【第23節vsYS横浜プレビュー】アグレッシブに攻め勝て
- 2020/10/23
- 17:58
かつてない7日間でのホーム3連戦も今節で終わる。ちょうど1週間後の10月31日からは上位勢の長野、鹿児島、岐阜との3連戦が待つ。カターレウイークを白星で締めくくり、弾みをつけて来週の決戦に進みたい。
「優勝による昇格」を目標に掲げたシーズンがこれほど苦しみに満ちたものになるとは思いもしなかった。選手、サポーターも同じ気持ちだろう。残り12試合で2位・長野との勝点差は14まで開いた。諦めるのはまだ早いが、全勝を目指して1つずつ目前の試合を取っていくしか道は残されていない。
4連敗後に第20節・藤枝戦を快勝したものの再び1分2敗と勝ち切れていない。心理的な重圧が不振の一番の要因かと思われたが、これだけ長引くとは…。力不足を認めるしかない。安達亮監督は「何かが足りないから勝てない。もう一度、チームとして積み上げていく必要がある」と考えている。
第22節・岩手戦は0-1で敗れたが終盤に決定機をいくつもつくった。3日前の第12節・八戸戦は1-1で引き分けたもののシュートを28本も放っている。この試合ではMF佐々木陽次が3カ月ぶりに復帰した効果も表れていた。チーム状態はやや上向いているとみてよいだろう。
佐々木陽は「自分が入ることでボールを持つところや攻撃のかたちをつくるところは改善できると思っている。チャンスメークの質と量をどちらも上げていかなければいけないが、まずは量を多くする必要がある。『こういう攻め方があるよ』とか『こうするとこういうふうにチャンスが生まれるよ』という攻撃のかたちを自分のプレーでみんなに示せたらよい」と話していた。チームに転機をもたらしてほしい。
八戸戦で先発を10人入れ替えており、今節は岩手戦に先発した選手を中心にチームが編成される可能性が高い。メンバー構成が変わり、対戦相手が変わっても、再びゲームの主導権を握って活発な攻撃を仕掛けられるかが注目点になる。
安達監督は八戸戦後、「(次節は)もっと積極的に前へ前へとゴールに向かっていくプレーが増えたらよい」と話した。好調時には自然と表れてくる思い切りよさや躍動感はまだ感じられない。もう1つ、2つシフトアップできるだけの地力はあるはずだ。
Y.S.C.C.(横浜スポーツ&カルチャークラブ。略称:YS横浜)とは7月5日の第2節で対戦し、前半の3失点を後半の4得点でひっくり返す大逆転勝利を収めている。今思い返せば、得点は増えたが失点も多い、というその後を暗示するゲーム展開だった。
ただ、カターレの守りに甘さがあったとはいえ、チームリーダーDF宮尾孝一がFKを直接決めた3点目をはじめ彼らが前半16~29分にあっとういうまに挙げた3ゴールはすべて鮮やかだった。攻撃的なパスサッカーを看板に掲げ、今季はすでに10得点を挙げているFW宮本拓弥というエースも存在する。最少失点に抑えて勝機を広げるには守備時の粘り、集中力、体を張る気迫が欠かせない。
現在15位のYS横浜は9月19日の第16節で鹿児島を2-1で下して以降6戦勝ちなし(2分4敗)だが、この間に第20節で首位の秋田、前節の第22節で当時2位の熊本を無得点に封じて勝点をもぎ取っている。リーグワースト43失点の守りを改善して耐久力が上がっている。基本布陣は[3-4-2-1]だが、熊本戦では守備時に[5-3-2]のブロックを築き、そこから鋭いカウンターを繰り出していた。
カターレは堅固な守りに対しての攻撃力が問われると当時に、課題のひとつである攻撃時の守りのリスク管理がポイントになりそうだ。
「優勝による昇格」を目標に掲げたシーズンがこれほど苦しみに満ちたものになるとは思いもしなかった。選手、サポーターも同じ気持ちだろう。残り12試合で2位・長野との勝点差は14まで開いた。諦めるのはまだ早いが、全勝を目指して1つずつ目前の試合を取っていくしか道は残されていない。
4連敗後に第20節・藤枝戦を快勝したものの再び1分2敗と勝ち切れていない。心理的な重圧が不振の一番の要因かと思われたが、これだけ長引くとは…。力不足を認めるしかない。安達亮監督は「何かが足りないから勝てない。もう一度、チームとして積み上げていく必要がある」と考えている。
第22節・岩手戦は0-1で敗れたが終盤に決定機をいくつもつくった。3日前の第12節・八戸戦は1-1で引き分けたもののシュートを28本も放っている。この試合ではMF佐々木陽次が3カ月ぶりに復帰した効果も表れていた。チーム状態はやや上向いているとみてよいだろう。
佐々木陽は「自分が入ることでボールを持つところや攻撃のかたちをつくるところは改善できると思っている。チャンスメークの質と量をどちらも上げていかなければいけないが、まずは量を多くする必要がある。『こういう攻め方があるよ』とか『こうするとこういうふうにチャンスが生まれるよ』という攻撃のかたちを自分のプレーでみんなに示せたらよい」と話していた。チームに転機をもたらしてほしい。
八戸戦で先発を10人入れ替えており、今節は岩手戦に先発した選手を中心にチームが編成される可能性が高い。メンバー構成が変わり、対戦相手が変わっても、再びゲームの主導権を握って活発な攻撃を仕掛けられるかが注目点になる。
安達監督は八戸戦後、「(次節は)もっと積極的に前へ前へとゴールに向かっていくプレーが増えたらよい」と話した。好調時には自然と表れてくる思い切りよさや躍動感はまだ感じられない。もう1つ、2つシフトアップできるだけの地力はあるはずだ。
Y.S.C.C.(横浜スポーツ&カルチャークラブ。略称:YS横浜)とは7月5日の第2節で対戦し、前半の3失点を後半の4得点でひっくり返す大逆転勝利を収めている。今思い返せば、得点は増えたが失点も多い、というその後を暗示するゲーム展開だった。
ただ、カターレの守りに甘さがあったとはいえ、チームリーダーDF宮尾孝一がFKを直接決めた3点目をはじめ彼らが前半16~29分にあっとういうまに挙げた3ゴールはすべて鮮やかだった。攻撃的なパスサッカーを看板に掲げ、今季はすでに10得点を挙げているFW宮本拓弥というエースも存在する。最少失点に抑えて勝機を広げるには守備時の粘り、集中力、体を張る気迫が欠かせない。
現在15位のYS横浜は9月19日の第16節で鹿児島を2-1で下して以降6戦勝ちなし(2分4敗)だが、この間に第20節で首位の秋田、前節の第22節で当時2位の熊本を無得点に封じて勝点をもぎ取っている。リーグワースト43失点の守りを改善して耐久力が上がっている。基本布陣は[3-4-2-1]だが、熊本戦では守備時に[5-3-2]のブロックを築き、そこから鋭いカウンターを繰り出していた。
カターレは堅固な守りに対しての攻撃力が問われると当時に、課題のひとつである攻撃時の守りのリスク管理がポイントになりそうだ。