は[3-3-4]で3列がフラットに並びピッチに広く展開した。カターレでいうツーシャドウがウイングのように前線の両サイドに張り、ビルドアップではアンカーの河原創をウイングバックがサポートした。
石﨑信弘監督は「ボールの奪いどころが難しかった。熊本はなかなか中央からは攻めてこない分、サイドでこちらが数的不利になってボールを動かされてしまう。そこを考えてやっていかないときょうのようなゲームになってしまう」と振り返る。
高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪う自分たちのかたちをつくれず、苦しい戦いをしいられてしまった。
開始8分にCKに遠目から走り込んできたMF音泉翔眞が頭で合わせて幸先よく先制点を挙げる。直後のキックオフに襲い掛かってすぐに追加点のチャンスをつくるなど絶好の立ち上がりをみせた。
前半はカターレの球際の強さが目立ち、攻め返す機会も多かった。FW大野耀平がクリアを収めてチームをよく助けていた。しかし、ハーフハイムを境に形勢はハッキリし、熊本が攻め、カターレが耐える展開に。熊本はパス回しのテンポを上げ、後半からFWに投入されたMF伊東俊が中央でパスを受けて変化をつける。押し込みながら左のターレス、右は杉山直宏に大きく振ってクロスからゴールに迫った。大木武監督は「もっと速くプレーしろ」という指示を送っていたそうだ。
カターレはよくしのぎながら飲水タイム後の後半27分に追加点のチャンスをつくった。右からのクロスを処理しようとした熊本DFの右手にボールが当たる。ペナルティーエリア内のようにも見えたがFKの判定。ペナルティーアーク右脇からMF椎名伸志が直接狙ったボールがゴール右上の角をたたいた。こぼれ球をMF姫野宥弥がボレーで枠内に飛ばしたが熊本のGK佐藤優也が左に飛んでセーブした。
攻勢をかけていた熊本がようやく追い付いたのは同34分。ゴールに方向に向かう左足クロスで脅威となっていた右サイドの杉山がコーナー付近から入れたクロスがファーに抜け、MF岩下航がペナルティーエリア外から決めた。岩下は地元生まれ桐蔭横浜大卒のルーキーでこれが今季3点目。ワンタッチで逆サイドのサイドネットに決めるファインゴールだった。
この日のゲームはここからがまた熱かった。両チームとも天皇杯から中3日のゲームだったが最後までゴールを目指して今季最多3857人の観客を沸かせた。5分間のアディショナルタイム終了直前に熊本MF上村周平が右から左足で入れたクロスが左ポストを直撃する。そのこぼれ球からのカウンターでカターレFW高橋駿太が抜け、ゴール前のFW吉平翼までボールが渡ったがシュートに持ち込めずタイムアップとなった。
対熊本16試合ぶりの勝利を逃し、ゲーム内容からも熊本の手ごわさを改めて感じざるを得ない。アウェイでの対戦はリーグ戦が残り4試合となる11月14日・第27節に組まれている。
※ハイライト映像(J公式サイト)
カターレと同じく[3-1-4-2]と表記されている熊本のフォーメーションだが、攻撃時は[3-3-4]で3列がフラットに並びピッチに広く展開した。カターレでいうツーシャドウがウイングのように前線の両サイドに張り、ビルドアップではアンカーの河原創をウイングバックがサポートした。
石﨑信弘監督は「ボールの奪いどころが難しかった。熊本はなかなか中央からは攻めてこない分、サイドでこちらが数的不利になってボールを動かされてしまう。そこを考えてやっていかないときょうのようなゲームになってしまう」と振り返る。
高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪う自分たちのかたちをつくれず、苦しい戦いをしいられてしまった。
開始8分にCKに遠目から走り込んできたMF音泉翔眞が頭で合わせて幸先よく先制点を挙げる。直後のキックオフに襲い掛かってすぐに追加点のチャンスをつくるなど絶好の立ち上がりをみせた。
前半はカターレの球際の強さが目立ち、攻め返す機会も多かった。FW大野耀平がクリアを収めてチームをよく助けていた。しかし、ハーフハイムを境に形勢はハッキリし、熊本が攻め、カターレが耐える展開に。熊本はパス回しのテンポを上げ、後半からFWに投入されたMF伊東俊が中央でパスを受けて変化をつける。押し込みながら左のターレス、右は杉山直宏に大きく振ってクロスからゴールに迫った。大木武監督は「もっと速くプレーしろ」という指示を送っていたそうだ。
カターレはよくしのぎながら飲水タイム後の後半27分に追加点のチャンスをつくった。右からのクロスを処理しようとした熊本DFの右手にボールが当たる。ペナルティーエリア内のようにも見えたがFKの判定。ペナルティーアーク右脇からMF椎名伸志が直接狙ったボールがゴール右上の角をたたいた。こぼれ球をMF姫野宥弥がボレーで枠内に飛ばしたが熊本のGK佐藤優也が左に飛んでセーブした。
攻勢をかけていた熊本がようやく追い付いたのは同34分。ゴールに方向に向かう左足クロスで脅威となっていた右サイドの杉山がコーナー付近から入れたクロスがファーに抜け、MF岩下航がペナルティーエリア外から決めた。岩下は地元生まれ桐蔭横浜大卒のルーキーでこれが今季3点目。ワンタッチで逆サイドのサイドネットに決めるファインゴールだった。
この日のゲームはここからがまた熱かった。両チームとも天皇杯から中3日のゲームだったが最後までゴールを目指して今季最多3857人の観客を沸かせた。5分間のアディショナルタイム終了直前に熊本MF上村周平が右から左足で入れたクロスが左ポストを直撃する。そのこぼれ球からのカウンターでカターレFW高橋駿太が抜け、ゴール前のFW吉平翼までボールが渡ったがシュートに持ち込めずタイムアップとなった。
対熊本16試合ぶりの勝利を逃し、ゲーム内容からも熊本の手ごわさを改めて感じざるを得ない。アウェイでの対戦はリーグ戦が残り4試合となる11月14日・第27節に組まれている。
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