第19節 藤枝×富山 マッチレポート■7試合ぶり勝利。4得点は1年9カ月ぶり
- 2015/07/06
- 08:07
【第19節 藤枝1―4富山 ▽得点者:前半27分・馬渡(富)、同34分・富井(藤)、後半8分・三上(富)、同19分・中西(富)、同44分・馬渡(富)】
カターレが7試合ぶりの勝利を挙げた。1試合4得点は2013年第35節・福岡戦(○4-1)以来5度目のクラブ最多記録タイ。ルーキーMF馬渡隼暉が自身初ゴールを含む2得点を挙げるなどすべての得点に若手が絡んで今後への期待がふくらんだ。
しかし、スコアから連想するような楽なゲームではなかった。岸野靖之監督も会見の冒頭で「冷静にみてどっちが勝ってもおかしくない試合だった」と断って話し始めた。前半は藤枝のほうがゴールに迫る場面が多く、同27分に馬渡が先制点を決めたが同34分にすぐ追い付かれて苦しんだ。シュート数13本に対し藤枝が17本。リードした後半も10本のシュートを浴びた。MF朝日大輔が「今回より少し相手が強くなるともっと慌ててしまうだろう」と戒める。今回だけでチームの成長を強調するのは難しい。連勝をかけた次節の秋田戦まで評価は待ちたい。
ホームの藤枝はエコパスタジアムでの今季初ゲーム。アグレッシブに前からプレッシャーをかけて意欲を感じさせる立ち上がりだった。18分にカウンターからMF富井英司が放ったグラウンダーのミドルシュートがポストを直撃した。
カターレは手こずり、中盤でボールを失う場面が目立った。それでも27分にMF山本祥輝のスルーパスから裏に抜けた馬渡がGKとの1対1を落ち着いて制してリードした。
しかし、34分に藤枝に追い付かれる。中盤で拾われて展開され、右から中央へと持ち込んだ富井に左足でミドルシュートを決められた。カターレは帰陣して人数はそろっていたがアプローチが遅れ、今季初先発のGK飯田健巳も密集から抜けてきたグラウンダーのシュートを止め切れなかった。
カターレの勝ち越し点は後半8分、FW苔口卓也に代わってボランチから前線に上がったMF三上陽輔が決めた。キーパーからのキックを中西が頭ですらし、そのボールを三上と山本が2人がかりで確保にいったことで相手DFも2人が重なるかたちになった。収めた三上がそのまま持ち込みペナルティーエリア外から蹴り込んだ。
その後は両チームにチャンスがあったがカターレが同19分に3点目を挙げて勝利を引き寄せた。自陣の守備から山本が右のタッチライン沿いに縦パスを送り、受けたFW中西倫也が約30mを持ち上がりそのままニアポスト上部に決めた。
残り5分で投入された朝日が最後を締めた。受けて走ってまた受ける彼らしいプレーがチームにリズムを生んだ。同44分、MF村松知輝が朝日とのワンツーで左サイド深くに進入、マイナスの折り返しを馬渡が左足できっちり枠内に飛ばして4点目が決まった。
アウェイでの下位との対戦だったが富山から数多くのサポーターが足を運んだ。昨季カターレに在籍した清水の白崎凌兵選手と内田健太選手、トレーナーだった加藤喜一郎さんもスタンドから応援した。苦戦が続く中でもチームに想いを寄せる人がおり、今回は勝利で応えることができた。この喜びを糧にして次の1勝を目指す。
カターレが7試合ぶりの勝利を挙げた。1試合4得点は2013年第35節・福岡戦(○4-1)以来5度目のクラブ最多記録タイ。ルーキーMF馬渡隼暉が自身初ゴールを含む2得点を挙げるなどすべての得点に若手が絡んで今後への期待がふくらんだ。
しかし、スコアから連想するような楽なゲームではなかった。岸野靖之監督も会見の冒頭で「冷静にみてどっちが勝ってもおかしくない試合だった」と断って話し始めた。前半は藤枝のほうがゴールに迫る場面が多く、同27分に馬渡が先制点を決めたが同34分にすぐ追い付かれて苦しんだ。シュート数13本に対し藤枝が17本。リードした後半も10本のシュートを浴びた。MF朝日大輔が「今回より少し相手が強くなるともっと慌ててしまうだろう」と戒める。今回だけでチームの成長を強調するのは難しい。連勝をかけた次節の秋田戦まで評価は待ちたい。
ホームの藤枝はエコパスタジアムでの今季初ゲーム。アグレッシブに前からプレッシャーをかけて意欲を感じさせる立ち上がりだった。18分にカウンターからMF富井英司が放ったグラウンダーのミドルシュートがポストを直撃した。
カターレは手こずり、中盤でボールを失う場面が目立った。それでも27分にMF山本祥輝のスルーパスから裏に抜けた馬渡がGKとの1対1を落ち着いて制してリードした。
しかし、34分に藤枝に追い付かれる。中盤で拾われて展開され、右から中央へと持ち込んだ富井に左足でミドルシュートを決められた。カターレは帰陣して人数はそろっていたがアプローチが遅れ、今季初先発のGK飯田健巳も密集から抜けてきたグラウンダーのシュートを止め切れなかった。
カターレの勝ち越し点は後半8分、FW苔口卓也に代わってボランチから前線に上がったMF三上陽輔が決めた。キーパーからのキックを中西が頭ですらし、そのボールを三上と山本が2人がかりで確保にいったことで相手DFも2人が重なるかたちになった。収めた三上がそのまま持ち込みペナルティーエリア外から蹴り込んだ。
その後は両チームにチャンスがあったがカターレが同19分に3点目を挙げて勝利を引き寄せた。自陣の守備から山本が右のタッチライン沿いに縦パスを送り、受けたFW中西倫也が約30mを持ち上がりそのままニアポスト上部に決めた。
残り5分で投入された朝日が最後を締めた。受けて走ってまた受ける彼らしいプレーがチームにリズムを生んだ。同44分、MF村松知輝が朝日とのワンツーで左サイド深くに進入、マイナスの折り返しを馬渡が左足できっちり枠内に飛ばして4点目が決まった。
アウェイでの下位との対戦だったが富山から数多くのサポーターが足を運んだ。昨季カターレに在籍した清水の白崎凌兵選手と内田健太選手、トレーナーだった加藤喜一郎さんもスタンドから応援した。苦戦が続く中でもチームに想いを寄せる人がおり、今回は勝利で応えることができた。この喜びを糧にして次の1勝を目指す。
- 関連記事
-
- 第19節 藤枝×富山 マッチレポート■7試合ぶり勝利。4得点は1年9カ月ぶり
- 第19節 藤枝×富山 試合後の選手コメント
- 第19節 藤枝×富山 藤枝・大石篤人監督の会見コメント
- 第19節 藤枝×富山 富山・岸野靖之監督の会見コメント
- 本日の静岡は小雨
- テーマ:Jリーグ
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:第19節○4-1藤枝