第28節 八戸×富山 マッチレポート■難敵下し望みつなぐ
- 2020/11/19
- 10:46
【第28節 八戸1―2富山 ▽得点者:前半6分・大野(富)、同13分・大野(富)、後半22分・上形(八)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
FW大野耀平の2ゴールと粘り強い守りで八戸から4戦目にして初勝利を挙げた。同夜の試合で2位・長野が鳥取に敗れ、2位との差が残り6試合で勝点8に縮まった。
同夜には無敗を続けている首位の秋田がアウェイでG大阪U-23を下し、3年ぶり2度目の優勝とJ2初昇格を決めた。4日後に行われるカターレの次節・秋田戦はJ3優勝シャーレを携えた彼らの凱旋ゲームになる。
カターレは前節の福島戦から先発6人を入れ替えてスタートした。開始4分に大野がドリブルで運んでミドルシュートを放つ。これで得た左CKで、MF戸高弘貴のキックに大野がニアから頭で合わせて流し込み先制点を奪った。彼にとっては第2節・YS横浜戦以来となる今季2点目。「気持ちがすっと楽になった」という大野はすぐに巡ってきた13分の追加点のチャンスもモノにしてチームを勢いづける。左サイドでのパス交換からMF佐々木陽次のスルーパスで抜け出してしっかり決め切った。
その後は八戸も持ち直して左ウイングバック黒石貴哉やFW安藤翼を中心に攻める。カターレは30分を過ぎて押し込まれる時間が長くなったが得点は許さず、2-0で折り返した。
八戸は「後半勝負」と考えてベンチに置いていたMF新井山祥智をハーフタイムに入れて攻撃の活性化を図った。運動量やパスのテンポが上がって攻勢が強まり、同22分にPKで1点を返す。カターレDF林堂眞を背負うかたちでペナルティーエリア中央にポジショニングしていたFW上形洋介がラフプレーを受けたとの判定でPKが与えられた。ボールとは離れた場所で発生しており、ピンチらしいピンチの局面でもなかった。悪意があったはずもない。それまではなんとか無失点でしのいでいただけに、不運なかたちで1点差に迫られ先行きに暗雲が漂った。
直後に飲水タイムを挟み、残り約20分間にはカターレにも3点目を奪うチャンスがあった。26分に大野が独力で持ち込んで右からシュートを放ち、直後のCKでMF碓井鉄平の入れ直しのクロスを再び大野がヘディングで狙う。30分には左からのスローインを碓井がワンタッチでペナルティーエリアのスペースに流し込む好判断からチャンスをつくり、41分に碓井のクロスに頭で合わせた林堂のシュートがクロスバーを直撃。44分にはMF池髙暢希の鋭いシュートがゴールを襲ったがGKに阻まれた。
しかし終盤になっても八戸の選手たちの足が止まらない。突き放せなかったカターレは気の抜けない状況が続いたが、「クロスを上げさせない」という強い意志を感じる球際での懸命な対応で逃げ切った。44分に右サイドを突破されてクロスを上げられた場面はヒヤリとしたが、新井田のヘディングシュートがクロスバーに嫌われて3試合ぶりに白星を手にした。
◇J3上位の今後の対戦(赤字は直接対決)
※第31~33節が3連戦
1秋田68 富 熊 今鳥相 鹿 +41
2長野49 沼 今 YG岐 岩 +18
3鳥取47 八 相 岐秋福 熊 +8
4相模47 鹿 鳥 八沼秋 今 +4
5岐阜46 藤 讃 鳥八長 G +11
6今治46 福 長 秋岩富 相 +9
7熊本46 C 秋 岩富讃 鳥 +8
8鹿児43 相 岩 福YG 秋 +5
9富山41 秋 C 讃熊今 沼 +9
10藤枝40 岐 G C福八 Y +2
(第28節終了時。順位、クラブ名、勝点、今後の対戦順、得失点差)

※ハイライト映像(J公式サイト)
FW大野耀平の2ゴールと粘り強い守りで八戸から4戦目にして初勝利を挙げた。同夜の試合で2位・長野が鳥取に敗れ、2位との差が残り6試合で勝点8に縮まった。
同夜には無敗を続けている首位の秋田がアウェイでG大阪U-23を下し、3年ぶり2度目の優勝とJ2初昇格を決めた。4日後に行われるカターレの次節・秋田戦はJ3優勝シャーレを携えた彼らの凱旋ゲームになる。
カターレは前節の福島戦から先発6人を入れ替えてスタートした。開始4分に大野がドリブルで運んでミドルシュートを放つ。これで得た左CKで、MF戸高弘貴のキックに大野がニアから頭で合わせて流し込み先制点を奪った。彼にとっては第2節・YS横浜戦以来となる今季2点目。「気持ちがすっと楽になった」という大野はすぐに巡ってきた13分の追加点のチャンスもモノにしてチームを勢いづける。左サイドでのパス交換からMF佐々木陽次のスルーパスで抜け出してしっかり決め切った。
その後は八戸も持ち直して左ウイングバック黒石貴哉やFW安藤翼を中心に攻める。カターレは30分を過ぎて押し込まれる時間が長くなったが得点は許さず、2-0で折り返した。
八戸は「後半勝負」と考えてベンチに置いていたMF新井山祥智をハーフタイムに入れて攻撃の活性化を図った。運動量やパスのテンポが上がって攻勢が強まり、同22分にPKで1点を返す。カターレDF林堂眞を背負うかたちでペナルティーエリア中央にポジショニングしていたFW上形洋介がラフプレーを受けたとの判定でPKが与えられた。ボールとは離れた場所で発生しており、ピンチらしいピンチの局面でもなかった。悪意があったはずもない。それまではなんとか無失点でしのいでいただけに、不運なかたちで1点差に迫られ先行きに暗雲が漂った。
直後に飲水タイムを挟み、残り約20分間にはカターレにも3点目を奪うチャンスがあった。26分に大野が独力で持ち込んで右からシュートを放ち、直後のCKでMF碓井鉄平の入れ直しのクロスを再び大野がヘディングで狙う。30分には左からのスローインを碓井がワンタッチでペナルティーエリアのスペースに流し込む好判断からチャンスをつくり、41分に碓井のクロスに頭で合わせた林堂のシュートがクロスバーを直撃。44分にはMF池髙暢希の鋭いシュートがゴールを襲ったがGKに阻まれた。
しかし終盤になっても八戸の選手たちの足が止まらない。突き放せなかったカターレは気の抜けない状況が続いたが、「クロスを上げさせない」という強い意志を感じる球際での懸命な対応で逃げ切った。44分に右サイドを突破されてクロスを上げられた場面はヒヤリとしたが、新井田のヘディングシュートがクロスバーに嫌われて3試合ぶりに白星を手にした。
◇J3上位の今後の対戦(赤字は直接対決)
※第31~33節が3連戦
1秋田68 富 熊 今鳥相 鹿 +41
2長野49 沼 今 YG岐 岩 +18
3鳥取47 八 相 岐秋福 熊 +8
4相模47 鹿 鳥 八沼秋 今 +4
5岐阜46 藤 讃 鳥八長 G +11
6今治46 福 長 秋岩富 相 +9
7熊本46 C 秋 岩富讃 鳥 +8
8鹿児43 相 岩 福YG 秋 +5
9富山41 秋 C 讃熊今 沼 +9
10藤枝40 岐 G C福八 Y +2
(第28節終了時。順位、クラブ名、勝点、今後の対戦順、得失点差)

- 関連記事
-
- ■いざ挑戦
- 【第29節vs秋田プレビュー】打倒王者へ。この一戦に懸ける
- 第28節 八戸×富山 マッチレポート■難敵下し望みつなぐ
- 第28節 八戸×富山 八戸・中口雅史監督の会見コメント ★質疑応答を追加
- 第28節 八戸×富山 富山・安達亮監督の会見コメント★質疑応答を追加