【第19節vs鳥取プレビュー】ホームでみせよ不屈の魂
- 2020/10/02
- 20:46
連敗から抜け出す次の1勝は自分たちの力でつかみ取るしかない。今度はホームゲームだ。サポーターの存在を励みにして走り抜いてほしい。大きな声援を送ることはできないけれど、スタジアムに足を運ぶみんなが苦境に立つチームに心を寄せている。ともに勝利を告げるホイッスルを聞きたい。
先取点の挙げたほうが有利な競技において、3試合連続の逆転負けはショッキングな出来事。だが、先に得点を奪えているのも実力にほかならない。
選手たちは「トライアングルをつくって複数のパスコースをつくる」「ボールを受けターンして前を向く」「ゴール方向を常に狙う」といった安達カターレにおける原則を思い返し、本来の攻撃的なパス回しを取り戻そうとトライしている。前節・相模原戦の前半、流れるようなコンビネーションからDF柳下大樹のクロスにFW平松宗がニアで合わせて決めた2点目を復調の兆しと捉えたい。セットプレーも得点源として威力を発揮している。鳥取と前回対戦して0-2で敗れた8月2日の第8節以降、無得点で終わった試合はない。
ただ、3試合で7失点と守りで粘り強さを欠き、攻撃と守備がかみ合ってこないのが悩ましい。失点を恐れてか相手の反撃に押し込まれ、パンチを出せない時間ができてしまっている。ボールを保持することで守備機会を少なくする、良い守備からボールを奪って攻撃につなげる、敵を自陣に引き込んでカウンターを浴びせる、といった攻と守の良いサイクルを生み出していきたい。
前節後に安達亮監督が守りの修正点に挙げたのは、攻守の切り替えと球際の部分。それに加えて、組織としての連動をチェックして今節に備えている。前節は5日前の前々節・岐阜戦とほぼ同じスタメンで臨み、「変えない」ことで変化を求めた。さらなるカンフルを求めるのか否か。采配に注目したい。
対する鳥取も3連敗中だ。このゲームにかける意気込みは相当なものがあるだろう。
今季はずっと3位をキープし、首位の秋田と2位の熊本を追う一番手とみられていた。しかし、第16節で秋田に0-4と大敗して3日後の相模原戦は0-1、前節は終了直前に1点を返したものの1-2で今治に屈して6位まで後退してしまった。
ゴールに迫るシーンはつくれており、ゲーム内容はそれほど悪くはない。しかし、カターレとは逆に相手に先取点を奪われており、それを取り返すだけの得点力、決定力を発揮できていない。連敗脱出への理想的なシナリオは、先にゴールを挙げて主導権を握る、あるいは前回のカターレ戦のように0-0のまま終盤勝負に持ち込むというものだろう。
フォーメーションは[3-4-2-1]。右と左のウイングバック、カターレ戦のダメ押し点がプロ初ゴールだった新人の安藤一哉と魚里直哉が攻撃の突破口となっている。MF三沢直人やMF可児壮隆が中盤の組み立てを担う。FW坂井大将がチーム最多の6得点。ワントップに入る四日市中央工高卒のルーキーFW田口裕也もゴールを狙う貪欲さが光り、すでに3得点を挙げている。
過密日程ゆえに両チームとも1週間余りで予期せぬ3敗を喫し、大きなダメージを負った。だが、挽回のチャンスは残されている。倒されても立ち上がる不屈の精神をみせられるか。昇格を争う他のライバルに両チームの健在ぶりを示すような熱戦を期待している。
先取点の挙げたほうが有利な競技において、3試合連続の逆転負けはショッキングな出来事。だが、先に得点を奪えているのも実力にほかならない。
選手たちは「トライアングルをつくって複数のパスコースをつくる」「ボールを受けターンして前を向く」「ゴール方向を常に狙う」といった安達カターレにおける原則を思い返し、本来の攻撃的なパス回しを取り戻そうとトライしている。前節・相模原戦の前半、流れるようなコンビネーションからDF柳下大樹のクロスにFW平松宗がニアで合わせて決めた2点目を復調の兆しと捉えたい。セットプレーも得点源として威力を発揮している。鳥取と前回対戦して0-2で敗れた8月2日の第8節以降、無得点で終わった試合はない。
ただ、3試合で7失点と守りで粘り強さを欠き、攻撃と守備がかみ合ってこないのが悩ましい。失点を恐れてか相手の反撃に押し込まれ、パンチを出せない時間ができてしまっている。ボールを保持することで守備機会を少なくする、良い守備からボールを奪って攻撃につなげる、敵を自陣に引き込んでカウンターを浴びせる、といった攻と守の良いサイクルを生み出していきたい。
前節後に安達亮監督が守りの修正点に挙げたのは、攻守の切り替えと球際の部分。それに加えて、組織としての連動をチェックして今節に備えている。前節は5日前の前々節・岐阜戦とほぼ同じスタメンで臨み、「変えない」ことで変化を求めた。さらなるカンフルを求めるのか否か。采配に注目したい。
対する鳥取も3連敗中だ。このゲームにかける意気込みは相当なものがあるだろう。
今季はずっと3位をキープし、首位の秋田と2位の熊本を追う一番手とみられていた。しかし、第16節で秋田に0-4と大敗して3日後の相模原戦は0-1、前節は終了直前に1点を返したものの1-2で今治に屈して6位まで後退してしまった。
ゴールに迫るシーンはつくれており、ゲーム内容はそれほど悪くはない。しかし、カターレとは逆に相手に先取点を奪われており、それを取り返すだけの得点力、決定力を発揮できていない。連敗脱出への理想的なシナリオは、先にゴールを挙げて主導権を握る、あるいは前回のカターレ戦のように0-0のまま終盤勝負に持ち込むというものだろう。
フォーメーションは[3-4-2-1]。右と左のウイングバック、カターレ戦のダメ押し点がプロ初ゴールだった新人の安藤一哉と魚里直哉が攻撃の突破口となっている。MF三沢直人やMF可児壮隆が中盤の組み立てを担う。FW坂井大将がチーム最多の6得点。ワントップに入る四日市中央工高卒のルーキーFW田口裕也もゴールを狙う貪欲さが光り、すでに3得点を挙げている。
過密日程ゆえに両チームとも1週間余りで予期せぬ3敗を喫し、大きなダメージを負った。だが、挽回のチャンスは残されている。倒されても立ち上がる不屈の精神をみせられるか。昇格を争う他のライバルに両チームの健在ぶりを示すような熱戦を期待している。
- 関連記事