【第34節vs沼津プレビュー】安達カターレ有終なるか
- 2020/12/19
- 18:54
かつてないコロナ禍のシーズンの最終戦が、安達亮監督が率いるラストゲームになる。「昇格がなくなり、勝って順位が上がることもない。周囲からみれば消化試合だろうが、僕らにとっては単なる1試合ではない。亮さんと積み上げてきたサッカーをして絶対に勝つ。質が伴わなければ意味がない。ボールをつなぐだけの遊びにもしない。常にゴールに向かっていくのが亮さんの目指してきたサッカーなのだから」(MF花井聖)。強い決意をもって挑む。
いつもより早めの積雪により、今週はオフ明けの水曜から3日間連続で県総合運動公園屋内ドームで練習した。安達監督は「屋内での練習になったのもあって、止める・蹴るの基本を中心に、『3年間、こんなことをやってきたよ』という総まとめのトレーニングをしたようなかたちになった」と笑みを浮かべた。
「ケガで出場機会が少なかった者とか使ってあげたい選手はいるが、自分のエゴでやるものでもない。寂しいが、このクラブは続いていくから1試合も無駄にはできない。今までやってきたことを出し、来季につながるような少しでもレベルアップできるゲームをしたい。勝って終わりたいね」と話した。
チームは前日の朝早くに富山を立ち、清水市で練習を行って現地に入った。
加入3年目のMF稲葉修土は、安達体制で頭角を現した選手のひとりだ。監督も彼の技術的な進歩を喜び、日々指導に当たるうえでの自信と励みにしていた。稲葉は「亮さんの目指すスタイルに、僕のプレースタイルが合わないと思い当初は不安だったが、信じて練習し、亮さんも信頼してゲームに使ってくれた。サッカーをやってきて、これほど自分が成長している実感をもてたのは初めてだった。最終戦も亮さんとやってきたサッカーを信じてやるだけ。亮さんは持っている人だからきっと勝てる」と話している。
安達体制における成績は18年が10勝5分7敗、19年が16勝10分8敗、20年が現在15勝5分13敗。勝点は及ばないまでも、最後を白星で飾れば19年のクラブ年間最多勝記録に並ぶ。苦楽が濃密に詰まった今季に、印象深い最終章を書き加えてほしい。
対する沼津は現在13位。今季から今井雅隆監督が指揮を執り、前年までの堅守速攻とは対照的なポゼッションスタイルで戦い抜いた。来季が楽しみなチームだ。今節に勝てば12勝目(5分17敗)で、12位だった昨季の勝ち数11(6分17敗)を上回り、11位まで浮上する可能性がある。
対戦成績はカターレの1勝1分5敗。今季も7月11日の第3節で、終了間際に決勝点を奪われて0-1で敗れている。彼らにも最終戦にかける熱い思いがあるだろう。
勝負は時に残酷で、思い通りに事が運ぶことはまれだ。それも承知のうえで期待している。カターレの躍動する姿が見たい。
いつもより早めの積雪により、今週はオフ明けの水曜から3日間連続で県総合運動公園屋内ドームで練習した。安達監督は「屋内での練習になったのもあって、止める・蹴るの基本を中心に、『3年間、こんなことをやってきたよ』という総まとめのトレーニングをしたようなかたちになった」と笑みを浮かべた。
「ケガで出場機会が少なかった者とか使ってあげたい選手はいるが、自分のエゴでやるものでもない。寂しいが、このクラブは続いていくから1試合も無駄にはできない。今までやってきたことを出し、来季につながるような少しでもレベルアップできるゲームをしたい。勝って終わりたいね」と話した。
チームは前日の朝早くに富山を立ち、清水市で練習を行って現地に入った。
加入3年目のMF稲葉修土は、安達体制で頭角を現した選手のひとりだ。監督も彼の技術的な進歩を喜び、日々指導に当たるうえでの自信と励みにしていた。稲葉は「亮さんの目指すスタイルに、僕のプレースタイルが合わないと思い当初は不安だったが、信じて練習し、亮さんも信頼してゲームに使ってくれた。サッカーをやってきて、これほど自分が成長している実感をもてたのは初めてだった。最終戦も亮さんとやってきたサッカーを信じてやるだけ。亮さんは持っている人だからきっと勝てる」と話している。
安達体制における成績は18年が10勝5分7敗、19年が16勝10分8敗、20年が現在15勝5分13敗。勝点は及ばないまでも、最後を白星で飾れば19年のクラブ年間最多勝記録に並ぶ。苦楽が濃密に詰まった今季に、印象深い最終章を書き加えてほしい。
対する沼津は現在13位。今季から今井雅隆監督が指揮を執り、前年までの堅守速攻とは対照的なポゼッションスタイルで戦い抜いた。来季が楽しみなチームだ。今節に勝てば12勝目(5分17敗)で、12位だった昨季の勝ち数11(6分17敗)を上回り、11位まで浮上する可能性がある。
対戦成績はカターレの1勝1分5敗。今季も7月11日の第3節で、終了間際に決勝点を奪われて0-1で敗れている。彼らにも最終戦にかける熱い思いがあるだろう。
勝負は時に残酷で、思い通りに事が運ぶことはまれだ。それも承知のうえで期待している。カターレの躍動する姿が見たい。
- 関連記事
-
- 第34節 沼津×富山 富山・安達亮監督の会見コメント
- ■晴天のもとラストゲーム
- 【第34節vs沼津プレビュー】安達カターレ有終なるか
- 第33節 富山×今治 マッチレポート■攻撃サッカー実らず。失点かさみ無念
- 第33節 富山×今治 今治・リュイス プラナグマ監督の会見コメント★質疑応答を追加