【第3節vs宮崎プレビュー】3連勝目指して新鋭と力比べ
- 2021/03/28
- 09:16
4年ぶりの開幕3連勝を目指してJ3参入1年目のテゲバジャーロ宮崎とアウェイで対戦する。
宮崎は前節、昨季3位の長野と1-1で引き分けて初の勝点を手にした。ホームでのJ初勝利を目指して士気は高い。カターレが勝つには前節を上回るパフォーマンスが必要だろう。
クラブ名・テゲバジャーロ宮崎の「テゲ」は「すごい」を意味する宮崎弁。これに特産の宮崎牛と宮崎地鶏にちなんだ、スペイン語の牛「バカ(Vaca)」と鳥「パジャーロ(Pajaro)」を組み合わせて命名された。1965年に創設された「門川クラブ」が前身。2007年に「MSU FC」(ミヤザキ・スポーツマン・ユナイティッド)に改称して10年に九州リーグに初昇格。15年からテゲバジャーロ宮崎となった。
石﨑信弘監督が就任した17年に全国地域サッカーチャンピオンズリーグで2位になりJFLに昇格。石崎監督は成績不振により翌18年途中に退任。当時ヘッドコーチだった倉石圭二氏が監督に就任して18年は12位、19年は5位、そして昨季8勝4分3敗で2位になりJ3昇格を決めた。今季は選手時代に鹿島などでプレーし、鳥栖や山形でコーチを務めた内藤就行氏が監督に就いた。S級ライセンス未取得の倉石氏はヘッドコーチとしてチームを支える。
今節の会場となる「ユニリーバスタジアム新富」(収容:約5000人)は、宮崎市の北に隣接する新富町にホームスタジアムとして今春オープンしたばかり。町が敷地を用意し、クラブの主要株主である食品通販などの「エモテント」(福岡市)が建設して町に寄贈するというかたちで整備された。
「宮崎はボールを動かすのがうまい良いチーム。前節は長野と引き分けたが、ゲーム内容は相手よりも良かったのではないか」と石﨑監督はみている。
過去の昇格クラブと同じく、JFLで構築したサッカーをベースにしてJ初年を迎えておりチームの完成度が高い。リーグ屈指の強度を誇る長野のプレッシングに対しても[4-4-2]の布陣でボールをつなぎ、ミスからピンチを招く場面は少なかった。前カターレのDF代健司が起点となって前線へのロングフィードも効果的に交えていた。戦況や時間帯に応じた戦いがしっかり身についている印象だ。
ポゼッションを志向する宮崎のようなチームに対しては、前から積極的にボールを奪いにいくカターレの今季の持ち味が発揮しやすい。高い位置からの守りで主導権を握りたい。だが、石﨑監督は楽観視していない。「宮崎はJFL時代から同じサッカーを続けている。対する私たちはチームがスタートしたばかりでまだ完成度は高くない。どれだけ通用するかはやってみなければ分からない」と話した。
宮崎の攻撃力はカターレがこれまでに下したYS横浜と八戸よりも現時点では上とみられる。ボールを動かしながらワンタッチパスでスピードアップし、両サイド、中央のどこからでも最終ライン突破を狙ってくる。昨季のJFL新人王で前節にチームJ初得点を決めた梅田魁人、ルーキーながら高さとパワーが光る188㎝/82㌔の橋本啓吾のツートップも強力。地元出身で金沢でも活躍したFW水永翔馬が負傷で離脱したがその穴を橋本がよく埋めている。カターレの守備力を測る点からも攻防が楽しみだ。
宮崎は前節、昨季3位の長野と1-1で引き分けて初の勝点を手にした。ホームでのJ初勝利を目指して士気は高い。カターレが勝つには前節を上回るパフォーマンスが必要だろう。
クラブ名・テゲバジャーロ宮崎の「テゲ」は「すごい」を意味する宮崎弁。これに特産の宮崎牛と宮崎地鶏にちなんだ、スペイン語の牛「バカ(Vaca)」と鳥「パジャーロ(Pajaro)」を組み合わせて命名された。1965年に創設された「門川クラブ」が前身。2007年に「MSU FC」(ミヤザキ・スポーツマン・ユナイティッド)に改称して10年に九州リーグに初昇格。15年からテゲバジャーロ宮崎となった。
石﨑信弘監督が就任した17年に全国地域サッカーチャンピオンズリーグで2位になりJFLに昇格。石崎監督は成績不振により翌18年途中に退任。当時ヘッドコーチだった倉石圭二氏が監督に就任して18年は12位、19年は5位、そして昨季8勝4分3敗で2位になりJ3昇格を決めた。今季は選手時代に鹿島などでプレーし、鳥栖や山形でコーチを務めた内藤就行氏が監督に就いた。S級ライセンス未取得の倉石氏はヘッドコーチとしてチームを支える。
今節の会場となる「ユニリーバスタジアム新富」(収容:約5000人)は、宮崎市の北に隣接する新富町にホームスタジアムとして今春オープンしたばかり。町が敷地を用意し、クラブの主要株主である食品通販などの「エモテント」(福岡市)が建設して町に寄贈するというかたちで整備された。
「宮崎はボールを動かすのがうまい良いチーム。前節は長野と引き分けたが、ゲーム内容は相手よりも良かったのではないか」と石﨑監督はみている。
過去の昇格クラブと同じく、JFLで構築したサッカーをベースにしてJ初年を迎えておりチームの完成度が高い。リーグ屈指の強度を誇る長野のプレッシングに対しても[4-4-2]の布陣でボールをつなぎ、ミスからピンチを招く場面は少なかった。前カターレのDF代健司が起点となって前線へのロングフィードも効果的に交えていた。戦況や時間帯に応じた戦いがしっかり身についている印象だ。
ポゼッションを志向する宮崎のようなチームに対しては、前から積極的にボールを奪いにいくカターレの今季の持ち味が発揮しやすい。高い位置からの守りで主導権を握りたい。だが、石﨑監督は楽観視していない。「宮崎はJFL時代から同じサッカーを続けている。対する私たちはチームがスタートしたばかりでまだ完成度は高くない。どれだけ通用するかはやってみなければ分からない」と話した。
宮崎の攻撃力はカターレがこれまでに下したYS横浜と八戸よりも現時点では上とみられる。ボールを動かしながらワンタッチパスでスピードアップし、両サイド、中央のどこからでも最終ライン突破を狙ってくる。昨季のJFL新人王で前節にチームJ初得点を決めた梅田魁人、ルーキーながら高さとパワーが光る188㎝/82㌔の橋本啓吾のツートップも強力。地元出身で金沢でも活躍したFW水永翔馬が負傷で離脱したがその穴を橋本がよく埋めている。カターレの守備力を測る点からも攻防が楽しみだ。
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