【第26節vs岐阜プレビュー】雪辱期す長良川の戦い
- 2020/11/06
- 17:16
4連勝を目指してアウェイで5位の岐阜に挑む。ターンオーバーを成功させた勢いのまま長良川競技場で躍動したい。ホームでは前期最終の第17節(9月22日)で対戦して1-2で逆転負けを喫している。不本意な4連敗(第16~19節)のうちの1試合であり、借りを返さなければならない。
前節の鹿児島戦から中4日で臨む。オフを挟み、立ち上げ初日の5日から前節に出場しなかったメンバーを中心に攻守の確認を実施。前節の疲労回復に努める選手の傍らで、いち早く岐阜戦への備えをスタートさせた。これもターンオーバーを採用している利点のひとつだろう。6日には紅白戦やセットプレーの確認、連続して2対1や3対2を繰り返すシュートゲームなどを行った。
この3連勝には負傷者を除く稼働中のプレイヤー24人全員が登録メンバーとしてかかわっている。全員サッカーを文字通り体現しての連勝は誇らしい。今季のトライがようやく果実として姿を現し、歯車がかみ合い始めた感がある。
前節の勝利によって選手起用の選択肢はさらに広がり、安達亮監督もメンバー選考に頭を悩ませているのではないか。いずれにせよ代表してピッチに立つ選手たちが前節からのバトンをしっかり受け継いで走り切ってくれるはずだ。
MF花井聖は「(自身が先発した前々節の長野戦は)みんなの意地が勝利につながったと思う。守りが固くなって失点ゼロに抑えられていることが連勝につながっている。前節の鹿児島戦のように点を決め切ることと、攻撃の時間をもっと増やしていくことが残り試合では大事になる。守りは良くなってきたので、次の段階に進んでいきたい」と話した。
岐阜は前節、カターレが試合をした翌日の4日夜にYS横浜とアウェイで対戦して1-1で引き分けた。前半11分に先制点を許したが、後半23分に元日本代表FW前田遼一の昨季J2第22節・千葉戦(7月14日)以来となるゴールで追い付いた。
前節まで3試合連続して同じメンバーが先発しており、カターレよりインターバルが1日短い今節をどのような布陣で臨むのか興味深い。
カターレと前回対戦した9月22日の前日にセルビア出身のゼムノビッチ・ズドラブコ監督の休養が発表され、代わって指揮を執った仲田建二ヘッドコーチが同25日付けで監督に就任した。成績不振を理由とした交代とみられる。そのカターレ戦から4連勝を果たしたが、翌節から3連敗。第23節・岩手戦を4-0で快勝して連敗を止めたが、前々節の相模原戦、前節のYS横浜戦は引き分けて、2位・熊本との勝点差は4となっている。
J1、J2経験者が数多く在籍し、前節の先発11人は新人で法政大卒のMF大西遼太郎をはじめとする新加入の5人を含めて全員が今季初めてJ3でプレーする選手だった。技術の高さは折り紙付きだ。10月15日に前水戸のMFレレウ、11月6日に前新潟のDFパウロンを獲得しており、過去に16年の大分しか成し遂げていない1年でJ2復帰に意欲を示している。
いずれの選手も能力と経験値が高く、カターレにとっては脅威だが、その中でも前回の対戦で決勝ゴールを決められているMF川西翔太の存在感は抜きん出ている。個人としての決め手と周囲を生かすセンスを兼ね備えており封じ切るのは難しいが、粘り強く対応しなければならない。
今季これまでの得点/失点は、カターレが40/31で、岐阜が42/33とほぼ同水準。J2在籍時以来6年ぶりの対戦だった前回の負けで、対戦成績は5勝4分5敗のまったくの五分になった。カターレもまだ昇格をあきらめておらず、雌雄を決するにふさわしいタイミングでの隣県対決となった。
未対戦だった5年間のうちに岐阜は毎年1試合平均7,000人近い観客を動員するクラブに成長した。今節はさまざまな催しを企画して集客を図っており、カターレの選手たちにとってもやりがいのある舞台となる。先週の長野戦のように、富山から足を運ぶサポーターも少なくないだろう。思う存分に力を発揮して一緒に勝点3を持ち帰りたい。

前節の鹿児島戦から中4日で臨む。オフを挟み、立ち上げ初日の5日から前節に出場しなかったメンバーを中心に攻守の確認を実施。前節の疲労回復に努める選手の傍らで、いち早く岐阜戦への備えをスタートさせた。これもターンオーバーを採用している利点のひとつだろう。6日には紅白戦やセットプレーの確認、連続して2対1や3対2を繰り返すシュートゲームなどを行った。
この3連勝には負傷者を除く稼働中のプレイヤー24人全員が登録メンバーとしてかかわっている。全員サッカーを文字通り体現しての連勝は誇らしい。今季のトライがようやく果実として姿を現し、歯車がかみ合い始めた感がある。
前節の勝利によって選手起用の選択肢はさらに広がり、安達亮監督もメンバー選考に頭を悩ませているのではないか。いずれにせよ代表してピッチに立つ選手たちが前節からのバトンをしっかり受け継いで走り切ってくれるはずだ。
MF花井聖は「(自身が先発した前々節の長野戦は)みんなの意地が勝利につながったと思う。守りが固くなって失点ゼロに抑えられていることが連勝につながっている。前節の鹿児島戦のように点を決め切ることと、攻撃の時間をもっと増やしていくことが残り試合では大事になる。守りは良くなってきたので、次の段階に進んでいきたい」と話した。
岐阜は前節、カターレが試合をした翌日の4日夜にYS横浜とアウェイで対戦して1-1で引き分けた。前半11分に先制点を許したが、後半23分に元日本代表FW前田遼一の昨季J2第22節・千葉戦(7月14日)以来となるゴールで追い付いた。
前節まで3試合連続して同じメンバーが先発しており、カターレよりインターバルが1日短い今節をどのような布陣で臨むのか興味深い。
カターレと前回対戦した9月22日の前日にセルビア出身のゼムノビッチ・ズドラブコ監督の休養が発表され、代わって指揮を執った仲田建二ヘッドコーチが同25日付けで監督に就任した。成績不振を理由とした交代とみられる。そのカターレ戦から4連勝を果たしたが、翌節から3連敗。第23節・岩手戦を4-0で快勝して連敗を止めたが、前々節の相模原戦、前節のYS横浜戦は引き分けて、2位・熊本との勝点差は4となっている。
J1、J2経験者が数多く在籍し、前節の先発11人は新人で法政大卒のMF大西遼太郎をはじめとする新加入の5人を含めて全員が今季初めてJ3でプレーする選手だった。技術の高さは折り紙付きだ。10月15日に前水戸のMFレレウ、11月6日に前新潟のDFパウロンを獲得しており、過去に16年の大分しか成し遂げていない1年でJ2復帰に意欲を示している。
いずれの選手も能力と経験値が高く、カターレにとっては脅威だが、その中でも前回の対戦で決勝ゴールを決められているMF川西翔太の存在感は抜きん出ている。個人としての決め手と周囲を生かすセンスを兼ね備えており封じ切るのは難しいが、粘り強く対応しなければならない。
今季これまでの得点/失点は、カターレが40/31で、岐阜が42/33とほぼ同水準。J2在籍時以来6年ぶりの対戦だった前回の負けで、対戦成績は5勝4分5敗のまったくの五分になった。カターレもまだ昇格をあきらめておらず、雌雄を決するにふさわしいタイミングでの隣県対決となった。
未対戦だった5年間のうちに岐阜は毎年1試合平均7,000人近い観客を動員するクラブに成長した。今節はさまざまな催しを企画して集客を図っており、カターレの選手たちにとってもやりがいのある舞台となる。先週の長野戦のように、富山から足を運ぶサポーターも少なくないだろう。思う存分に力を発揮して一緒に勝点3を持ち帰りたい。

- 関連記事