【第25節vs鹿児島プレビュー】強敵連破なるか
- 2020/11/02
- 19:46
今季初の3連勝がかかる。2位の長野を倒して弾みがついた。勢いに乗って今度は6位の鹿児島をのみ込みたい。
9位のカターレは勝点3差で鹿児島を追っており、勝てば得失点差で上回る。両者ともにパスをつないで攻め切るアクションサッカーを志向しており、ゴール前での攻防が多いエキサイティングなゲームを期待しよう。
前節は長野の素早い攻守の切り替えに苦しめられたが、今回の鹿児島もかなり手ごわい相手だ。琉球をJ2昇格に導いた金鍾成監督が就任2年目の迎え、少ないボールタッチでパスをつなぎ複数人が絡む攻撃がかたちになってきた。第10節まで4勝2分4敗とややもたついたが、9月と10月にそれぞれ3連勝があり、降格後1年でのJ2復帰が可能な位置につけている。
カターレは8月15日の第10節で対戦して1-1で引き分けたが、彼らの力は当時よりも間違いなく上がっている。最近3試合は無得点に終わり、前節は0-1で今治に敗れて2連敗しているが、この間も鮮やかなコンビネーションから何度も決定機をつくっており出来落ちは感じられない。
興味深いデータがある。鹿児島はリーグ7位の34得点を挙げているが、うち11点を開始から15分までに記録している。彼ら独特のスピード感あるパス回しと連係が、相手の守りを翻弄している証しのひとつだろう。「鹿児島はやりたいことが明確で、それを貫くチームだと思う。序盤に相手が様子見しているうちに、迷いなくプレーすることで得点が生まれているのではないか」と安達亮監督はみている。
実際にカターレも前回の対戦では前半15分にカウンターアタックを浴びてMF米澤令衣に先制点を奪われている。長野戦のように集中力を高めて立ち上がり、相手の攻撃のリズムに早めに順応したい。
鹿児島はアタッカー陣の選手層も厚い。ツートップに36歳の酒本憲幸と35歳の馬場賢治、サイドハーフに牛之濵拓と米澤が入るのが基本布陣で、この4人で計23得点を挙げている。さらに枝本雄一郎や薗田拓馬、五領淳樹が控え、前カターレの萱沼優聖も働きが目立っている。移動を伴う中2日の連戦であり、次節は中3日で熊本と戦う。正念場の今節をどのようなメンバー構成で挑むのか注目だ。
朝日町出身で小学生時代TOHRI SC(入善町)でプレーした新潟のDF岡本將成が8月に期限付き移籍して第11節から全試合センターバックで先発起用されている。20歳の彼がプロ選手として富山でプレーするのは初めて。184㎝の長身を生かして攻撃のセットプレーでも存在感を発揮しており、攻守にわたり勝負のカギを握る選手のひとりに挙げられる。前カターレのDF平出涼はけがのため欠場が濃厚。
対するカターレは中2日で迎える今節がチームの底力を示す絶好の機会になる。連戦でスタメンを大幅に入れ替えるターンオーバー制を採ってきたことで選手起用の選択肢は広い。前節の長野戦からバトンを引き継ぐメンバーのパフォーマンスが楽しみだ。対戦相手が変わってマイボールの時間は増えるだろう。前節は守りでみせた一体感を今度は攻撃でも示してスタジアムを沸かせてほしい。
9位のカターレは勝点3差で鹿児島を追っており、勝てば得失点差で上回る。両者ともにパスをつないで攻め切るアクションサッカーを志向しており、ゴール前での攻防が多いエキサイティングなゲームを期待しよう。
前節は長野の素早い攻守の切り替えに苦しめられたが、今回の鹿児島もかなり手ごわい相手だ。琉球をJ2昇格に導いた金鍾成監督が就任2年目の迎え、少ないボールタッチでパスをつなぎ複数人が絡む攻撃がかたちになってきた。第10節まで4勝2分4敗とややもたついたが、9月と10月にそれぞれ3連勝があり、降格後1年でのJ2復帰が可能な位置につけている。
カターレは8月15日の第10節で対戦して1-1で引き分けたが、彼らの力は当時よりも間違いなく上がっている。最近3試合は無得点に終わり、前節は0-1で今治に敗れて2連敗しているが、この間も鮮やかなコンビネーションから何度も決定機をつくっており出来落ちは感じられない。
興味深いデータがある。鹿児島はリーグ7位の34得点を挙げているが、うち11点を開始から15分までに記録している。彼ら独特のスピード感あるパス回しと連係が、相手の守りを翻弄している証しのひとつだろう。「鹿児島はやりたいことが明確で、それを貫くチームだと思う。序盤に相手が様子見しているうちに、迷いなくプレーすることで得点が生まれているのではないか」と安達亮監督はみている。
実際にカターレも前回の対戦では前半15分にカウンターアタックを浴びてMF米澤令衣に先制点を奪われている。長野戦のように集中力を高めて立ち上がり、相手の攻撃のリズムに早めに順応したい。
鹿児島はアタッカー陣の選手層も厚い。ツートップに36歳の酒本憲幸と35歳の馬場賢治、サイドハーフに牛之濵拓と米澤が入るのが基本布陣で、この4人で計23得点を挙げている。さらに枝本雄一郎や薗田拓馬、五領淳樹が控え、前カターレの萱沼優聖も働きが目立っている。移動を伴う中2日の連戦であり、次節は中3日で熊本と戦う。正念場の今節をどのようなメンバー構成で挑むのか注目だ。
朝日町出身で小学生時代TOHRI SC(入善町)でプレーした新潟のDF岡本將成が8月に期限付き移籍して第11節から全試合センターバックで先発起用されている。20歳の彼がプロ選手として富山でプレーするのは初めて。184㎝の長身を生かして攻撃のセットプレーでも存在感を発揮しており、攻守にわたり勝負のカギを握る選手のひとりに挙げられる。前カターレのDF平出涼はけがのため欠場が濃厚。
対するカターレは中2日で迎える今節がチームの底力を示す絶好の機会になる。連戦でスタメンを大幅に入れ替えるターンオーバー制を採ってきたことで選手起用の選択肢は広い。前節の長野戦からバトンを引き継ぐメンバーのパフォーマンスが楽しみだ。対戦相手が変わってマイボールの時間は増えるだろう。前節は守りでみせた一体感を今度は攻撃でも示してスタジアムを沸かせてほしい。