【第2節vs八戸プレビュー】試金石の一番。連勝なるか
- 2021/03/19
- 16:33
4年ぶりに白星スタートを切り、ホーム初戦に臨む。4年前の2017年は開幕3連勝を飾っている。当時に匹敵する好ダッシュを目指してこの一戦をモノにしたい。
今季のチームの出来を評価するうえでキーワードになってくるのが、プレーのインテンシティー(強さや激しさ)とクオリティー(質)。先週の開幕戦では石﨑信弘監督が求めるボールを奪いにいくアグレッシブさ、球際の厳しさ、豊富な運動量で、インテンシティーの高さを示した。ただ、クオリティー面ではイージーなパスミスが少なくなかった。主な原因は開幕戦ならではの緊張感。「自分を含めてみんな動きが硬かった。自分たちのやりたかったことの60%ぐらいしか発揮できなかった」とDF今瀬淳也は振り返っている。
実戦慣れが見込める今節はクオリティーも確実に向上するだろう。今季初めてスタジアムでゲームを目にする地元サポーターに対し、現時点でのポテンシャルの高さを両面で示したい。
対戦相手が苦手としている八戸であることからも今節は試金石だ。19年にJ3初年だった彼らに2連敗を喫したのは記憶に新しい。昨季も8月29日に予定されていた第12節のホームゲームが雷雨で中止となり、10月21日の代替試合は終盤に追い付かれて1-1で引き分け。11月18日の第28節、FW大野耀平の2得点によってようやく初勝利を挙げたばかりだ。
八戸はアウェイでの開幕戦で岐阜と0-0で引き分けた。元カターレの安間貴義監督が指揮して選手の能力も高い岐阜を無失点で抑え、セットプレーなどから得点チャンスもつくっていた。身上とする粘り強さは健在なようで、今季も勝ち切るのは容易ではない。
昨季の八戸は8勝9分17敗で15位。今季は、監督としてクラブをJ3昇格に導いた前ヘッドコーチの葛野昌宏氏が3年ぶりに復帰して指揮を執る。選手は昨季から15人前後が入れ替わったが、主力クラスは大半が残留。葛野監督の戦術は浸透していると考えてよい。
岐阜戦のフォーメーションはカターレと同じ[3-5-2(3-1-4-2)]だった。先発のうち5人が新加入で、要のアンカーには近畿大卒のルーキー坪井一真が起用されていた。シャドウの中村太一や、試合途中にウイングバック(WB)からシャドウにまわった前沼津の前澤甲気が攻撃を組み立てる。昨季10得点のFW上形洋介が前線でターゲットになり、長野から新加入の大型FW岡佳樹がベンチに控える。昨季はWBで存在感を発揮していた黒石貴哉が右センターバックに入り、機を捉えたオーバーラップで攻撃にアクセントをつけていた。
八戸は昨季途中から「前半を0-0で終えて後半勝負」を公言して戦っていた。今季もこれをゲーム運びの基本線としている模様。特に前半はロングボールを多用して失点のリスクをなるべく負わない戦いを選択してくるとみられ、カターレの守備陣は前節・YS横浜戦の前半のように裏へのボールへの対応がカギになる。
今季のチームの出来を評価するうえでキーワードになってくるのが、プレーのインテンシティー(強さや激しさ)とクオリティー(質)。先週の開幕戦では石﨑信弘監督が求めるボールを奪いにいくアグレッシブさ、球際の厳しさ、豊富な運動量で、インテンシティーの高さを示した。ただ、クオリティー面ではイージーなパスミスが少なくなかった。主な原因は開幕戦ならではの緊張感。「自分を含めてみんな動きが硬かった。自分たちのやりたかったことの60%ぐらいしか発揮できなかった」とDF今瀬淳也は振り返っている。
実戦慣れが見込める今節はクオリティーも確実に向上するだろう。今季初めてスタジアムでゲームを目にする地元サポーターに対し、現時点でのポテンシャルの高さを両面で示したい。
対戦相手が苦手としている八戸であることからも今節は試金石だ。19年にJ3初年だった彼らに2連敗を喫したのは記憶に新しい。昨季も8月29日に予定されていた第12節のホームゲームが雷雨で中止となり、10月21日の代替試合は終盤に追い付かれて1-1で引き分け。11月18日の第28節、FW大野耀平の2得点によってようやく初勝利を挙げたばかりだ。
八戸はアウェイでの開幕戦で岐阜と0-0で引き分けた。元カターレの安間貴義監督が指揮して選手の能力も高い岐阜を無失点で抑え、セットプレーなどから得点チャンスもつくっていた。身上とする粘り強さは健在なようで、今季も勝ち切るのは容易ではない。
昨季の八戸は8勝9分17敗で15位。今季は、監督としてクラブをJ3昇格に導いた前ヘッドコーチの葛野昌宏氏が3年ぶりに復帰して指揮を執る。選手は昨季から15人前後が入れ替わったが、主力クラスは大半が残留。葛野監督の戦術は浸透していると考えてよい。
岐阜戦のフォーメーションはカターレと同じ[3-5-2(3-1-4-2)]だった。先発のうち5人が新加入で、要のアンカーには近畿大卒のルーキー坪井一真が起用されていた。シャドウの中村太一や、試合途中にウイングバック(WB)からシャドウにまわった前沼津の前澤甲気が攻撃を組み立てる。昨季10得点のFW上形洋介が前線でターゲットになり、長野から新加入の大型FW岡佳樹がベンチに控える。昨季はWBで存在感を発揮していた黒石貴哉が右センターバックに入り、機を捉えたオーバーラップで攻撃にアクセントをつけていた。
八戸は昨季途中から「前半を0-0で終えて後半勝負」を公言して戦っていた。今季もこれをゲーム運びの基本線としている模様。特に前半はロングボールを多用して失点のリスクをなるべく負わない戦いを選択してくるとみられ、カターレの守備陣は前節・YS横浜戦の前半のように裏へのボールへの対応がカギになる。
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