第18節 相模原×富山 マッチレポート■完治に遠く。またも逆転負け
- 2020/09/28
- 10:42
【第18節 相模原3―2富山 ▽得点者:前半17分・花井(富)、同19分・ミルトン(相)、同22分・平松(富)、後半30分・ホムロ(相)、同34分・星(相)】
※ハイライト映像(J公式サイト)
残り15分から2失点して逆転負けで3連敗。3試合続けて先取点を挙げながらも後半30分を過ぎて決勝点を許してしまっている。ただ、この日は一度追い付かれても2点目を奪って勝ち越し、手を緩めずに3点目をうかがう時間帯があった。ひっくり返されたが最後まで同点ゴールを目指して終了間際に決定機をつくっている。前節と同様に復調の兆しはあったが、トンネルを抜け出せなかった。苦しい状況だ。
最後に決め切れなかったMF池髙暢希は終了の笛でうずくまり、こぶしで何度もピッチを叩いた。選手一人ひとりの悔しさと反骨心が再起へのエネルギーにきっとなる。
カターレはパス交換でリズムをつくりながら手数をかけて崩しにかかる。トライアングルをつくり、常に前方向を意識することなど、チームの原則を改めて選手で確認し合って臨んだという。相手のプレッシャーを恐れずにパスをつなごうとし、積極的に前へボールを運んでいこうとする姿勢にこの試合にかける気持ちが表れていた。
一方の相模原は前回敗れた雪辱を果たすべく、三浦文丈監督が考え抜いて[3-5-2]のフォーメーションを今季初めて採用。粘り強くカターレのパス回しに対応しながら、奪ったボールをシンプルにFWに当てて縦に素早く攻める。開始15分でゲームの構図が固まった。
先制点はカターレに挙がる。17分にこの日1本目の左CKでショートコーナーを選び、キッカーのMF花井聖がリターンパスから放ったシュート性のクロスがそのままゴール右上に決まった。
両チームともセットプレーの攻防が勝負のカギになるとみていたようだ。ポジショニングのつば競り合いが激しく、相模原のベンチから審判への注文の声が響いていた。得点後もGKビクトルが大声で異議を唱えて騒然とする中で次のプレーが始まると、直後の19分に今度は相模原がロングスローから同点に追い付いた。
MF才藤龍二の右からのスローに身長194㎝のDF梅井大輝が競り掛けるとGK岡一生がキャッチし切れず、こぼれ球をMFミルトンが蹴り込んだ。才藤のロングスローはカターレ時代よりも飛距離が出ているようだ。この日は繰り返し投げ込んで古巣チームに脅威を与え続けた。
これを機にゲームは激しい攻め合いの様相に。カターレが22分、右サイドのパス交換からDF柳下大樹が抜けてワンタッチで強いクロスを送り、FW平松宗がニアで鮮やかに合わせて勝ち越す。そこで一服せず3点目を狙って攻めたが、一方で守りが甘く相模原にシュートが枠内に飛んでいれば決まっていたであろう得点チャンスを何度かつくられ、危うさをはらみながら前半を終えた。
後半は立ち上がりから相模原が押し込む。後半12分、けがから復帰して第10節以来の出場となるMF宮城天を投入。彼のドリブル突破などで挽回を試みるが流れは変えられず、同30分に同点ゴールを許した。
相模原は自陣右のFKから逆サイドでこぼれ球を拾ったMF星広太が味方選手をスクリーンに使いながら一気にスピードを上げて縦に仕掛ける。DFラインとGKのあいだに強く蹴り込んだグラウンダーのクロスにFWホムロが合わせた。
星は同34分、CKの三次攻撃で味方の放ったシュートのこぼれ球にいち早く反応して決勝点を挙げ、逆転勝ちの立役者になった。
カターレは4分間のアディショナルタイムの最後に見せ場をつくり、パスをつないで押し込み右からのクロスに宮城が頭で合わせる。GKの弾いたボールが池髙の前にこぼれて押し込もうとしたがゴールイン寸前で相手DFに阻まれた。
※ハイライト映像(J公式サイト)
残り15分から2失点して逆転負けで3連敗。3試合続けて先取点を挙げながらも後半30分を過ぎて決勝点を許してしまっている。ただ、この日は一度追い付かれても2点目を奪って勝ち越し、手を緩めずに3点目をうかがう時間帯があった。ひっくり返されたが最後まで同点ゴールを目指して終了間際に決定機をつくっている。前節と同様に復調の兆しはあったが、トンネルを抜け出せなかった。苦しい状況だ。
最後に決め切れなかったMF池髙暢希は終了の笛でうずくまり、こぶしで何度もピッチを叩いた。選手一人ひとりの悔しさと反骨心が再起へのエネルギーにきっとなる。
カターレはパス交換でリズムをつくりながら手数をかけて崩しにかかる。トライアングルをつくり、常に前方向を意識することなど、チームの原則を改めて選手で確認し合って臨んだという。相手のプレッシャーを恐れずにパスをつなごうとし、積極的に前へボールを運んでいこうとする姿勢にこの試合にかける気持ちが表れていた。
一方の相模原は前回敗れた雪辱を果たすべく、三浦文丈監督が考え抜いて[3-5-2]のフォーメーションを今季初めて採用。粘り強くカターレのパス回しに対応しながら、奪ったボールをシンプルにFWに当てて縦に素早く攻める。開始15分でゲームの構図が固まった。
先制点はカターレに挙がる。17分にこの日1本目の左CKでショートコーナーを選び、キッカーのMF花井聖がリターンパスから放ったシュート性のクロスがそのままゴール右上に決まった。
両チームともセットプレーの攻防が勝負のカギになるとみていたようだ。ポジショニングのつば競り合いが激しく、相模原のベンチから審判への注文の声が響いていた。得点後もGKビクトルが大声で異議を唱えて騒然とする中で次のプレーが始まると、直後の19分に今度は相模原がロングスローから同点に追い付いた。
MF才藤龍二の右からのスローに身長194㎝のDF梅井大輝が競り掛けるとGK岡一生がキャッチし切れず、こぼれ球をMFミルトンが蹴り込んだ。才藤のロングスローはカターレ時代よりも飛距離が出ているようだ。この日は繰り返し投げ込んで古巣チームに脅威を与え続けた。
これを機にゲームは激しい攻め合いの様相に。カターレが22分、右サイドのパス交換からDF柳下大樹が抜けてワンタッチで強いクロスを送り、FW平松宗がニアで鮮やかに合わせて勝ち越す。そこで一服せず3点目を狙って攻めたが、一方で守りが甘く相模原にシュートが枠内に飛んでいれば決まっていたであろう得点チャンスを何度かつくられ、危うさをはらみながら前半を終えた。
後半は立ち上がりから相模原が押し込む。後半12分、けがから復帰して第10節以来の出場となるMF宮城天を投入。彼のドリブル突破などで挽回を試みるが流れは変えられず、同30分に同点ゴールを許した。
相模原は自陣右のFKから逆サイドでこぼれ球を拾ったMF星広太が味方選手をスクリーンに使いながら一気にスピードを上げて縦に仕掛ける。DFラインとGKのあいだに強く蹴り込んだグラウンダーのクロスにFWホムロが合わせた。
星は同34分、CKの三次攻撃で味方の放ったシュートのこぼれ球にいち早く反応して決勝点を挙げ、逆転勝ちの立役者になった。
カターレは4分間のアディショナルタイムの最後に見せ場をつくり、パスをつないで押し込み右からのクロスに宮城が頭で合わせる。GKの弾いたボールが池髙の前にこぼれて押し込もうとしたがゴールイン寸前で相手DFに阻まれた。
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