【第17節vs岐阜プレビュー】6年ぶりの隣県対決。奮起なるか
- 2020/09/21
- 18:29
今季の折り返し地点で昨季までJ2で戦ってきた岐阜をホームに迎える。J2在籍時の2014年の9月6日(第30節/0△0)以来6年ぶりの隣県対決だ。過去の対戦成績はカターレの5勝4分4敗・16得点16失点とほぼ互角。
ともに他チームより1試合消化が少ない状況で岐阜が7位、カターレが8位でその差は勝点1。3位以下の混戦で生き残るためにも勝点3を加算して追い抜いておきたい。
岐阜はJ2の昨季、7勝9分26敗で最下位の22位となり降格した。今季は00-01年に清水を指揮したセルビア出身のゼムノビッチ・ズドラブコ監督を招へい。14年のJ3創設から16年の大分しか成し遂げていない1年でのJ2復帰を目指している。
※岐阜は9月21日、ゼムノビッチ監督が休養して同日のトレーニングから仲田建二ヘッドコーチが指揮を執ると発表した(同クラブ公式サイト)。
選手個々の能力、実績はリーグ屈指と言える陣容を整えている。元日本代表の38歳FW前田遼一、鹿島や松本でもプレーしたJリーグ通算83得点の34歳FW高崎寛之、柏や神戸で活躍したサイドバックの34歳DF橋本和らベテランの存在が頼もしい。
現時点で7勝4分4敗(24得点17失点)は、カターレの7勝3分5敗(26得点17失点)とほぼ同水準。ただ、第2節で鳥取、第5節で熊本を下しており、潜在能力はかなり高いとみられる。
前節・長野戦の戦いぶりから推察するに、現状では堅守速攻型のチームのようだ。[4-1-4-1]が基本フォーメーションで、守備時はやや低めにブロックを形成して組織立った守りを展開していた。その長野戦では前半は両チーム合わせてシュート1本の我慢比べを演じ、後半も拮抗したゲーム内容だったが、後半33分にPKから先制点を許したのが響き0-2で敗れている。
高崎をワントップに据えており、チャンスを得点に結び付ける決定力は高い。カターレのほうがボールを持つ時間が長くなる可能性はあるが、攻め切れなければかなりの確率でゴールを脅かされることになるだろう。
特徴的なのは背番号10を担うMF川西翔太のプレー。前線から中盤まで広いエリアを自由に動き回りながらボールに関与して攻撃にリズムを生み出している。カターレにおけるMF花井聖のような存在だ。川西に決定的な仕事をさせないようにカターレがどう対処するか注目したい。
カターレは前節のC大阪U-23戦が痛恨の敗北だった。安達亮監督は試合後に「自滅したような試合」と評したが、「攻撃でも、守備でも自分たちが本来できることができなかった。早い時間に先制して追加点のチャンスもあったとはいえ、慎重になり過ぎていたのかパスミスが多かった」と振り返っている。
今季初めて連勝した讃岐戦とG大阪U-23戦も、カターレらしいテンポの良いパスワークはあまり見られなかった。続くC大阪U-23戦でも修正できなかったことを指揮官は重く受け止めており、「まずは結果を求めたが、現状を見つめ直さなければいけない。ゲーム内容を良くしていけるように、チームと選手の力を伸ばしていけるように改めて取り組まなければいけない」と考えている。
前節の負けで3連勝を逃し、二歩進んで一歩退いたかたち。首位・秋田、2位・熊本の背中がまた遠ざかった。昇格争いの有力なライバルとの直接対決でもある今節は今季最初の正念場といえるかもしれない。ここでどんなパフォーマンスを発揮できるのか。真価が問われる一戦になる。
ともに他チームより1試合消化が少ない状況で岐阜が7位、カターレが8位でその差は勝点1。3位以下の混戦で生き残るためにも勝点3を加算して追い抜いておきたい。
岐阜はJ2の昨季、7勝9分26敗で最下位の22位となり降格した。今季は00-01年に清水を指揮したセルビア出身のゼムノビッチ・ズドラブコ監督を招へい。14年のJ3創設から16年の大分しか成し遂げていない1年でのJ2復帰を目指している。
※岐阜は9月21日、ゼムノビッチ監督が休養して同日のトレーニングから仲田建二ヘッドコーチが指揮を執ると発表した(同クラブ公式サイト)。
選手個々の能力、実績はリーグ屈指と言える陣容を整えている。元日本代表の38歳FW前田遼一、鹿島や松本でもプレーしたJリーグ通算83得点の34歳FW高崎寛之、柏や神戸で活躍したサイドバックの34歳DF橋本和らベテランの存在が頼もしい。
現時点で7勝4分4敗(24得点17失点)は、カターレの7勝3分5敗(26得点17失点)とほぼ同水準。ただ、第2節で鳥取、第5節で熊本を下しており、潜在能力はかなり高いとみられる。
前節・長野戦の戦いぶりから推察するに、現状では堅守速攻型のチームのようだ。[4-1-4-1]が基本フォーメーションで、守備時はやや低めにブロックを形成して組織立った守りを展開していた。その長野戦では前半は両チーム合わせてシュート1本の我慢比べを演じ、後半も拮抗したゲーム内容だったが、後半33分にPKから先制点を許したのが響き0-2で敗れている。
高崎をワントップに据えており、チャンスを得点に結び付ける決定力は高い。カターレのほうがボールを持つ時間が長くなる可能性はあるが、攻め切れなければかなりの確率でゴールを脅かされることになるだろう。
特徴的なのは背番号10を担うMF川西翔太のプレー。前線から中盤まで広いエリアを自由に動き回りながらボールに関与して攻撃にリズムを生み出している。カターレにおけるMF花井聖のような存在だ。川西に決定的な仕事をさせないようにカターレがどう対処するか注目したい。
カターレは前節のC大阪U-23戦が痛恨の敗北だった。安達亮監督は試合後に「自滅したような試合」と評したが、「攻撃でも、守備でも自分たちが本来できることができなかった。早い時間に先制して追加点のチャンスもあったとはいえ、慎重になり過ぎていたのかパスミスが多かった」と振り返っている。
今季初めて連勝した讃岐戦とG大阪U-23戦も、カターレらしいテンポの良いパスワークはあまり見られなかった。続くC大阪U-23戦でも修正できなかったことを指揮官は重く受け止めており、「まずは結果を求めたが、現状を見つめ直さなければいけない。ゲーム内容を良くしていけるように、チームと選手の力を伸ばしていけるように改めて取り組まなければいけない」と考えている。
前節の負けで3連勝を逃し、二歩進んで一歩退いたかたち。首位・秋田、2位・熊本の背中がまた遠ざかった。昇格争いの有力なライバルとの直接対決でもある今節は今季最初の正念場といえるかもしれない。ここでどんなパフォーマンスを発揮できるのか。真価が問われる一戦になる。
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