【第5節vs讃岐プレビュー】激戦必至。手負いの虎に立ち向かう
- 2021/04/10
- 09:01
3試合ぶりの勝利を目指してアウェイで讃岐とぶつかる。開幕ダッシュの成否を決定づける重要な一戦だ。J3は来週に試合が組まれていない。区切りの今季5試合目をきれいに白星で飾り、上位対決となる24日の次節・岐阜戦に弾みをつけたい。
今季J3に参戦している15クラブのうち、J1・J2のクラブライセンス取得歴があって昇格を争う環境が既に整っているのは10クラブだ。カターレが降格したJ3発足2年目の2015年はJリーグU-22選抜を除く12クラブのうちライセンス持ちは5クラブ(山口は同年9月に初取得)だった。J2を目指すクラブが増え、それぞれが強化に力を入れることでリーグの競技レベル向上に拍車がかかっている。
これをはっきりと物語るように、昨季は次年度のJ2ライセンス取得クラブ(新規取得の岩手、藤枝、相模原、今治を含み12クラブ)が1位から11位までを占め、3~10位が勝点10差以内にひしめく接戦だった。今季はJ2からの降格組が不在のため、昇格を狙うすべてのクラブがチャンスをモノにしようと意気込んでいる。昨季以上の激戦が予想される所以だ。
カターレは開幕から4試合続けてライセンスを持たないクラブとの対戦が続いた。今節の讃岐戦からライバルとの直接対決が始まり、チームの力量と仕上がり具合が改めて問われる。心してかからなければならない。
讃岐は降格2年目の昨季に7勝10分17敗で16位に沈んだ。上野山信行GMが今季から監督も兼任して巻き返しを目指していたが、第1節に0-2で長野、2戦目の第3節に0-4で岐阜に敗れて上野山氏が自ら申し出て退任するという不測の事態に直面している。
前節の藤枝戦は暫定的にトップチームダイレクターの西村俊寛氏が指揮を執ったが0-1で敗れた。3連敗で今季いまだ無得点という苦境で迎えるホームゲームでのパフォーマンスに地元の注目が集まっている。起死回生の勝利を目指して死にものぐるいでカターレに向かってくるのは間違いない。
藤枝戦ではフォーメーションをそれまでの[4-4-2]から[3-1-4-2]に変更。雨が降り続く悪条件の中だったが、丁寧にボールをつなごうとする意図が感じられ、相手陣でプレーする時間も長かった。失点もCKからの1点に抑えており、立ち直りのきっかけはつかんでいる。
山形からの期限付き移籍で加入した21歳のFW中村駿太がドリブルなどで個人技の高さを発揮しており、エースのFW重松健太郎とともに警戒が必要。カターレは高知キャンプ中の練習試合でMF高木和正のFK、CKからDF西野貴治に2得点を決められており、セットプレーにおける守りも勝負のポイントになりそうだ。
カターレはアウェイの讃岐戦で2年連続して退場者を出しており、いずれも勝ったとはいえ厳しい戦いを強いられた。石﨑信弘監督は「讃岐には練習試合で負けている。受け身になったらやられてしまう」と話す。前節終了間際の失点で白星を逃したカターレにも今節は期するものがあり、油断が生じることはないはず。持てる力をしっかり発揮して勝利を引き寄せたい。
今季J3に参戦している15クラブのうち、J1・J2のクラブライセンス取得歴があって昇格を争う環境が既に整っているのは10クラブだ。カターレが降格したJ3発足2年目の2015年はJリーグU-22選抜を除く12クラブのうちライセンス持ちは5クラブ(山口は同年9月に初取得)だった。J2を目指すクラブが増え、それぞれが強化に力を入れることでリーグの競技レベル向上に拍車がかかっている。
これをはっきりと物語るように、昨季は次年度のJ2ライセンス取得クラブ(新規取得の岩手、藤枝、相模原、今治を含み12クラブ)が1位から11位までを占め、3~10位が勝点10差以内にひしめく接戦だった。今季はJ2からの降格組が不在のため、昇格を狙うすべてのクラブがチャンスをモノにしようと意気込んでいる。昨季以上の激戦が予想される所以だ。
カターレは開幕から4試合続けてライセンスを持たないクラブとの対戦が続いた。今節の讃岐戦からライバルとの直接対決が始まり、チームの力量と仕上がり具合が改めて問われる。心してかからなければならない。
讃岐は降格2年目の昨季に7勝10分17敗で16位に沈んだ。上野山信行GMが今季から監督も兼任して巻き返しを目指していたが、第1節に0-2で長野、2戦目の第3節に0-4で岐阜に敗れて上野山氏が自ら申し出て退任するという不測の事態に直面している。
前節の藤枝戦は暫定的にトップチームダイレクターの西村俊寛氏が指揮を執ったが0-1で敗れた。3連敗で今季いまだ無得点という苦境で迎えるホームゲームでのパフォーマンスに地元の注目が集まっている。起死回生の勝利を目指して死にものぐるいでカターレに向かってくるのは間違いない。
藤枝戦ではフォーメーションをそれまでの[4-4-2]から[3-1-4-2]に変更。雨が降り続く悪条件の中だったが、丁寧にボールをつなごうとする意図が感じられ、相手陣でプレーする時間も長かった。失点もCKからの1点に抑えており、立ち直りのきっかけはつかんでいる。
山形からの期限付き移籍で加入した21歳のFW中村駿太がドリブルなどで個人技の高さを発揮しており、エースのFW重松健太郎とともに警戒が必要。カターレは高知キャンプ中の練習試合でMF高木和正のFK、CKからDF西野貴治に2得点を決められており、セットプレーにおける守りも勝負のポイントになりそうだ。
カターレはアウェイの讃岐戦で2年連続して退場者を出しており、いずれも勝ったとはいえ厳しい戦いを強いられた。石﨑信弘監督は「讃岐には練習試合で負けている。受け身になったらやられてしまう」と話す。前節終了間際の失点で白星を逃したカターレにも今節は期するものがあり、油断が生じることはないはず。持てる力をしっかり発揮して勝利を引き寄せたい。
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