【第32節vs熊本プレビュー】強敵との決戦に胸高鳴る
- 2020/12/08
- 22:19
残り3試合で2位との勝点差はカターレが「5」で、熊本が「7」。カターレは引き分け以下だと2位・長野、3位・相模原の結果次第で昇格への望みが消え、熊本は勝ってもそうなる可能性がある。リーグ有数の力を持つ両者が崖っぷちで意地をぶつけ合う必見のゲームだ。
現在5位のカターレがホームで熊本と対戦したのは第13節。9月2日・水曜の夜だった。3日前の八戸戦が雷雨で中止になり、中2日の連戦だった熊本に対して体力面でのアドバンテージがあったにもかかわらず2-3で敗れた。
この時点で2位だった熊本との勝点差が「11」まで開いただけではなく、目指すパスサッカーの質でも差を見せつけられた苦いゲームだった。思えばこれが転機の始まりだったのかもしれない。カターレは翌節から2連勝したもののチーム状態が下降して本来のパス回しができなくなって4連敗、1勝を挟みさらに2連敗するドロ沼にはまった。だが、そこから抜け出すために守備意識を高めた結果、攻守のバランスが改善されて終盤の追い上げが可能になった。秋田からの勝利やC大阪U-23戦の逆転勝ちを経験して自信も深まっており、右肩上がりでラスト3を迎える。
対照的に熊本はその後も強さをみせて長く2位をキープしたが、2巡目の対戦に入ってつまずいた。前半戦が12勝2分3敗だったのに対し、後半戦は2勝4分8敗。2-2で引き分けた前節・岩手戦まで今季最長の7戦勝ちなし(3分4敗)と苦しみ抜いている。
ただ、カターレの安達亮監督や選手たちの熊本へのリスペクトは前回対戦時と何ら変わらない。監督は「熊本は最近勝ててはいないがゲーム内容はリーグの中で一番良い。力があるからこそ対戦相手もしっかり対策を立て、守備を固めてくる。実際にボールを持たれて押し込まれてしまうわけで、そうせざるを得ない。それほど力がある」と語っている。
DF馬渡隼暉は「熊本は前回対戦した時と同じサッカーをやり続けている印象をもった。これまで対戦してきた相手よりも攻撃の質が高い。一層集中して対応しなければいけない」と話した。
総得点は熊本がリーグ2位の「51」で、カターレが同3位の「49」。シュート数もカターレがリーグ2位の「339」で、熊本が同3位の「318」でほぼ互角。失点はカターレがやや少なく同6位の「36」で、熊本が同11位の「45」となっている。
ともに移動を伴う中3日で条件は同じ。今季メンバーをほぼ固定して戦っている熊本に対し、カターレはターンオーバー制を採用してきた効果もあってスタメンの選択肢は広い。今季8度目にして最後の3連戦における安達監督の決断が楽しみだ
カターレは試合2日前の練習で、熊本の[4-3-3]のフォーメーションに対する攻守を入念にチェックした。3トップや中盤の3人のアグレッシブなプレッシングにはまると即失点につながりかねない。実際に前回の対戦では自陣でボールを奪われて失点している。パスを回して外し攻撃につなげるのか、回避するために長いボールも使い安全策をとるのか。ゲーム展開や戦況に応じた的確な判断が求められる。
現在5位のカターレがホームで熊本と対戦したのは第13節。9月2日・水曜の夜だった。3日前の八戸戦が雷雨で中止になり、中2日の連戦だった熊本に対して体力面でのアドバンテージがあったにもかかわらず2-3で敗れた。
この時点で2位だった熊本との勝点差が「11」まで開いただけではなく、目指すパスサッカーの質でも差を見せつけられた苦いゲームだった。思えばこれが転機の始まりだったのかもしれない。カターレは翌節から2連勝したもののチーム状態が下降して本来のパス回しができなくなって4連敗、1勝を挟みさらに2連敗するドロ沼にはまった。だが、そこから抜け出すために守備意識を高めた結果、攻守のバランスが改善されて終盤の追い上げが可能になった。秋田からの勝利やC大阪U-23戦の逆転勝ちを経験して自信も深まっており、右肩上がりでラスト3を迎える。
対照的に熊本はその後も強さをみせて長く2位をキープしたが、2巡目の対戦に入ってつまずいた。前半戦が12勝2分3敗だったのに対し、後半戦は2勝4分8敗。2-2で引き分けた前節・岩手戦まで今季最長の7戦勝ちなし(3分4敗)と苦しみ抜いている。
ただ、カターレの安達亮監督や選手たちの熊本へのリスペクトは前回対戦時と何ら変わらない。監督は「熊本は最近勝ててはいないがゲーム内容はリーグの中で一番良い。力があるからこそ対戦相手もしっかり対策を立て、守備を固めてくる。実際にボールを持たれて押し込まれてしまうわけで、そうせざるを得ない。それほど力がある」と語っている。
DF馬渡隼暉は「熊本は前回対戦した時と同じサッカーをやり続けている印象をもった。これまで対戦してきた相手よりも攻撃の質が高い。一層集中して対応しなければいけない」と話した。
総得点は熊本がリーグ2位の「51」で、カターレが同3位の「49」。シュート数もカターレがリーグ2位の「339」で、熊本が同3位の「318」でほぼ互角。失点はカターレがやや少なく同6位の「36」で、熊本が同11位の「45」となっている。
ともに移動を伴う中3日で条件は同じ。今季メンバーをほぼ固定して戦っている熊本に対し、カターレはターンオーバー制を採用してきた効果もあってスタメンの選択肢は広い。今季8度目にして最後の3連戦における安達監督の決断が楽しみだ
カターレは試合2日前の練習で、熊本の[4-3-3]のフォーメーションに対する攻守を入念にチェックした。3トップや中盤の3人のアグレッシブなプレッシングにはまると即失点につながりかねない。実際に前回の対戦では自陣でボールを奪われて失点している。パスを回して外し攻撃につなげるのか、回避するために長いボールも使い安全策をとるのか。ゲーム展開や戦況に応じた的確な判断が求められる。
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