【第8節vs沼津プレビュー】鬼門突破なるか
- 2021/05/16
- 01:14
これまで1勝1分6敗と大の苦手にしている沼津をホームに迎える。開幕ダッシュで2位につけた勢いで鬼門を突破したい。
沼津から初勝利を挙げたのが2019年最終の第34節。沼津がJ3に昇格してきた2017年から6試合を擁した。昨季に秋田をJ2昇格に導いた吉田謙監督のもと強靭なフィジカルを前面に押し出しながら、シンプルかつ力強く、ひた向きにプレーする彼らに苦しめられた。
今井雅隆監督のもと沼津がパスサッカーに転じた昨季は相性の悪さも払拭されるかと思われたが、再び2連敗。ホームの第3節(7月11日)は後半44分にFW渡邉りょうにカウンターから決勝点を許して0-1。最終34節(12月20日)のアウェイでは2-3で競り負けて安達体制の最終ゲームを飾れなかった。よって、この勝敗の偏りはサッカースタイルの嚙み合わせだけでは説明できない。本来なら実力上位であるはずのカターレが、沼津戦では上回るものをずっと発揮できていないのは事実。今節こそ持てる力を存分にぶつけて勝利をつかみたい。今季も沼津は士気高くチャレンジしてくるに違いない。強いカターレを目指すうえで試金石の一戦となる。
今井体制2年目の沼津は昨季のカターレ戦で好守をみせたGK長沢祐弥が東京Vに移籍したほか、MF普光院誠が秋田、FW中山雄希が相模原に移った。ただ、キャプテンでボランチの菅井拓也を中心にチームの骨格は維持しており、戦術は浸透している。
ボールポゼッションにこだわった昨季に比べ、前線へのロングボールも交えるようになっている。攻めの速さを意識しているようだ。昨季の第3節・カターレ戦の決勝点がプロ初得点だった渡邉、前讃岐のMF鈴木拳士郎、山形から新加入のFW高橋潤哉ら前線にはパワフルなアタッカーがそろっており、強みを生かす意図もあるのだろう。
天皇杯の静岡県予選では4月18日の準決勝で、優勝したJFLの強豪ホンダに1-1(PK7-8)で敗れており先週末は公式戦がなかった。
新型コロナウイルスの影響で延期になっていた第5節・岐阜戦が5月5日にあり、1-3で敗れて今季初の2連敗を喫している。この試合は強い雨によりピッチ全面が水浸しになる悪条件のもとで行われており、勝敗やゲーム内容は度外視できる。気持ちを切り替えてカターレ戦に備えているはずだ。
カターレは県選手権の決勝をリーグ戦とほぼ同じメンバーで戦った。週1試合のペースとトレーニングスケジュールを保ちながら、チームづくりのプロセスに公式戦を活用したかたちだ。自陣に引いて守りを固めてきた新庄から5得点を奪い、無失点に抑えたのは収穫と言えるだろう。2得点を挙げたFW吉平翼は藤枝時代の昨季第13~17節に5試合連続ゴールをマークしている。弾みがついた今節のプレーが楽しみだ。
沼津から初勝利を挙げたのが2019年最終の第34節。沼津がJ3に昇格してきた2017年から6試合を擁した。昨季に秋田をJ2昇格に導いた吉田謙監督のもと強靭なフィジカルを前面に押し出しながら、シンプルかつ力強く、ひた向きにプレーする彼らに苦しめられた。
今井雅隆監督のもと沼津がパスサッカーに転じた昨季は相性の悪さも払拭されるかと思われたが、再び2連敗。ホームの第3節(7月11日)は後半44分にFW渡邉りょうにカウンターから決勝点を許して0-1。最終34節(12月20日)のアウェイでは2-3で競り負けて安達体制の最終ゲームを飾れなかった。よって、この勝敗の偏りはサッカースタイルの嚙み合わせだけでは説明できない。本来なら実力上位であるはずのカターレが、沼津戦では上回るものをずっと発揮できていないのは事実。今節こそ持てる力を存分にぶつけて勝利をつかみたい。今季も沼津は士気高くチャレンジしてくるに違いない。強いカターレを目指すうえで試金石の一戦となる。
今井体制2年目の沼津は昨季のカターレ戦で好守をみせたGK長沢祐弥が東京Vに移籍したほか、MF普光院誠が秋田、FW中山雄希が相模原に移った。ただ、キャプテンでボランチの菅井拓也を中心にチームの骨格は維持しており、戦術は浸透している。
ボールポゼッションにこだわった昨季に比べ、前線へのロングボールも交えるようになっている。攻めの速さを意識しているようだ。昨季の第3節・カターレ戦の決勝点がプロ初得点だった渡邉、前讃岐のMF鈴木拳士郎、山形から新加入のFW高橋潤哉ら前線にはパワフルなアタッカーがそろっており、強みを生かす意図もあるのだろう。
天皇杯の静岡県予選では4月18日の準決勝で、優勝したJFLの強豪ホンダに1-1(PK7-8)で敗れており先週末は公式戦がなかった。
新型コロナウイルスの影響で延期になっていた第5節・岐阜戦が5月5日にあり、1-3で敗れて今季初の2連敗を喫している。この試合は強い雨によりピッチ全面が水浸しになる悪条件のもとで行われており、勝敗やゲーム内容は度外視できる。気持ちを切り替えてカターレ戦に備えているはずだ。
カターレは県選手権の決勝をリーグ戦とほぼ同じメンバーで戦った。週1試合のペースとトレーニングスケジュールを保ちながら、チームづくりのプロセスに公式戦を活用したかたちだ。自陣に引いて守りを固めてきた新庄から5得点を奪い、無失点に抑えたのは収穫と言えるだろう。2得点を挙げたFW吉平翼は藤枝時代の昨季第13~17節に5試合連続ゴールをマークしている。弾みがついた今節のプレーが楽しみだ。
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