第30節 富山×C大阪U-23 富山・安達亮監督の会見コメント★質疑応答を追加
- 2020/11/29
- 19:47
【第30節 富山2―1C大阪U-23 ▽得点者:後半41分・松本(C)、同45+3分・武、同45+6分・武(以上富)】
★質疑応答を追加しました
●富山・安達亮監督
勝ったことは非常に良かった。残り試合と上位との勝点差を考えるとゲーム内容よりも勝つことが重要だった。最終的に勝てて良かった。
前半、相手にサッカーをさせ過ぎた。自分たちがボールを保持しなければいけない時間帯に簡単なミスで失ってピンチを招いた。また、相手にボールを持たれた時にもう少し前からプレッシャーをかけて自由を与えないようにできたらよかったのだが、相手の29番(スリートップの左の島村選手)がうちの右ワイドの柳下のところに出てきて、逆に相手の左ワイドの新保選手と左センターバック西本選手で2対1の状態をつくられた。選手もベンチも分かっていたがゲーム中に修正できず、そこから押し込まれる時間が長かった。
ハーフタイムにそこを修正し、攻撃のところで相手を動かしたり裏を突いたりしようと指示をしたが、なかなかできなかった。ともに[3-4-3]の同じシステムでぴったりマッチアップするのでこういうゲームになりがち。僕のほうは覚悟をしていたが、選手たちには「もっとうまくできる」という気持ちがあって少し苛々しているようだった。
チャンスはあったので先に点を取れたら楽だったのだが、先に取られてしまった。そこからスイッチが入ってよく2点取った。気合いと根性で取ったような2点だった。交代した選手も活躍してくれたのでよかった。
Q:勝たなければいけない試合を劇的な逆転でモノにした。勝因はチームの地力なのか、それとも昇格への執念なのだろうか。監督はどのようにゲームを見ていたのか。
1点取られてしまうその数十秒前にルーカスを入れようかと考えていた。最後に自分たちが点を取るために攻撃的にいくことになると、DF陣が相手と同数で対峙する場面が増えるのでやられる恐れがあると思った。島村選手のドリブルが効いていたし、藤尾選手も強かったから。自分の判断が一手遅れた。
ただ、交代で椎名、宮城、武を入れていって攻撃のリズムは少し良くなっていた。花井が狙われて気持ちよくプレーできていなかったので、陽次とポジションを入れ替えたら、椎名と陽次でボールが動き出した。花井は1列前でボールを触れたら決定的なパスが出せる。実際にスルーパスを出した場面があって、そこで攻撃のリズムはつかめたと思った。時間さえあれば点は取れると思っていた。失点はしたが、それを継続してくれたらと思っていた。
パワープレーのためにルーカスを前線に入れることも考えていたが、リズムが良かったので地上戦で崩せるんじゃないかと思った。それでルーカスをボランチに入れた。そういったことが最後の最後にうまくいったのかなと思う。ちょっとホッとした。
Q:その話を聞くと、逆転にはある程度の必然性があって、交代選手も含めたチーム力を発揮できたゲームと捉えてよいか。
今年は誰が出場してもある程度のゲームができる。思ったより結果がでていなかったが、チーム内競争の激しさはわたしが就任してから間違いなく一番。誰が出場しても遜色ない。特に前線の選手は結果を出さないとベンチに入れないほど。良い競争をしていて誰が出ても結果を出せるようになってきている。けが人も少ない。終盤になって警告の累積が溜まってきている選手もいるが、もし出場停止になっても代わるだけの選手がいる。
これだけ劇的な勝ち方ができたので、なんとかこれを勢いに変えて、残り4試合でも良い試合ができるようにしたい。まずは次の1試合が大事。
Q:大きな1勝だと思う。どんな意味をもってくるのだろうか。
勢いをつける良い1勝。前節の秋田からの勝利も意味がある1勝だったし、きょうの大逆転勝利も。最後まであきらめずにやり続けたら何かが起こるということを証明できた試合だと思う。次の1試合、残り4試合、とにかく最後まであきらめずにやれば何が起こるか分からない。そう示せたし、自分たちもそういう気持ちで自信をもって臨める。
★質疑応答を追加しました
●富山・安達亮監督
勝ったことは非常に良かった。残り試合と上位との勝点差を考えるとゲーム内容よりも勝つことが重要だった。最終的に勝てて良かった。
前半、相手にサッカーをさせ過ぎた。自分たちがボールを保持しなければいけない時間帯に簡単なミスで失ってピンチを招いた。また、相手にボールを持たれた時にもう少し前からプレッシャーをかけて自由を与えないようにできたらよかったのだが、相手の29番(スリートップの左の島村選手)がうちの右ワイドの柳下のところに出てきて、逆に相手の左ワイドの新保選手と左センターバック西本選手で2対1の状態をつくられた。選手もベンチも分かっていたがゲーム中に修正できず、そこから押し込まれる時間が長かった。
ハーフタイムにそこを修正し、攻撃のところで相手を動かしたり裏を突いたりしようと指示をしたが、なかなかできなかった。ともに[3-4-3]の同じシステムでぴったりマッチアップするのでこういうゲームになりがち。僕のほうは覚悟をしていたが、選手たちには「もっとうまくできる」という気持ちがあって少し苛々しているようだった。
チャンスはあったので先に点を取れたら楽だったのだが、先に取られてしまった。そこからスイッチが入ってよく2点取った。気合いと根性で取ったような2点だった。交代した選手も活躍してくれたのでよかった。
Q:勝たなければいけない試合を劇的な逆転でモノにした。勝因はチームの地力なのか、それとも昇格への執念なのだろうか。監督はどのようにゲームを見ていたのか。
1点取られてしまうその数十秒前にルーカスを入れようかと考えていた。最後に自分たちが点を取るために攻撃的にいくことになると、DF陣が相手と同数で対峙する場面が増えるのでやられる恐れがあると思った。島村選手のドリブルが効いていたし、藤尾選手も強かったから。自分の判断が一手遅れた。
ただ、交代で椎名、宮城、武を入れていって攻撃のリズムは少し良くなっていた。花井が狙われて気持ちよくプレーできていなかったので、陽次とポジションを入れ替えたら、椎名と陽次でボールが動き出した。花井は1列前でボールを触れたら決定的なパスが出せる。実際にスルーパスを出した場面があって、そこで攻撃のリズムはつかめたと思った。時間さえあれば点は取れると思っていた。失点はしたが、それを継続してくれたらと思っていた。
パワープレーのためにルーカスを前線に入れることも考えていたが、リズムが良かったので地上戦で崩せるんじゃないかと思った。それでルーカスをボランチに入れた。そういったことが最後の最後にうまくいったのかなと思う。ちょっとホッとした。
Q:その話を聞くと、逆転にはある程度の必然性があって、交代選手も含めたチーム力を発揮できたゲームと捉えてよいか。
今年は誰が出場してもある程度のゲームができる。思ったより結果がでていなかったが、チーム内競争の激しさはわたしが就任してから間違いなく一番。誰が出場しても遜色ない。特に前線の選手は結果を出さないとベンチに入れないほど。良い競争をしていて誰が出ても結果を出せるようになってきている。けが人も少ない。終盤になって警告の累積が溜まってきている選手もいるが、もし出場停止になっても代わるだけの選手がいる。
これだけ劇的な勝ち方ができたので、なんとかこれを勢いに変えて、残り4試合でも良い試合ができるようにしたい。まずは次の1試合が大事。
Q:大きな1勝だと思う。どんな意味をもってくるのだろうか。
勢いをつける良い1勝。前節の秋田からの勝利も意味がある1勝だったし、きょうの大逆転勝利も。最後まであきらめずにやり続けたら何かが起こるということを証明できた試合だと思う。次の1試合、残り4試合、とにかく最後まであきらめずにやれば何が起こるか分からない。そう示せたし、自分たちもそういう気持ちで自信をもって臨める。
- 関連記事
-
- 第30節 富山×C大23 マッチレポート■「俺たちはあきらめない」
- 第30節 富山×C大阪U-23 C大阪U-23・丸山良明監督の会見コメント★質疑応答を追加
- 第30節 富山×C大阪U-23 富山・安達亮監督の会見コメント★質疑応答を追加
- 第30節 富山×C大阪U-23 試合後の選手コメント★追記あり
- 【第30節vsC大阪U-23プレビュー】まぐれじゃない!さらに進め