第4節 富山×福島 マッチレポート■一時逆転もラストプレーに泣く
- 2021/04/05
- 14:50
【第4節 富山2―2福島 ▽得点者:前半22分・吉永(福)、後半4分・高橋、同21分・大野(以上富)、同45+4分・鎌田翔(福)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
ラストプレーになると思われた福島のCKで同点にされ勝利を逃した。先制点こそ許したもののゲームの主導権は握り続け、シュート数はカターレの16本に対して相手は4本。FW高橋駿太が左膝前十字靭帯損傷の大けがから復帰後の初得点を挙げ、逆転ゴールもアシストしたが実らなかった。
だが悔しい結果も受け入れざるを得ないと思わせるほど福島の同点ゴールは鮮やかだった。攻め上がったGK山本海人らがニアに飛び込みおとりになり、その背後から新加入のDF鎌田翔雅が頭で叩き込んだ。キッカーを務めたのは昨季カターレでプレーしたMF池髙暢希。「狙っていた場所に蹴ることができた。完璧だった」と振り返った。
雨が降り続き風も強かった。前半にあえて風下のコートを選び「後半勝負」をもくろむ福島に対し、ボールを動かしながら攻め込む。セットプレーやDF戸根一誓のオーバーラップからのクロスでゴールに迫って優位に進めていた。
しかし、22分に相手にワンチャンスをものにされてしまう。福島はFWイスマイラがロングボールを右サイドで収めて左に展開。パスを受けたMF吉永大志が攻め上がったスピードのまま休まず仕掛け、ペナルティーアーク付近から放ったグラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。
カターレは28分に今季初先発のMF佐々木陽次のスルーパスからMF安藤由翔が左サイドを突破してクロスを上げるなど何度かチャンスをつくったが得点は生まれず、0-1で折り返した。
ハーフタイムに石崎信弘監督は「相手の球際の激しさに対して逃げ腰になっている」と指摘したそうだ。併せて前節の宮崎戦と同じように後半からフォーメーションを[3-4-2-1]に変更し、高橋を投入した。
後半4分、ダブルボランチの一角に移ったMF椎名伸志が左サイド深くのスペースに走り込んでクロスを供給し、高橋が頭で合わせて同点に。これで勢いがつき、攻め立てた。同21分の勝ち越し点は球際の執念が感じられる今季のカターレらしいゴールだ。中盤で競り勝ってボールを展開し、FW吉平翼がドリブルで前進。右を走ってボールをもらった高橋が足先を伸ばしながらラストパスを送り、併行して走っていたFW大野耀平も足から体を投げ出してゴールネットを揺らした。
その後の進め方に非があったとは言い難い。チャンスこそ減ったが、しっかりブロックをつくって守り、運動量も落ちない。福島は攻めあぐねていた。勝利をほぼ手中にしながら最後の一発に泣いた。MF姫野宥弥は「勝てなかったのは悔しいが連敗はしなかった。後半は自分たちのかたちでチャンスがつくれていた。球際で戦ったからだ。次は前半からそういうサッカーがしっかりできるようにしたい」と話した。
※ハイライト映像(J公式サイト)
ラストプレーになると思われた福島のCKで同点にされ勝利を逃した。先制点こそ許したもののゲームの主導権は握り続け、シュート数はカターレの16本に対して相手は4本。FW高橋駿太が左膝前十字靭帯損傷の大けがから復帰後の初得点を挙げ、逆転ゴールもアシストしたが実らなかった。
だが悔しい結果も受け入れざるを得ないと思わせるほど福島の同点ゴールは鮮やかだった。攻め上がったGK山本海人らがニアに飛び込みおとりになり、その背後から新加入のDF鎌田翔雅が頭で叩き込んだ。キッカーを務めたのは昨季カターレでプレーしたMF池髙暢希。「狙っていた場所に蹴ることができた。完璧だった」と振り返った。
雨が降り続き風も強かった。前半にあえて風下のコートを選び「後半勝負」をもくろむ福島に対し、ボールを動かしながら攻め込む。セットプレーやDF戸根一誓のオーバーラップからのクロスでゴールに迫って優位に進めていた。
しかし、22分に相手にワンチャンスをものにされてしまう。福島はFWイスマイラがロングボールを右サイドで収めて左に展開。パスを受けたMF吉永大志が攻め上がったスピードのまま休まず仕掛け、ペナルティーアーク付近から放ったグラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。
カターレは28分に今季初先発のMF佐々木陽次のスルーパスからMF安藤由翔が左サイドを突破してクロスを上げるなど何度かチャンスをつくったが得点は生まれず、0-1で折り返した。
ハーフタイムに石崎信弘監督は「相手の球際の激しさに対して逃げ腰になっている」と指摘したそうだ。併せて前節の宮崎戦と同じように後半からフォーメーションを[3-4-2-1]に変更し、高橋を投入した。
後半4分、ダブルボランチの一角に移ったMF椎名伸志が左サイド深くのスペースに走り込んでクロスを供給し、高橋が頭で合わせて同点に。これで勢いがつき、攻め立てた。同21分の勝ち越し点は球際の執念が感じられる今季のカターレらしいゴールだ。中盤で競り勝ってボールを展開し、FW吉平翼がドリブルで前進。右を走ってボールをもらった高橋が足先を伸ばしながらラストパスを送り、併行して走っていたFW大野耀平も足から体を投げ出してゴールネットを揺らした。
その後の進め方に非があったとは言い難い。チャンスこそ減ったが、しっかりブロックをつくって守り、運動量も落ちない。福島は攻めあぐねていた。勝利をほぼ手中にしながら最後の一発に泣いた。MF姫野宥弥は「勝てなかったのは悔しいが連敗はしなかった。後半は自分たちのかたちでチャンスがつくれていた。球際で戦ったからだ。次は前半からそういうサッカーがしっかりできるようにしたい」と話した。
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