第2節 富山×八戸 マッチレポート■開幕2連勝で首位に立つ!
- 2021/03/22
- 10:47
【第2節 富山2―1八戸 ▽得点者:前半34分・吉平、同44分・大野(以上富)、後半17分・近石(八)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
雨のホーム初戦を2-1で逃げ切り2連勝。J3で第1節に勝った5クラブのうち今節も勝ったのはカターレだけで首位に躍り出た。まだ開幕したばかりで「首位」を強調するのは気恥ずかしいが、なにせ過去の経験は2017年第3節終了時のみ。心地よい響きだ。昇格を目指す内外の気運を高めるうえで意義深い白星となった。
両チームともに[3-1-4-2]の布陣で対峙して激しくプレッシャーをかける。カターレが12分、MF花井聖のスルーパスで左からMF安藤由翔が抜けてシュートを放って以降は中盤でつぶし合う膠着状態が続いた。ゲームが動いたのは30分過ぎ。カターレは敵陣右のスローインからDF柳下大樹がドリブルでペナルティーエリア内まで進入して好機をつくり右CKへ。ショートコーナーからの連続攻撃でエリア内に入った花井が、飛び込んできた相手選手のハンドを誘ってPKを獲得した。
FW吉平翼が担ったPKは八戸のGK横山卓司にセーブされたが、自らこぼれ球を押し込んでゴールが決まったかにみえた。しかし、主審のジャッジは「蹴り直し」。GKが蹴る前に前方に動いたと判定されたようだ。PK後のゴールも取り消しとなったが、吉平は気を取り直して「2度目」をきっちりと決めて34分に先制した。
その後はカターレペースで進み、ボール奪取からサイドを起点にした攻撃でゴールに迫る。39分は安藤が左から運び、ゴール前に入ってきたDF戸根一誓がシュートを放つ。44分には敵陣左でこぼれ球を回収して右ウイングバック音泉翔眞に展開。音泉はカットインしながら左足で強いグラウンダーのミドルシュートを放ち、GKが弾いた球をFW大野耀平が決めてリードを広げた。音泉が仕掛けるスペースをつくりだした柳下やMF椎名伸志の走り込みも光った。
後半7分には左で安藤が起点になり、戸根がオーバーラップ。同サイドに流れた大野がクロスを上げ、逆から詰めた柳下がヘディングで吉平に落として決定機を創出。シュートは外れたが、スピーディーかつ厚みのある攻めを披露した。
しかし押し気味だったのはここまで。八戸はハーフタイムに2人を入れ替え、アンカーに新潟経営大卒のルーキー丹羽一陽を投入。シャドウの前澤甲気が下がり気味に彼を助けながらボールをつなぎ始めて流れをつかむ。前半は右でプレーしていたウイングバック黒石貴哉が後半は左サイドにまわって攻撃の突破口をつくった。後半17分、右CKのサインプレーから、中央左でフリーになったDF近石哲平が浮き球を右足でダイレクトに合わせて1点を返す。その後も運動量を落とさずに攻勢を維持した。
カターレは自陣に押し込められる苦しい時間が続いたが、クロス対応などゴール前での守りには安定感があって八戸に決定機は与えない。そのまま開幕戦と同じく1点差を守り切り、4年ぶりの開幕2連勝、4年ぶりのホーム初戦白星を手にした。
※PKに関しては競技規則(第14条)が2年連続で改正されています。
日本サッカー協会HP https://www.jfa.jp/laws/ をご参照ください。
※ハイライト映像(J公式サイト)
雨のホーム初戦を2-1で逃げ切り2連勝。J3で第1節に勝った5クラブのうち今節も勝ったのはカターレだけで首位に躍り出た。まだ開幕したばかりで「首位」を強調するのは気恥ずかしいが、なにせ過去の経験は2017年第3節終了時のみ。心地よい響きだ。昇格を目指す内外の気運を高めるうえで意義深い白星となった。
両チームともに[3-1-4-2]の布陣で対峙して激しくプレッシャーをかける。カターレが12分、MF花井聖のスルーパスで左からMF安藤由翔が抜けてシュートを放って以降は中盤でつぶし合う膠着状態が続いた。ゲームが動いたのは30分過ぎ。カターレは敵陣右のスローインからDF柳下大樹がドリブルでペナルティーエリア内まで進入して好機をつくり右CKへ。ショートコーナーからの連続攻撃でエリア内に入った花井が、飛び込んできた相手選手のハンドを誘ってPKを獲得した。
FW吉平翼が担ったPKは八戸のGK横山卓司にセーブされたが、自らこぼれ球を押し込んでゴールが決まったかにみえた。しかし、主審のジャッジは「蹴り直し」。GKが蹴る前に前方に動いたと判定されたようだ。PK後のゴールも取り消しとなったが、吉平は気を取り直して「2度目」をきっちりと決めて34分に先制した。
その後はカターレペースで進み、ボール奪取からサイドを起点にした攻撃でゴールに迫る。39分は安藤が左から運び、ゴール前に入ってきたDF戸根一誓がシュートを放つ。44分には敵陣左でこぼれ球を回収して右ウイングバック音泉翔眞に展開。音泉はカットインしながら左足で強いグラウンダーのミドルシュートを放ち、GKが弾いた球をFW大野耀平が決めてリードを広げた。音泉が仕掛けるスペースをつくりだした柳下やMF椎名伸志の走り込みも光った。
後半7分には左で安藤が起点になり、戸根がオーバーラップ。同サイドに流れた大野がクロスを上げ、逆から詰めた柳下がヘディングで吉平に落として決定機を創出。シュートは外れたが、スピーディーかつ厚みのある攻めを披露した。
しかし押し気味だったのはここまで。八戸はハーフタイムに2人を入れ替え、アンカーに新潟経営大卒のルーキー丹羽一陽を投入。シャドウの前澤甲気が下がり気味に彼を助けながらボールをつなぎ始めて流れをつかむ。前半は右でプレーしていたウイングバック黒石貴哉が後半は左サイドにまわって攻撃の突破口をつくった。後半17分、右CKのサインプレーから、中央左でフリーになったDF近石哲平が浮き球を右足でダイレクトに合わせて1点を返す。その後も運動量を落とさずに攻勢を維持した。
カターレは自陣に押し込められる苦しい時間が続いたが、クロス対応などゴール前での守りには安定感があって八戸に決定機は与えない。そのまま開幕戦と同じく1点差を守り切り、4年ぶりの開幕2連勝、4年ぶりのホーム初戦白星を手にした。
※PKに関しては競技規則(第14条)が2年連続で改正されています。
日本サッカー協会HP https://www.jfa.jp/laws/ をご参照ください。
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